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生産性を上げる3つのS

仕事が出来る・出来ないを測る指標として『生産性』というものがある。
もちろん、仕事といっても様々なものがあり、生産性より他の要素が大切な業種もあるだろう。

だが、多くの人にとって生産性を上げることは課題であり、生産性が上がればもっと楽に仕事が進められると感じていると思っている。この生産性とは何なのか?どのようなポイントを意識して向上させれば良いのか?

その点について書いてみたいと思う。

まず生産性とは何かという部分であるが、抽象的な書き方をすると『インプットに対するアウトプットの比率』だと言えるだろう。インプットとは何かしらのリソースであり、それは時間かもしれないし、お金かもしれない。多くの仕事というのは、何かしらのリソースを投入することでアウトプットを創出することであるため、いかに少ないリソースで多くのアウトプットを出すのかはビジネス上、重要な観点である。式で表すとこんな感じだ。

生産性 = アウトプット量 ÷ インプット量

この数式で導かれる生産性の数字が大きければ大きいほど生産性が高いと言える。

ただ、この数式を覚えたところで生産性は上がらない。右辺の各要素に影響を与える何かしらの施策を実施する必要がある。その施策として生産管理に関する書籍やビジネス書などでよく紹介されるフレームワークに『3S』というのがある。

3Sというのは、次の3つの単語の頭文字で、それらを行うことで生産性を上げることが出来るというものだ。

・Simplification:単純化
・Standardization:標準化
・Specialization:専門化

単純化というのは、商品の種類を絞ったり、作業の手順を簡略化したりすることである。標準化は、マニュアルを作成して誰でも同じように出来るようにしたりすることである。専門化は事業領域を絞ったり、各人のタスクを専門化させるようなことだ。

この観点で仕事を合理化していけば、生産性が上がるという基本のポイントであるため、これ以外にもケース毎に考えるべきことは出てくるだろうが、基本原則として活用すると良いだろう。

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