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遺書No.503 人に優しく。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2005.11.19
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その昔。
携帯の文字入力に関しては、
JKにも負けない程の高速タイピングを誇り、
『浦和のタイプパンチャー』
との異名をとった男。


こんばんわ、みーくんです。


昔、彼女からもね、よく言われた事あります。

『みーくんていつも不満そうな顔してるよね』
『怖い』
『目付き悪い』


(*´・ω・。)…ショボン…



自覚はあるよ。

あれからだいぶ経つけどさ。
おそらく今も変わってない。

そんな俺に、思いも寄らぬ刺客が襲いかかりました。

舞台はJR総武線。

夕方の帰宅ラッシュ。
あの駅は上りのエスカレーターはあるけど、
下りはないんだよ。

若い俺にはどうでもいい事だ。
(*´―`) フッ・・・


普段ならね。

だが仕事で重い荷物抱えてる時は、
嫌な訳ですよ。
やっぱエスカレーターは必要なんですよ。


でね、

今日もいつものように電車を降りて、
階段へ向かう訳です。
そして最初の一段目を踏み出そうとした時、
誰かが俺の腕を掴んだ!

振り向くと、そこには一人の老婆が!!


・・・はて?

この人、誰だっけ?


普通にそう思った。
見覚えがない。
それもそのはず。

だって、知らない人だもん。


そして老婆はこう言った。


『この荷物持ってくれませんか?Ψ(`∀´)』


・・・いや、
お婆さんが、そんな悪魔のような顔をしたかどうかは定かではないが、疲れきった俺にとっては、
そんな事ゆーヤツは鬼鬼悪魔悪魔鬼悪魔鬼以外のナニモノでもなぃ訳ですよ。

正直、ビビったぜ。

彼女にさえ怖いと言われ、
免許証の写真を見た人なら警察じゃなくても
『コイツ何かやらかしてるんじゃ?』
と疑いたくなる程の無愛想な俺に向かって、
いきなりそんなお願いをしてくる人がいたなんてっ!!


だからね、
俺は当然の如く、


持ってやったぜ!!('A`)

見かけによらず、計算高い、小心者で、
心も優しいんですょ。…('∀`)


当たり前だろ?


胸に収まりきらない程の、
溢れ出る愛を持つ男と呼ばれた、
この俺を舐めるなょ?

てゆか、あの状況で断れるヤツがいたら、
会ってみたいぜ・・・。
そしてもし会ったら生き方とか存在とか、
そいつを真っ向から否定してやるぜ!!

おっと、まぁね、
そんなこんなで持ってあげた訳なんですょ。


もしかしたら大手企業の会長とかでさ、
この後、美味しいお寿司でも奢ってくれるかも~
なんて事を考えながらさ、


お婆さんがさ、
笑顔でありがとうって一言聞けたなら、
それで嬉しいじゃん?


で、階段を下りると、


当然といえば当然なんだけど

『ありがとうございました』の一言で、
去って行った訳よ。


・・・いいかい?
人なんか助けてもいい事なんかないぜ。


お礼の言葉じゃあ、お腹はいっぱいにならねえんだよ。('A`)


メシは食えねんだよ!('A`)


感謝は必ず『カタチ』にしましょうよっ!!


鬼畜?(*´―`) フッ 

何とでも言うがよい。
世の中は金だよ、金。

まあ、あれだけ人がいた中で
『何考えてるか読めない人オブ・ザ・イヤー』に4年連続で輝く俺(俺調べ)を選んだ勇気は、
褒めてやるぜ。



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2021.11.21
毎日遺書を書き始めた当時503日目の投稿内容。
当時は毎週末なビラ配りとかでクソ重いキャリー引いてたんだよね、懐かしい。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。