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モチベーションの低下が忙しさに起因するのってなんで?


「忙しい」は自分が作り上げた末路でしかない

そもそも「忙しいから」を理由に仕事ができないというのは、大人としてどうか?と私は思います。

会社によってはパワハラとかあって、どうしても断れないような仕事の山に追われることはあるのかもしれませんが、これはレアケースだと思います。

大体の場合、その仕事を引き受けたのは自分ですし、いろいろなことに手を出す選択をしたのは自分です。
自分のキャパシティは自分でわかっているはずです。

自分で選んだものは、全て自分の責任です。
達成するものを自分に課したのですから、何をもってしても完結させなければいけません。

ですが、我々は人間です。誰しもそれぞれの能力や活動量の限界はあります。
それは個人差があるもので、それは誰からも強制されるものではありません。

「今の自分には無理だ」と思ったものに対して、『ごめんなさい、今の私ではできません』と、ちゃんと理由をもって言えるのであれば、誰も怒ったりけなしたりすることはありません。
そこには理由、つまりロジックがあるのです。
その摂理は環境や他人が変えられるものではありません。
逆に無理して受け取って勝手に潰れられる方が、会社にとって迷惑です。

いける!と思ったけど、やっぱり無理だった!
ということもあるでしょう。

それも、正直仕方がないことです。
あなたが関わっているプロジェクトなりサービスなりの特性によって、工数見積もりの基準や求められるスキル感は異なります。
それは状況によっても刻一刻と変わるものです。

ですが、無理だったならちゃんとそれを周りに伝えなければなりません。
そこには理由があるはずです。
理由があるからには原因があります。
その原因を解明し、解決することで、次のステップへ踏み出すことができます。

思ってたよりできないことなんて、世の中いっぱいあります。
一人で抱えこんで潰れたり、他に責任転嫁されると、「じゃあ最初っからやるなよ」と元も子もないことを言われてしまいます。
でもこの状況を作り出したのは本人です。周りは何も悪くありません。

理由をきちんと話して原因を解明できるのであれば、周りはそんなにあなたを責めることはありません。

無駄なプライドは捨てろ

なぜ「できない」「できなかった」ということができないのか。
それはプライドが高すぎるからです。

自分を追い込んでも、体調も崩さず周りに迷惑をかけず、それで達成できるのであれば別に構いません。

私の今の悩みは、この「プライドが邪魔をする」という感情が理解できないことです。

  • 全く努力をせずに「できない」と言っているわけではなく、自分と自分を取り巻く現状を見定めたうえでの事実を述べれば良いだけなのでは?

  • 「できなかった」ことは事実で、それをどう改善するかを考えて行動すればいいだけなのでは?

こういう風に考えてしまいます。冷たい言い方なのは分かっていますが…

ですが、結局その事実を伝えることを怠ったり他責にしたりすることで、どんどん自分の信用を自分で落としてしまうことになります。
周りに迷惑をかけていることになりますし、他責にされた側はとても嫌な気持ちになります。

事実に対して批判をされたら、それは批判している人がお門違いな発言をしているだけです。
事実に文句を言ったって、なにも前には進みません。

できない・できなかったことに対して、「いや、自分がちゃんとやれてなくて…」という人がたまにいますが、これはただの根性論で済まそうとしているだけです。
事実を分析する思考を怠っているだけです。
自分自身に説明能力がないと、周りに堂々と見せつけてしまっているだけです。
こんなのほぼ無責任と同義です。

がんばるのは大事

努力することは素晴らしいことです。
努力をしなければ何事も達成には届きません。

達成のためには目標があります。
その目標に向かって正しい努力ができているかが大事です。
過程によって人は成長します。

できない理由には、その過程に問題があることもあります。
プロセスが間違っているということは、必ずそこには課題と原因と施策が考えられます。

PDCAを回し続けていれば、できないことはできることへ必ず変わります。
自分自身で課題から施策までできれば、それは理想ですが、大抵仕事で一人でできることなんて限られています。
仕事は、先輩や上司や、周りの手を借りながら進めていくものです。
人間一人が実現できるもののレベルなんて、たかが知れています。
仕事をこなすうえで、最短のルートをとるには、ロジカルに努力をしなければなりません。

さいごに

勢いでこのような記事を書いてしまいましたが、読み返しながら割とこれは私の仕事のモットーに近いのかもしれないなーと思いました。
マネージャーの役割を持っている方はもしかしたら社員のこのような状態に悩んでいるという方も多いのではないかとも思います(自分の上司がそうだったんで)。

できる限り他人に迷惑は変えずに、自分自身のバリューは最大効率で発揮しつつ、会社に貢献できるような社会人になりたいものです。

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