見出し画像

【デザイナーのひとりごと93】ミョウガの豆知識って、もしやトラップだったのか?

本日は有給をいただいておりました。腰の調子が悪くてね・・・このところの不摂生がたたってあまり良い日ではありませんでしたが、おかげさまでずいぶん回復はしております。はい、あとはやるだけなのでね・・・色々と。うん、頑張るぞ!

今日はそういうわけでお昼過ぎまで仕事をしたあと(脱稿はまだだけど終わりは見えてきたぞ〜〜〜っ!!)、シャワー浴びて郵便局へ行くついでに、通りすがる「業務スーパー」へ立ち寄ってきました。修羅場の人間が行くと妙にハッスルしてしまう場所ですね、色々買いました、袋麺とか、コアラのマーチの大袋とか、魚肉ソーセージとか・・・。

業務スーパーとか、あのような激安大売り出し系のスーパーといえば、表の軒先にその時特にオススメの商品が陳列してありますよね。今日も今日とて、めっちゃお安い果物や野菜がどっちゃり・・・。

そんな中で、ふと目に止まった珍しいもの。それは「ミョウガの大袋」でした。なんと一袋50円で売られているではないか。グラム50円ではなく、このてんこ盛りに詰め込まれたミョウガ丸ごと一袋で50円。安いなー!!でも、ミョウガの調理法はパッと浮かばないなー!!う〜〜〜ん、修羅場じゃなかったらうっかり買ってしまっていそうだけれども、今は修羅場で、毎日ひたすらキャベツを酢漬けにする日々だもんなあ・・・ミョウガなんて買っても忘れて腐らせてしまいそう。シーズン時のラッキョウのキログラム売りくらいの大きさあるし。間違いなく安いんだけどね・・・。

ミョウガという野菜の俗信

そういうわけでミョウガは結局買わなかったのですが、ミョウガと聞いて思い出したことがありまして。それは、「ミョウガを食べると物忘れが激しくなる」という噂。確かに私も、今までの人生でその迷信を知っている。なぜなら「つる姫じゃ〜っ!」にもネタとして登場しているのだ。つまり、70年代から定番のポピュラーな知識である、ということだ。

ちなみに該当のエピソードに近いお話はこちら(サクッと読みやすい文量ですっごくいいですね、つる姫・・・)。

実際、ミョウガが物忘れにつながるソースなどあるのでしょうか。気になったので調べてみましょう。一番それっぽい記事がこちら。すごく詳しく由来が記載されています。

高神覚昇『般若心経講義』(角川文庫,1952)やウェブサイトなどでは、
 仏陀の弟子(十六羅漢のひとり)、周利槃特(しゅりはんどく チューラパンタカ,チュッラパンタカ)は非常に物覚えが悪く、自分の名前さえ忘れることがあったため、自分の名前を書いて首にかけていた。彼の死後、その墓場に草が生えたため、これを名荷と名付けたのが茗荷の由来である。転じて茗荷を食べると物覚えが悪くなるとされた。
 との説話が紹介されている。

出典:レファレンス協同データベース

この調査結果によると、室町時代ごろが初出だと思われるとのこと。その由来は「自分の名前さえ覚えられない、すごい物忘れの激しい弟子が死んだ時、彼の墓の周りに生えてきたから」という、なんともぶっ飛んだ理由である。物忘れの遺伝子が土に還って蘇ってきたということなのか・・・なんだか凄いぞ。

しかし、こうも言い切られてしまうと、やはりちょっと躊躇してしまいますよね・・・「記憶をなくす」ことほど怖いことって、人間なかなかないと思いますし。

・・・とはいえ、俗説であることは間違いない上に、最近はこんなことも分かってきているようです。

最近の研究では、みょうがに含まれる香り成分によって気分がすっきりとして集中力が増したり、眠気を覚ましたりする効果があることがわかっています。
みょうがの独特の香りのもとは「αピネン」という精油成分です。針葉樹にも含まれているαピネンにはリラックス効果をもたらし、血行をよくして血液循環を調整する働きがあります。また、大脳皮質を刺激して覚醒を促す作用もあるため、眠気を覚まし、集中力を高めて脳をシャキッとさせてくれる効果が期待できます。
効能を存分に味わいたいのなら、みょうがは生食が断然おすすめ。

出典:「みょうがを食べると物忘れする」と言われるのはなぜ? All about NEWS

眠気を冷まし、集中力を高める効能だって〜〜〜!?

・・・今必要なやつやないかい。

そ、そんなの反則じゃないか?フェイントっていうか・・・しかも生でミョウガ食べるとか、修羅場っぽいじゃないか・・・もしかして買っておけばよかったのだろうか?

こんなのも見つけた。

これは・・・いい話ってことで、良いんですよね(真顔)?最初の段階から、すでにめっちゃ悪いことを考えちゃってるじゃん!

そういうわけなので、もし次にミョウガがてんこ盛りで売られていたら、頑張って一度買ってみようと思います。


もしおもしろかったら、♡(スキ)押してもらえたら嬉しいです!

📅現役デザイナーが今まで経験したクリエイティブなことを記事にする試み(毎日更新)

マガジン「デザイナーのひとりごと」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?