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【Wayfarer】銭湯・公衆浴場の申請について徹底解説

はじめに

このnoteは、Niantic Wayfarer(ポケストップ申請、ポータル申請)の銭湯、公衆浴場の申請の解説noteになります。
銭湯の関係者様、銭湯愛好家様も、銭湯はポケモンGOのポケストップになるんだということで読んでいただければと思います。
以前、初心者向けに「初心者は掲示板の申請をオススメする理由」というnoteを書きました。
掲示板は今では鉄板案件としてかなり浸透しており、執筆した当時よりも格段に承認率が高くなっています。
今回は「掲示板はもう飽きた。」とか、「新しい候補に挑戦してみたい。」という脱初心者したい人向けに、最近私が強化している銭湯、公衆浴場の申請について徹底解説していきます!
銭湯もしっかりとした申請が出来れば、非常に承認率が高い候補です。
これを最後まで読めば、近場に銭湯があるならば申請したくなるはずです。

本記事で扱う対象と注意点

今回の記事の対象は、下記の公衆浴場、銭湯とします。
それぞれの違いはWikipediaの記事を見てください。

今回の解説では温泉宿は対象外とします。
温泉宿は銭湯とは異なり、宿泊施設(旅館、ホテル)のジャンルになります。
私は温泉宿も大好きなので、温泉宿や旅館内の著名な施設や浴場等に関して、複数件承認を得ていますが、銭湯よりも難易度は高くなります。
最後に少しだけ解説しますが、挑戦したい人は挑戦してみてください。

日帰り入浴施設、スーパー銭湯もWayspot申請に関しては銭湯と同じ適格性があります。
チェーン店は不承認基準から外れ、飲食店を中心に承認されやすくなってきていますが、極楽湯などチェーン店は反対派も多く、少し難易度が上がる可能性があります。(私は極楽湯は未検証なので、その内検証したいです。)
極楽湯は去年は鬼滅の刃コラボの影響で何回も行きましたが、当時は極楽湯を申請することは考えに無かったです。
関西圏の極楽湯ならば、個人的に天然温泉の茨木店は好きです。
極楽湯は室内浴場だけの公衆浴場(銭湯)料金と、サウナと露天風呂が利用できるプレミアム料金の2つがあるのも面白いと思います。

銭湯の適格性

おさらいしますが、Wayspotの適格性とはこの3つのことです。

3つの適性基準のうち、少なくとも1つを満たしている必要があります。
・探検に最適な場所
・エクササイズに最適な場所
・交流できる場所

Niantic wayfarer (https://wayfarer.nianticlabs.com/new/criteria/acceptance)

先に結論から言うと、銭湯は全て「交流できる場所」の適格性を有しており、「探検に最適な場所」の適格性を有しているものも多いと言えます。

交流できる場所

友人や他の人たちが集うお気に入りの場所とは、飲食を共にしたり、楽しんだり、私たちの生活での出来事を見たりすることができるところです。あるいは、地域や文化に関連した方法で経験を共有できるような私たちを惹きつけるものです。

Niantic wayfarer (https://wayfarer.nianticlabs.com/new/criteria/eligibility)

全ての銭湯は「交流できる場所」を満たしています。
昔ながらの街中の銭湯ならば番台があります。
昔ながらの銭湯ならば、番台で店主に挨拶して入浴料を払って入ります。
銭湯に行けば説明せずとも分かりますが、銭湯は地元の常連さんが非常に多く、地域との結び付きが強いことが分かります。
常連さん同士や、店主との会話も多く、脱衣場や浴場から交流が生まれ、銭湯仲間が出来ることも多いです。
銭湯には友達を連れて行くことも出来ます。

「社交場」と言うと、富裕層向けのハイソサエティな社交場か大人の社交場を想像しがちですが、銭湯は子供から大人まで、料金も数百円で誰でも気軽に利用できる「庶民の社交場」と言えます。

探検に最適な場所

あなたが冒険したくなる場所。それは、私たちの地域の魅力をより引き出してくれる地域にとって重要で興味深いまたは目印となるような場所。その場所の歴史や文化的意味を教えてくれるユニークな物語や、私たちが住んでいる地域について教えてくれるような場所や対象物。

Niantic wayfarer (https://wayfarer.nianticlabs.com/new/criteria/eligibility)

その銭湯が、更に老舗だとか、建築的に面白いとか、中には登録有形文化財に登録されているとかであれば、「探検に最適な場所」を満たします。
古い銭湯ならば、店主に聞いてみると意外な発見も多く、「探検に最適な場所」も強く推していけます。
満たしている適格基準が増えると承認率も上がるはずです。

エクササイズに最適な場所

新鮮な空気を吸ったり、足を伸ばしてくつろいだり、運動したりする場所です。ウォーキング、エクササイズなど公共スペースを楽しめる場所。または、私たち自身が健康になることを教えてくれたり、促したりするもの。

Niantic wayfarer (https://wayfarer.nianticlabs.com/new/criteria/eligibility)

3つ目の適格条件、エクササイズに最適な場所です。
主に、トレイルマーカー、ウォーキング/サイクリングコース、スポーツ施設、スポーツジムなどが対象になります。
エクササイズを満たす銭湯は交流と探検に比べると少数派だと思いますが、歩行湯(歩行浴)の設備がある、スポーツジム等のエクササイズ設備を併設している、店主がウォーキング好きで銭湯主催のウォーキングイベントが定期的に開催されているなどであれば満たす可能性が高いです。
大阪にはランナーズ銭湯と呼ばれる、ランニング前に荷物を預け、ランニング後に入浴できるサービスを実施している銭湯もあり、ランナーに人気でランニングに使いやすいエクササイズも推していける銭湯があります。

承認されるためのコツ

申請時の各項目で書くべきことや、基本的なコツや申請方法は掲示板の申請の解説記事で纏めてあるので、初心者の方はまずは一読お願いします。

補足情報に書きたいこと

次に補足情報です。
補足情報は「審査に繋がる情報を書く」ことに尽きます。
その申請物(Wayspot候補)がどのような適格性を満たしているのか、また、どのような魅力があるのかを書くことが大切です。
これは銭湯に限らず、全ての申請に対して言える鉄則です。

例えば、私が銭湯を申請する場合は、「銭湯は長年地域で大事にされてきた庶民の社交場であり、交流できる場所を満たしている」というような内容は必ず書き、それに加えて歴史や魅力、実際に入浴した感想など、プラスアルファの情報を書いています。
プラスアルファの歴史や魅力等は内容次第では説明に含めることも出来ますが、リサーチが必要になります。

審査でよく見掛ける補足情報として、「ポケストップ(ポータル)が少ないです。」、「地元で人気の店です。」などがありますが、全くの無意味です。
その地域でのWayspot(ポケストップ/ポータル)の数は審査基準にありませんし、地元で人気と書かれても、審査する第三者はその地域在住とは限らないので本当に人気かどうかは判断できません。
本当に地元で人気のお店ならば、それを示す根拠や店の魅力を説明する必要があり、その詳説の方が審査に繋がる大事な情報と言えます。

写真は第一印象

銭湯に関して掲示板よりも難易度が上がるとすれば、写真です。
スーパー銭湯や日帰り入浴施設等を除き、多くの銭湯の営業時間は夕方から夜で、朝や昼から入浴出来る銭湯は少数派です。
暗い夜での撮影は昼間より勿論難易度が上がります。
スマホならばナイトモード、コンデジや一眼ならば手持ち夜景モードが便利で、場合によっては高感度に設定する、三脚を使うなどといった方法もありますのでより綺麗に撮影したい人はコツを調べてみると良いと思います。

「夜の写真で承認されるのか?」
写真のクオリティが低いとコンテンツ基準で否認対象になるので、初心者は気になるところだと思います。
夜の写真に関しては「Wayspotがはっきりと見えない真っ暗な写真」は不適格だと書かれています。
夜景でも、Wayspotがはっきりとわかる綺麗な写真であれば承認対象なので、夜でも綺麗に撮影できれば全く問題なく、私は夜の写真でポケストップ(ポータル)申請や写真追加しても承認されています。

写真はWayspotの第一印象です。
履歴書や願書の証明写真と全く同じです。
審査していて、昼でも夜でも写真をもっと頑張ってほしいと思うような、写真のクオリティが低い申請が非常に多いと思います。
勿論、余程でない限りは承認しますけどね。
しっかりとした写真で申請すれば、審査員の見る目も変わるはずです。

銭湯の申請をおススメする理由

承認基準がはっきりしている

「補足情報で書きたいこと」で述べた通り、効果的な補足情報を書くためには、「審査に繋がる情報を書く」ことが求められます。
適格性を満たしていることを根拠も含めて説明することが重要です。
「銭湯の適格性」で紹介した通り、銭湯は庶民の社交場であり「交流する場所」の適格性を満たしているため、承認基準がはっきりしていて、根拠も含めて補足情報を書きやすい候補だと言えます。

承認率が高い

適格性が分かりやすい分、承認率も非常に高い候補です。
私は旅館の本館外の浴場で一度だけ否認されたことがありますが、銭湯、公衆浴場に関してその一件を除き全て承認されています。
写真など他の不備が無い限りは落ちない候補だと言えます。
その否認された浴場も、否認理由的に再申請すれば承認される可能性は十分あると言えます。

体験の敷居が低い

お店、施設系の申請はその施設内へ入り、サービスを体験すると説明や補足情報が一段と書きやすくなります。
例えば、高級ブランド店や高級フレンチなどは雰囲気的にも価格的にも庶民には敷居が高く、サービスを体験するとしても高価です。
しかし、銭湯は基本的な事項やマナーさえ押さえておけば庶民が立ち入りやすく、雰囲気的にも金銭的にも敷居が低いです。
私が住む京都の銭湯は490円です。(2022年2月現在)
たったワンコインでお釣りがくるのです。
スーパー銭湯、日帰り温泉施設ならば銭湯よりも高くなることが多いですが、日帰り入浴だけで五千円、一万円など、高価になることはほぼ無いと言えるでしょう。
泊まると高い高級旅館、高級ホテルでも、食事付き日帰りプランをやっていたり、ホテル敷地内の売店やレストランなど施設を日帰り利用できたりする場合もあり、泊まるよりは安価で気軽に利用できるので必見です。
後者の食事付き日帰りプランは、数千円、数万円になることが多いですが、泊まることに比べたら格段に安価になるので、その宿を体験してみたいなら価値は大きいと思います。

実例で学ぶ銭湯・公衆浴場の申請

銭湯

まずは一般的な銭湯の申請です。

上野湯 (京都府京都市北区)

説明はかなり凝っていますが、もっと単純な説明でも承認されるはずです。
「銭湯は庶民の社交場=交流できる場所」を示せるような補足情報を心掛けると良いですね。

長者湯 (京都府京都市上京区)

銭湯は「交流できる場所」は必ず満たしますが、更に老舗だったり建物的に趣があったりすると、「探検に最適な場所」も満たします。
文化財などに指定されていると、神社仏閣、史跡などと同じような理由で説明しやすくなりますね。
説明にURLはNGですが、補足情報にはレギュレーションは無いので、明らかな審査誘導や悪戯などで無ければ内容は自由で、URLも問題ありません。
公式ソースのURLは頼もしい武器になります。

公衆浴場

京都市立壬生浴場 (京都府京都市中京区)

公衆浴場も銭湯とほぼ同じなので、基本的には銭湯と変わりません。
私が住む京都市には「京都市立浴場」という市が設立し、指定管理者制度により指定管理事業者が管理・運営する公衆浴場があるので、その例を載せておきます。

共同浴場

主に温泉街にあり、地元の人が維持・管理する温泉浴場のことを共同浴場と呼び、公衆浴場の一種とされることもあります。

しろがね湯 (山形県尾花沢市)

銀山温泉の共同浴場「しろがね湯」です。
著名な建築家、隈研吾氏の設計で、建築的にも価値が高く大正浪漫な銀山温泉の景観に溶け込むデザインなので探検も満たしています。
有名な温泉街でも、共同浴場、日帰り温泉施設等がWayspotになっていない例は多いので、温泉が好きなWayfinderにとってはチャンスと言えます。

河原湯 (山形県最上郡大蔵村)

肘折温泉の共同浴場「河原湯」です。
河原湯は地元民専用で、宿泊者にはカードキーが貸し出されて入浴出来る共同浴場です。
基本的には地元民専用で条件付きで観光客も利用できるといった形態の共同浴場も多いですが、これもWayspotとして適格です。
有名なものでは、渋温泉の九湯巡りや草津温泉の共同浴場などです。
前者(渋温泉)は、日帰りでは一ヶ所のみ有料で入浴出来、温泉街の旅館に宿泊すると旅館で鍵が貸し出されて九湯全て入浴することが出来ます。
後者(草津温泉)は三ヶ所は観光客も自由に入浴できるがそれ以外は町民のみで、町民からの紹介があれば観光客でも入浴できることがあります。
地元民専用や、地元民中心の利用でも、長年引き継がれて維持管理されており、地元民の交流があるため強い適格性を満たしています。

日帰り入浴施設

こちらは銭湯、公衆浴場、共同浴場よりもスーパー銭湯寄りですね。
宿泊ではなく、日帰りで入浴(特に温泉)を楽しむことを目的とした施設で、一般的な銭湯よりも入浴料金が高めで設備が豪華なことが多いです。

風風の湯 (京都府京都市西京区)

京都の嵐山には温泉があり、温泉旅館があります。
その中にある日帰り入浴(温泉)施設が「風風の湯」。
市内に居ながら天然温泉に入れるお気に入りの場所です。
嵐山という観光地を活かし、探検と交流を強く推して説明しています。
説明文は編集申請で加筆しても良いかもしれませんね。

スーパー銭湯

こちらも日帰り入浴施設と条件は近いかもしれません。
純粋なスーパー銭湯、スーパー銭湯チェーンはまだ未検証なので、もし申請して承認されたならば、事例を載せたいと思います。

【応用編】温泉宿 (旅館、ホテル)

応用編として、温泉宿の申請を紹介します。
対象外と言っておきながら、私が大好きな申請対象なので外せません(笑)

足摺国際ホテル (高知県土佐清水市)

温泉宿(旅館、ホテル)ならば、温泉+αの説明が欲しいところです。
宿泊せずとも、日帰り入浴がある温泉宿ならば日帰り入浴すれば説明を書きやすくなります。
宿泊すれば、部屋や館内イベント、食事などは大きなポイントになります。
温泉宿の食事はその地ならではの珍しい食材が味わえることが多いので、奮発して二食付きで泊まるのも良いものです。

【応用編】施設内の申請

施設内の有名な施設、オブジェクトの申請について紹介します。
施設内の申請は浪漫があり、非常に奥が深いです。
但し、基本的には位置や存在を示すためにGoogleマップにストリートビュー(360度写真)を投稿する必要があるため、中上級者向けになります。
ストリートビューアプリは2021年3月21日(火)でサービス終了予定で、Android(Google Play)では配信中ですが、iOS(App Store)では既に配信終了しているので、代替案が確定するまでは今からの新規参入は難しい状況になっています。
恐らく、今後は360度写真を投稿出来るデバイスが必要になると思われるので、興味ある方は初期投資が必要ですがGoogle PixelやRICHO THETA、Insta 360などの360度写真カメラの購入を考えてみるのも手でしょう。

ヒバ千人風呂 (青森県青森市)

冬になると毎年ニュースで中継される日本屈指の豪雪地帯、酸ヶ湯温泉の一軒宿、「酸ヶ湯温泉旅館」の「ヒバ千人風呂」です。
温泉や国内旅行が好きな人には有名な浴場ですね。
有名なものは探検を推して行けます。
酸ヶ湯温泉は強酸性の良泉質に恵まれ、古くから湯治場として栄えてきた温泉で、私は宿泊しましたが、日帰り利用も可能な浴場(旅館)です。

金具屋旅館大広間 (長野県下高井郡山ノ内町)

浴場とは違いますが番外編として紹介します。
こちらも国内旅行、温泉旅行が好きな人には有名な渋温泉の旅館「歴史の宿 金具屋」の「大広間」です。
金具屋には「斉月楼」と「大広間」の二棟が国の登録有形文化財に登録されている有名な老舗旅館ですが、斉月楼の位置には斉月楼を中心とした写真で金具屋のWayspotがあったが大広間の位置には無かったため、宿泊した記念も兼ねて映える内部の写真で申請しました。
念願の宿泊だったただけに、説明や補足情報は、私の数ある申請の中でも群を抜くほどの熱量(文章量)になっています。

おわりに

今回は脱初心者~中級者向けに、銭湯、公衆浴場の申請について実例を交えて紹介してみました。
特に、銭湯が多い地域に住んでいるならば挑戦してみたい候補です。

銭湯に限らず、自分が本当におススメしたい場所、好きな場所を申請し、承認されるようになると本当に申請が楽しくなります。

掲示板などの承認率が高く難易度が低い鉄板候補で申請の基本を学んで初認数も増えて申請に慣れてきたら、次は自分が好きなおススメしたい場所の申請に挑戦してみましょう。

ここでは、銭湯や公衆浴場の申請を切り口として、お店、旅館等の申請のコツについても少し触れたので参考になればと思います。

では…。

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