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登山初心者 霧ヶ峰高原で途中リタイヤ①

12月も終わりにさしかかった頃、私はまた山にいた。
初心者に冬山は無理だろうと、前回の11月初旬の御岳山を今年最後の登山と思っていたけど(今年最後とかっこつけてみたけど、言い換えたら人生2回目の登山!笑)、どうしてもどうしても行きたい場所があったのだ。

それは長野県にある霧ヶ峰高原。
noteをはじめてしばらくした頃、ある投稿に綴られていた生き方にとても共感し、すぐにフォローさせてもらった方がいる。
その方の経験や言葉にとても励まされていたのだけど、初めての八ケ岳登山投稿に「霧ヶ峰もおすすめですよ」とコメントを残してくださったのだ。

その時からずっと気になっていた場所。ただ、もう12月後半だし雪もすごそうだし春まで待つしかないなと思っていた。
でもどうしても気になる。だから行ってみるしかない。

ということで、思い立っていきなりの霧ケ峰高原へ!
登山歴3回目のペーペーが冬に行く場所ではない、とはわかっていた。
けれど、準備をして登山届を出して、朝5時に東京を出発した。

今年は稀に見る暖冬です!
なんてのはきっと地球規模の出来事なんだろうけど、それを真に受けて長野県へ向かった私は、霧ヶ峰高原に近づくにつれて自分の浅はかな行動を悔いた。
道中から続く雪道。天気はすこぶる良いけれど、雪の白さはどんどん増していく…ただ、目的地に向かうまでの景色はとても壮大で、引き寄せられるようにぐんぐんと霧ヶ峰高原を目指した。

目的地までの道中、たくさんのカメラマンとすれ違った

朝8:30、車山肩駐車場へ到着。
空気が下界と全く違う!キンとした張りのある冷たい空気が肺に入ってきて、身体中を一気に冷やす。

駐車場には何台か車があったけど、人っこひとりいない静寂の空間

これは…やばいかもしれない。覚悟ができてないかもしれない。
ただ、笑えるほど美しい青空に背中を押されて、私はそそくさと準備を始めて山歩きモードに切り替えた。

はじめての八ヶ岳登山でも書いたが、私の登山用品はかっこいいブランドものがひとつもなく、ユニクロやらワークマンといったこれまでの仕事柄ロケや撮影現場で使っていた備品をフル活用している。

なので、いつものように極寒ロケで着るような服装に身を包み、帽子とサングラスで武装していざ出発!

建物も階段も木々も全てが凍ってる!

当初の登山計画は
車山肩バス停〜霧ヶ峰(車山)〜蝶々深山〜物見石〜諏訪神社をめぐる約10kmの行程。
アップダウンが激しくない快適に歩けるコースを選んだ。
「当初の」と書いた通り、そしてタイトルにある通り、この行程を計画通りに進むことはできなかった。

私は冬の山をなめていた。準備不足&装備不足を後悔した。
自戒と猛省をもって、これから私のトラブルだらけの霧ケ峰歩き日記を綴ります。

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