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娘が結婚するという。

娘が、結婚する、という。

5歳の娘とお風呂に入っていたら、
突然の報告があった。


かな「ねー、パパ?」

パパ「うん?」

かな「かなちゃんねー」

パパ「うん」

かな「えへへっ」

パパ「なによなによ、どーしたのよw」


かな「んーとねー、結婚する!」


パパ「what?」



うん、まだ幼児ですからね、
さすがに動揺したりはせんけども、
結婚という表現が初めてだったので、
少しワクワクして続きを促した。


パパ「ほ、ほぅ…?誰と結婚するの?」


とりあえず、ジャブ的に聞いてみた。

まぁ、アレだよね、
もしかしたらさ、あの伝説の台詞、
「パパと結婚する!」的なヤツを聞く時が来た可能性もゼロではないし…

そして、娘は答えた。


かな「えっとね、落合くん(仮名)!」


パパ「えっ、落合くん(仮名)⁉︎」


これまでも、誰とよく遊ぶのーとか、
仲良いのーとか、誰が好きなのーとか、
聞いたり話したことはあったけど、
一度も聞いた事がない名前だった事もあって、
普通に驚いた風なリアルなリアクションになってしまったではないか。


パパ「へぇー・・そうなんだ(落合くんてどんな子だ?w)」


かな「そう、落合くん(仮名)はねー、ちょっとらんぼーっぽ…つよそーなとこあるけど、、」


パパ「うん。つよそーなんだ?(いま…乱暴っていいかけたよな?w)」


かな「おもしろくてね、カッコいいのw」


パパ「おー。おもしろくてカッコいいのか、魅力的だね!」


終始ニコニコしながら話を聞いてたら、
続けて話してくる。


かな「うん、それでね、ちょっとだけおっちょこちょいなの!」


パパ「うん、カッコいいのに少しおっちょこちょいか!それはツボを射るよね!!」


5歳に使う語彙ではない。
しかし、今までしょっちゅう名前の出てきてた、
仲良く遊んであの子じゃなくなったのか…


パパ「最近、落合くん(仮名)とよく一緒に遊ぶのん?」


かな「それでね!かなちゃんね、言ったんだよ!」


おっと、会話を無視して話し出したぞ…
これテンションあがってるな。
意外とホントの好きっぽい?


パパ「なになに?なんて言ったの?え!?マジ!?」


かな「んーw」


文字で見たらマジで年頃の女の子やん!
とか思いながら聞いてると…


パパ「えー!マジで!?好きって言ったの!?落合くん(仮名)は何か言ってた?」


かな「なんか、こうやってね(「五郎丸ポーズ」みたいに人差し指を立てて手を組んでくねくねしながら)、なんか照れてたw」


なんか、思ったよりもちゃんとした告白ぽいww


最後の辺りは体を拭きながらだったんだけど、
お風呂から出たらハニーが直ぐそばにいたので、
ハニーにも聞かせたいなと思って声を掛けた。


パパ「かなちゃんがね、結婚するって言ってた!」


ママ「えー?かなちゃん結婚するの?誰と?」


ハニーがかなちゃんに聞くと、
一瞬の意味深な表情の後に、
神妙な面持ちで、答えた…。


かな「んー、パパとだよ。」


・・え?
おや?なんだこれは?w

隠したのか?w
どういう?よく分かんないww


もしかしてパパにだけ話してくれた、
内緒話的なのだったのかな??と思って、
何となく流した方がいいかなと合わせて?みた。


パパ「おーw 細かいことは2人の内緒よな!」


かな「…(こくり)」


無言かつ無表情でうなづく娘w


えー、これ子ども心のやつ?
それとも乙女心のやつ?www

結構、小さな子がその場のノリでいう、
「これ一番好き!」とかいうのじゃなくて、
意外とちゃんと好きなやつか!?

へえ、、


てゆか、落合くん(仮名)て誰だよ。

今まで話に出てきたことない名前だったので、
シンプルに誰か分からんかったのも面白かったw

何となく女の子っぽさを感じた、
今日の会話でした。

おしまい。

過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。