見出し画像

遺書No.729 秘密基地。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

----------------------------------------
2006.7.6
----------------------------------------

雨降って地固まる。

あまりそれを実感した事はなぃんよね。
てゆか連日、雨降りすぎちゃいます?
地方固まるとかある?
こんなんじゃ地盤緩んで大惨事でしょうよ!




こんばんわ、みーくんです。




今日コンビニに寄った時の話ですが、
何やら店内にいた子供がですね、
「かめはめはー」だの「ラセンガン」だの、
必殺技の名を叫びながら暴れまわっていた。

正直うるせぇな~とか思ってたんですけど、
品出しを行ってた店員のお兄さんが、
素晴らしく良い声で、




(´Д`)<
「いらっしゃいませこんばんわー。
店内での必殺技のご使用はお控え下さいませー。」



とか言ってて。

そしたら、お子様も即座に、
そして素直に使用を止めるじゃん。

おぉ!この店員さんやるッ!!!
俺は思ったね。

んで、パックジュースの棚を引き出して、
商品入れ替えしてるお兄さんに近づく、
さっきの子供達。



( ゚д゚)「なにしてんのー?」


( ´ー`)「秘密基地の商品を表に出してます。」


( ゚д゚)「あー、ここ、動くんだー。
   すっげー。秘密じゃん秘密ー。」


( ´ー`)「ええ、秘密の機能です。」

(子供が棚を引っ張っているが、動かない。
棚の両端を抑えれば開くらしいが、子供気付かない。)


( ゚д゚)「開かないじゃーん。なんでー?」


( ´ー`)「秘密だからです。」


( ゚д゚)「えー最悪ー。」


( ´ー`)「お客様がローソンに入団していただけば、
お教えいたしますよ。」


( ゚д゚)「けちー。」

(ここでお母さん登場。子供連行。)


( ´ー`)「ありがとうございました、またおこしくださいませー。」




・・・お茶買いに行っただけなのに、
やたら和んだ。

接客側がこれくらいのオペレーションレベルを保ってると、こっちも見ていて気分が良いよね♪

あのお兄さん、子どもの相手まで上手くて、
マジで尊敬レベルだった。

日頃から子どもの相手が苦手な俺には(その癖にわりと好かれるのが不思議でもあるが)、かなり憧れるよね。

いつか自分にも子どもが出来るかも知れないし、その時はこんな対応が出来るよななりたいもんだぜ。


----------------------------------------
2022.7.19
毎日遺書を書き始めた当時729日目の投稿内容。
当時と違って人の子の親になった今でも尚、この店員さんのよな素敵な対応が出来ません!!
悲報でしかないよね…。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。