遺書No.503 人に優しく。
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2005.11.19
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その昔。
携帯の文字入力に関しては、
JKにも負けない程の高速タイピングを誇り、
『浦和のタイプパンチャー』
との異名をとった男。
こんばんわ、みーくんです。
昔、彼女からもね、よく言われた事あります。
『みーくんていつも不満そうな顔してるよね』
『怖い』
『目付き悪い』
(*´・ω・。)…ショボン…
自覚はあるよ。
あれからだいぶ経つけどさ。
おそらく今も変わってない。
そんな俺に、思いも寄らぬ刺客が襲いかかりました。
舞台はJR総武線。
夕方の帰宅ラッシュ。
あの駅は上りのエスカレーターはあるけど、
下りはないんだよ。
若い俺にはどうでもいい事だ。
(*´―`) フッ・・・
普段ならね。
だが仕事で重い荷物抱えてる時は、
嫌な訳ですよ。
やっぱエスカレーターは必要なんですよ。
でね、
今日もいつものように電車を降りて、
階段へ向かう訳です。
そして最初の一段目を踏み出そうとした時、
誰かが俺の腕を掴んだ!
振り向くと、そこには一人の老婆が!!
・・・はて?
この人、誰だっけ?
普通にそう思った。
見覚えがない。
それもそのはず。
だって、知らない人だもん。
そして老婆はこう言った。
『この荷物持ってくれませんか?Ψ(`∀´)』
・・・いや、
お婆さんが、そんな悪魔のような顔をしたかどうかは定かではないが、疲れきった俺にとっては、
そんな事ゆーヤツは鬼鬼悪魔悪魔鬼悪魔鬼以外のナニモノでもなぃ訳ですよ。
正直、ビビったぜ。
彼女にさえ怖いと言われ、
免許証の写真を見た人なら警察じゃなくても
『コイツ何かやらかしてるんじゃ?』
と疑いたくなる程の無愛想な俺に向かって、
いきなりそんなお願いをしてくる人がいたなんてっ!!
だからね、
俺は当然の如く、
持ってやったぜ!!('A`)
見かけによらず、計算高い、小心者で、
心も優しいんですょ。…('∀`)
当たり前だろ?
胸に収まりきらない程の、
溢れ出る愛を持つ男と呼ばれた、
この俺を舐めるなょ?
てゆか、あの状況で断れるヤツがいたら、
会ってみたいぜ・・・。
そしてもし会ったら生き方とか存在とか、
そいつを真っ向から否定してやるぜ!!
おっと、まぁね、
そんなこんなで持ってあげた訳なんですょ。
もしかしたら大手企業の会長とかでさ、
この後、美味しいお寿司でも奢ってくれるかも~
なんて事を考えながらさ、
お婆さんがさ、
笑顔でありがとうって一言聞けたなら、
それで嬉しいじゃん?
で、階段を下りると、
当然といえば当然なんだけど
『ありがとうございました』の一言で、
去って行った訳よ。
・・・いいかい?
人なんか助けてもいい事なんかないぜ。
お礼の言葉じゃあ、お腹はいっぱいにならねえんだよ。('A`)
メシは食えねんだよ!('A`)
感謝は必ず『カタチ』にしましょうよっ!!
鬼畜?(*´―`) フッ
何とでも言うがよい。
世の中は金だよ、金。
まあ、あれだけ人がいた中で
『何考えてるか読めない人オブ・ザ・イヤー』に4年連続で輝く俺(俺調べ)を選んだ勇気は、
褒めてやるぜ。
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。