【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる78】カラオケ大会がどんより。どうして?
カラオケといえば、日本の娯楽施設の大定番ですね(ゲームセンターと合わせて、娯楽の二大巨頭だと思っています)。
この春、世の中がコロナ禍に見舞われて個人的に1番辛かったのは、大好きなカラオケとゲームセンターが営業自粛になり、ただでさえしんどい自粛期間中にストレスを発散する手立てを失ってしまったことでした。
カラオケはいつも、私の人生のちょっとした節目のそばにありました。大きな仕事が片付いた夜、妙にときめく新しい恋をしたときの夜、しんどい飲み会の二次会を振り切って帰ってきた地元の夜・・・多少の生きづらさを抱える程度にコミュ障な私にとって、カラオケはいつでも温かく迎えてくれる実家のような存在でした。意気揚々と個室に入り、手慣れた手つきで音量調節し、お構いなしに身振り手振りで大暴れ。喉がひらくまではせき込みがちになるので、常にのど飴を常備しておき、間奏の間に補給したり。店員がドリンクを持って個室へ入ってきたときも一切動じず全力で歌い続け、持ってきた方が恥ずかしくなるように仕向けています。
そのくらい、1人カラオケについてはこだわりがある、そんな女が私です。
カラオケ大会の思い出
さて、こんな私にも世間体というものがありまして、1人ではなく複数人でカラオケに行き、現場を盛り上げるお手伝いすることもありました。
私はかつて、今とはずいぶん毛色の違う職場にいました。簡単に言うと、休日は気の合う仲間とサーフィンやバーベキューをしてそうな人たちが集うタイプのベンチャー企業にいました(今もベンチャー企業にはいますが)。その中で私は「面倒なオタク」というポジションで働いておりましたが、私の人生の中では最もキラキラと、派手で羽振りも良い人生を送っていた時期でもあります(某服飾雑貨ブランドのイベントで、そこで飲んだシャンパン片手にジローラモと記念撮影したことがあるし、色んなカンファレンスとかの交流会にも出ていたし、何より髪の毛を茶髪にしていた)。
みんな色んなネタでワイワイ盛り上がるのが大好きで・・・何かの飲み会で新卒社員から一発芸をやらねばならなくなり、即興で「ピカチュウのモノマネ」をやらされたことは一生忘れません(死ぬまで覚えていようと思っています)。もちろん、飲み会の帰りにカラオケに行くなんて展開もよくある。それもフリータイムで行くのです。うまくやらなければ始発コース。できれば早く帰りたい・・・(終電逃して後輩の家に泊まりに行ったり、なんだか学生時代みたいで楽しかったことも色々ありましたが)。
当時の私が編み出した処世術は「いの一番に『松浦亜弥』の『Yeah! めっちゃホリディ』を登録し全力で歌い切り、あとはみんな適当に順々に回る中、リズムに乗ったりタンバリンを叩いたりして過ごす」でした。最初に歌いやすくて乗りの良い曲を入れて歌うことで、「まだ歌っていない奴おるやろ」ハードルを下げるのです。
当時のカラオケパーティーの特徴としては・・・みんなタンバリンやマラカスをちゃんと使っていたのが印象的でした。あと、掛け声(合いの手?)。タイミングよくノッていかないといけないので難しかった・・・。みんなの前で、ももクロの「事務所に推され隊」のセリフ部分まで即興でちゃんとやりきった私はしっかり企業戦士だったと思う。しまいには「早く次の曲入れないとまた訳の分からない曲を入れちゃいますよ」と、周りを煽っていた気もするので、それなりに環境には順応していたのだと思います。良い経験です・・・。
カラオケ大会がどんより。どうして?
さて、そろそろ本題に入りましょう。
もともと1人カラオケ気質の私としては、マラカスとか掛け声(合いの手?)とかセリフ部分を即興でとか、そういうのは本当にキッツイな~と思ってしまうのですが、それなりに順応して楽しんでいた側面もあるのであまり信憑性がないのですよね。
「どんより」というくらいだから、カラオケの個室が相当重苦しい現場になっているのですよね。「個室」・・・?そうか!
カラオケの「個室」がサウナになっていて、全員裸で汗だく状態
みんなタオル一丁で、サウナで汗をダラダラ流している。そんな中でDA PUMPの「if...」のラップ部分を全力でやったり、B'zの「ウルトラソウル」で絶叫したり、高音階で早口なボカロ曲を歌い切ったりするわけです。何のためにそんなに必死でJPOPを歌うのか。訳も分からないまま、後半になるとバタバタと人が倒れていきそうです(真似しないでね!)。
・・・なんだかスッキリしないな。とても大喜利らしい回答だからかな(なんだか、挿絵をフリップに書いて説明しがちな人の回答っぽいもんなあ・・・)。う~ん・・・
辛口のNHKのど自慢採点システムが採用されていて、誰が歌っても2小節で鐘が鳴り演奏が終了する
だから大喜利番組の回答かって!挿絵がフリップに書かれちゃうから!
でも、これを実際にやられたらどんよりしますね・・・。カラオケの目的は自分を出し切ってストレスを解放してあげること(現場によるけど)なので、わずか2小節でシャットダウンされてしまうのはつらすぎる。しかもこのシステムはうまくできていて、ちょっとうまく歌えると4小節くらいまではいけちゃうのですよ・・・だから、わずかな望みをかけて歌い続けてしまうという(実際は鬼束ちひろレベルでうまくないと歌いきれない設定になっている)。
ブツ切りで思い出したのですが、機種は忘れましたが地元のカラオケ店で松浦亜弥の「奇跡の香りダンス。」を再生すると、2番の途中で必ずブツ切れするんですよ・・・とてもノリの良い曲で、ちょうどノリがピークになってきたところで切られるので、なんともばつが悪いです(1人なのに・・・)。しかも本人映像であややがスカイダイビングしている映像が流れている最中にですよ!誰か原因知っている方、教えてほしいです・・・最後まで歌いたいよ~。
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