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ユーザーについて理解する|Who are my users?

UXの分野では、「ユーザー」が第一に考えられます。 UX デザイナーとしての目標は、あらゆる意思決定の中心にユーザーを置き続けることであり、そのためにはユーザーのことを知る必要があります。

プロジェクトの開始時に行う初期 UXリサーチのほとんどは、ユーザーの特性、目標、問題点を知ることに焦点を当てます。 ユーザーを理解することで、役立つ、または使いやすい体験をデザインできるようになります。

ユーザーを理解する際の重要な課題の 1 つは、ユーザーを狭い視野で捉えたり、ユーザーが何を必要としているのかを固定観念に基づいて推測したりしないようにすることです。 互いに異なるように見えるユーザーも、実際には共通の欲求やニーズを持っている可能性があります。

できるだけ多くのユーザーにリーチするには、ユーザーリサーチアプローチとして次のような質問について考えることが大事です。

  • ユーザーには、一時的、状況的、永続的な、考慮すべき障害があるか

  • ユーザーはテクノロジーにどの程度慣れているか

  • ユーザーはプロダクトまたはサービスにどのようにアクセスするか

  • ユーザーはいつ、どこでプロダクトまたはサービスにアクセスするか

  • 潜在的なユーザーをすべて考慮したか

ユーザー調査の目標は、リサーチ参加者として可能な限り幅広いユーザーを含むことです。 収入、年齢、性別、民族、 学歴、地理的な位置などを考慮する必要があります。

ユーザーには考慮すべき障害があるか?

世界人口 78 億人のうち、10 億人以上が障害を持っているとと言われています。 アクセシビリティという用語は、障害のある人のための製品、デバイス、サービス、または環境のデザインを指します。 UX デザイナーとして、機能や新製品を設計する際には、障害のあるユーザーを念頭に置くことが重要です。 アクセシビリティを考慮したデザインは、できるだけ多くのユーザーにプロダクトを届ける方法です。

ユーザーはテクノロジーにどの程度慣れているか?

UXは既存のユーザーの体験だけではなく、これからユーザーになろうとしている層のニーズにも注意を払うことが大事です。 世界中のあらゆる年齢層の約 10 億人が初めてネットにアクセスします。

この新たな潜在ユーザー層に向けてデザインする場合、彼らのデジタル リテラシーのレベルを考えることは非常に重要です。 デジタルリテラシーが限られている人は、オンライン経験が豊富な人にとって当たり前の特定のデザインパターン、CTA、アイコンなどを理解できない可能性があります。 たとえば、タッチスクリーンの「スワイプ」が何を意味するのかを知らないかもしれません。そもそもタッチスクリーンが何なのかさえ知らないかもしれません。

ユーザーはプロダクトまたはサービスにどのようにアクセスしているか?

デバイス、インターネットサービスなどさまざまな理由で、すべてのユーザーが同じようにプロダクトやサービスにアクセスできるわけではないということに留意しておくことは非常に重要です。UX デザイナーは、オフライン 体験も考慮に入れる必要があります。

ユーザーに充実したオフライン体験を提供する方法については、web.dev の記事「オフライン UX デザイン ガイドライン」を参照してください。

ユーザーはどこからプロダクトまたはサービスにアクセスしているか?

場合によっては、世界中のさまざまな場所の人々が使用することを目的としたプロダクトやサービスをデザインすることがあります。その場合、現地の言語や文化的規範など、追加の考慮事項が必要になります。 潜在的なユーザーのリサーチを継続して、ユーザーの問題、好み、使用パターンの時間の経過による変化を特定する必要があります。

デザインしているプロダクトやサービスの主言語以外の言語を話すユーザーは、達成しようとしていることに応じて、デバイスで言語を切り替えることを望んだり、切り替えたりする必要があるかもしれません。多言語キーボード オプションをデザインし、銀行アプリの現地通貨記号が付いたアイコンなど、世界的に認知されているアイコンを使用することは、UX デザイナーがさまざまな地域のユーザーにとって使いやすいようにできる方法のほんの一部です。

重要なポイント|Key takeaway

UX デザイナーとしてのあなたの目標は、ユーザーが誰であっても、どこに住んでいるか、収入はいくらか、能力は何かなどに関係なく、すべてのユーザーが自分のためだけにデザインされたと感じられるデザインを作り、ユーザーの問題を解決することです。

ユーザーリサーチが UX デザインの分野にとって重要である主な理由について詳しく知りたい場合は、CareerFoundry の記事「ユーザーリサーチとは何か、その目的は何か?」を参照してください。


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