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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる76】大富豪のご当地ルール。「キングスプラッシュ」ってどんなの?

お盆も半ばですね。9連休の人はやっぱりちょっと羨ましい。

盆に正月、法事に七五三・・・家族が集まり顔を合わせて過ごす際、UNOやトランプ、花札といったカードゲームは重宝されますね(人生ゲームやドンジャラ、クラッシュアイスゲームといったボードゲームも、もちろん大いに盛り上がると思いますが、持ち運びしやすいという点でカードゲームはとても優秀なのです)。

本日は、複数人で遊ぶトランプゲームの大定番である「大富豪」がお題です。

実は存在する、前回のおさらい

「大富豪」については、このマガジンのちょっと前の記事でもご当地ルールに関するお題を引いています。その時のお題は「ご当地ルール『4クラッシュ』ってどんなの? 」というものでした。

そして、その時に出した答えがこちら。

いずれかの「4」を出せば、「階段」で出されたカードが全て無効になる「2」や「3」と違って「全てがアクティブになりますように」、という願いも込めて書いています。
※この記事ですが、web飲み会の後に書いたせいでめちゃくちゃ眠く、最後らへん支離滅裂な内容になってしまったことをお詫びいたします。

出典:【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる61】大富豪のご当地ルール。「4クラッシュ」ってどんなの?

お酒が入っていたせいもあってか、「全てがアクティブになりますように」って・・・どういう意図で書いたのか、さっぱり分かりません。その日覚えていることは、職場のweb飲み会ではお刺身やブルーチーズをつまみながらハイボールや「いいちこ」を飲んでけっこうはしゃいでいたことくらいです。

推測すると、大富豪においてはほぼ役に立たない「4」という数字のカードがもっとアクティブに使われるよう、活躍の場を広げたい!という思いがあったものと思います・・・が、全体的にいまいちな回答になってしまった感が否めません。

なので、今回はリベンジです。今度は納得のいく答えを出してみせる!「キングスプラッシュ」の名にかけて・・・!!

大富豪とは?おさらい

前回はカードゲーム専門サイトの記事を見てたので、今回は安定のウィキペディアを見てみたいと思います。

主に大富豪或いは大貧民と称され、他にど貧民、階級闘争、人生ゲームとされることもある。関東圏では「大貧民」、関西圏では「大富豪」と呼ぶ傾向が存在するという説もある。

出典:大富豪 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

そう、まずここからです!京都出身にも関わらず、私は最初にこのゲームのことを「大貧民」と呼んでいました。そのほうがリアルで良いと、今でも思います。

日本大富豪連盟 公式ルール
日本には「日本大富豪連盟」という任意団体が存在し、大富豪の公式なルールを定め、そのルールに基づいた大富豪大会の開催を行っている。
2019年10月19日時点で日本大富豪連盟が定めた五大公式ルールは革命,8切り,都落ち,スート縛り,スペ3返しの5点であり、そこに反則上がりを加えたものが公式なルールとされている。

どうやら革命、8切り、都落ち、スート縛り、スペ3返し+反則上がりが公式なルールされているようです。・・・「スート縛り」ってなんだっけ?

出したカードのスートとその直前のみの場札のスートとが全て一致した時に発生する。
ジョーカーを含んだカードを出しても縛りは生じない。
すでに縛りが発生している時にジョーカーを含んだ手を出しても良い。ジョーカーはその縛られたスートを持つ。
縛り発生中にファールとなるカードが出ており、更にプレイヤーや審判員からの指摘が無く何らかのカードが出てしまった場合、元のスートでの縛りは解消される。また、ファールのカードのスートと新たに出たカードのスートが同じ場合、そのスートで縛りが生じるものとする。以下はその例。
3♦→4♦→5♥→6♥(ダイヤでの縛りが解消。ハートでの縛りが発生)
3♦→4♦→5♥→6♦(ダイヤでの縛りが解消)
3♦→4♦→5♥→6♠(ダイヤでの縛りが解消)

なるほど、「同じ記号が連続で場に出た場合に、出せるカードの記号が縛られてしまう」というルールですね。ちなみに「スート」とはトランプの記号のことを指すのですね。

あ・・・ちょっとお待ちください。なんだか今回も、前回と同じような展開になりそう・・・今、めっちゃ急激な睡魔と闘いながら記事を書いています・・・(なんで急激にこんなに眠くなるのか・・・)。

はい!ちょっと落ち着いた・・・。

「キングスプラッシュ」とは?

睡魔がヤバイので、早くお題に移りたいと思います。

今回のご当地ルールは「キングスプラッシュ」。その名の通り「キング」が「スプラッシュ」する光景をイメージしたら良さそうですが・・・。

キングとは

トランプにおける「キング」とは、どういうカードなのでしょう。ちょっと詳細を調べてみます。

キング(英語: King)は、王(男性の君主)の絵柄が描かれたトランプである。キングのランクは通常13(まれに14)であり、クイーンより強い。多くのゲームでは、エースが最強のカードであるが、キングが最強のゲームもある。ピノクル、シュナプセンやその他のヨーロッパのゲームでは、エースのほかに10がキングより強いこともある。
ハートのキングは、頭に剣を突き刺しているように見える事から、「自殺するキング」と呼ばれる事もままある。しかし、誰か別の人間がハートのキングを刺しているように見えるデザインもあるところから、剣とそれを握る手が本当にハートのキング自身のものかどうかについては議論がある。ハートのキングは4人の中で唯一口ひげを生やしておらず、ダイヤのキングは、唯一剣ではなく斧を持っており、「斧を持つ男」という愛称がある。スペードのキングは、右を向いている唯一のキングであり、クラブのキングは、武器を地面に付けている唯一のキングである。

出典:キング(トランプ) フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

おっと、思ったよりも情報量が多かったです!

なるほど・・・これは興味深いですね。特に「多くのゲームでは、エースが最強のカードであるが、キングが最強のゲームもある」という点。大富豪においては、エースの上にさらに2、ジョーカーと、デフォルトでキングよりも強いカードが3種類も存在しています。きっと、「キング」は悔しい思いをしていると思うのです。ジョーカーとエースはいいとして、なぜ何の変哲もない「2」というカードが自分たちよりも上なのか・・・と。

この記事によると、元々は「2」がエースよりも強いというルールも、ご当地ルールが発展して確立されたものだという説があるそうです。

だとすると、これからこの「キングスプラッシュ」が普及していくことで、大富豪における「キング」の立ち位置を変えていくことも十分可能に思えます。

ちなみに、「スプラッシュ」には「泥や水をはね散らす」という意味があるようです。これは東京ディズニーランドの「スプラッシュ・マウンテン」をイメージしてもらえば分かりやすいですね。

トランプの「キング」は、各スートごとに王様のデザインが変わってくる贅沢な仕様(個人的にはクイーンのデザインの方が好きですが)。せっかくなので、全員集合した時に秘めたる力を発揮してもらいましょう!

ご当地ルール「キングスプラッシュ」

キングを4枚揃えて場に出すと、カードの強さが数字通りになる。つまりキングが最強のカードとなり、結果的に「キングスプラッシュ」が繰り出されたあとのフィールドでは、クイーンが最強のカードとなる。ジョーカーは単独では出せなくなり、何らかのカードと合わせてペア以上の組みあわせで場に出す必要がある。

この手札を出すときは、大声で「キングスプラッシュ!」と言いながら場のカードをまき散らすかのような勢いで床に叩きつけること。

・・・これけっこう良くないですか?普通にご当地ルールでいけそう!

ぜひ使ってみてはいかがでしょうか!


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