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【大喜利のお題を選んで小話を書き殴る52】「このガイコツ怖くない・・・」なんで?

はい、本日は安定のホラー回の登場です(bot変えてもお題はあんまり変わらなさそうですね・・・)。

これまで約50ものお題に取り組んできましたが、大喜利のお題にもなんだか傾向がありますね。とりあえず個性強めのモチーフを出しておけば良いやというものと、一般常識を投げやりにぶん投げるやつと、有名なキャラクターに極端な行動をとらせるやつと・・・まあ、様々ですね。

本日は「ガイコツ」という、誰もかよく知るホラー界の存在が、なぜか「怖くない」という怪奇現象が起こっているという設定です。スプラッタやホラーの類が本当に無理な私ですが、今回は最終的に「怖くない」ということなので、前向きに、なるべく画像検索せずに済む方法で取り組みたいと思います。ガチの骸骨写真とか出てきたらトラウマになっちゃいますよ、もう!

「ガイコツ」とは?

私はスプラッタやホラーの類が苦手なので、「ガイコツ」について詳しくありません。まあ、そんなことに詳しくなくとも人生はやっていけると思うのですが・・・これを機に「ガイコツを怖いと思うのはなぜか?」といった疑問を解消できれば人生がよくなるかもしれません。ちょっと前向きに考えてみましょう。

骸骨(がいこつ)とは、第1義には、脊椎動物の死骸の腐敗が進んで有機物が消失したことで骨格だけになったもの。白骨。むくろ(骸)。死体。骨のほかに靭帯と軟骨をも含む。
日本語では一般に硬骨魚類などの骨格だけになった死骸は骸骨とは呼ばず、主にヒト、または哺乳類の骨格死体を骸骨と呼ぶ。

出典:骸骨 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なるほど・・・確かに、魚の骨をわざわざ「ガイコツ」とは呼びませんよ(ちなみにお魚を綺麗に食べるのは得意です。南の島に滞在した際、「こんなに綺麗に食べてもらえて嬉しい!」と、旅館の人に褒められたことがあります。)

さらに、「ガイコツ」の解説は続きます。

歴史的に骸骨は死の象徴であり、死神や各種の魑魅魍魎など、骸骨の姿であらわされるものも多い。他に「髑髏と骨」も骸骨をモチーフとしており、恐怖感の演出や死の危険を示す役割を果たしている。日本の骸骨妖怪にはがしゃどくろや骨女、狂骨などがあるが、実際には日本の伝承上に骨の怪異がそれほど多いわけではなく、骨にまつわる妖怪も、中身がともなわずに恐ろしい外見だけで終わるものが多い。
他方で腐乱しつつある死体が嫌悪感しか抱かせないのに対して、有機物が分解しきって乾燥した骨だけになってしまえば不潔感を抱く素材はほとんど無くなってしまう。そこからむしろ開き直った爽快さを感じることも可能であり、ユーモラスなものとさえ見なしえる。1976年に子供向けの番組で放送された曲「ホネホネロック」はその類である。

出典:骸骨 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これを書いてくだすった方は、とても「ガイコツ」のことを好意的に捉えておりますね。思わず好感を抱いてしまいます。

そして・・・分かる〜〜〜!!確かに「ゾンビ」と「ガイコツ」とでは、清潔感が大違いなのですよね!ガイコツは「有機物」が消失して骨格だけになった状態のものを指すということなので、少なくともスプラッタ要素は皆無なわけです。もしかして、そもそもあんまり怖くないのでは・・・?

ホネホネロックとか、超懐かしいですね!よく覚えてます。とりあえず貼っておきます!

怖いほうの「ガイコツ」たち

せっかくなので、ウィキペディアに出てきた「ガイコツ」にまつわる妖怪たちのことも調べてみましょう。

がしゃどくろ

がしゃどくろ(がしゃ髑髏、餓者髑髏)は、日本の妖怪。戦死者や野垂れ死にした者など、埋葬されなかった死者達の骸骨や怨念が集まって巨大な骸骨の姿になったとされる。夜中にガチガチという音をたててさまよい歩き、生きている人を見つけると襲いかかり、握りつぶして食べると言われる。

出典: がしゃどくろ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これは普通に怖いですね。幽霊の怨念が集結しているだけあって凶暴です。なるべく対峙することがないように生きていきたいものです。

骨女

『伽婢子』によれば、萩原新之丞という男が美女の姿の弥子と出会い、毎晩のように情事を交わすが、ある晩に隣りの老人がそれを覗き見ると、それは新之丞と骸骨が抱き合っているという奇怪な場面だったという。

出典: 骨女 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはあれですね、『意味が分かったら怖い話』ってやつですね!狐につままれているようなものか。ご愁傷様です。

狂骨

狂骨は井戸から現れることと、凄まじい怨みを持っていることが語られているが、それ以上の説明はなく、具体的にどのような妖怪を描いたものかは判明していない。石燕の解説文では、激しさを意味する方言「きょうこつ」はこの狂骨の怨みの激しさが由来だとあり、神奈川県津久井郡には確かに、けたたましい様子や素っ頓狂な様子を意味する「キョーコツナイ」という方言がある。

出典: 狂骨 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こういうのが実は一番怖いのですよね・・・どこかの大学の「オカルト研究会」が、ノリでこういう集落に合宿かなにかでやってきて、宿で初日に方言のことを教えてもらったりして盛り上がるんですよね。そしてその夜、メンバーの身に次々と怪奇現象が・・・!?きっとそういう展開のやつです。

怖くないガイコツとは

さて、そろそろお題に移りましょう。

ここまでの調査で、「そもそもガイコツは単体ではあんまり怖くないのでは」「怨念や執念など悪意を持っている場合は怖い」ということが分かりました(原理は生身の人間と同じですね!)。つまり、「ガイコツ」が怖くなかった理由として考えるのは・・・

「スケルトンT」だったから

いいですね・・・これならきっと怖くない。間違いない!

ぷよにおいては回しができない。

出典:スケルトンT ニコニコ大百科

「スケルトンT」といえば、「ぷよぷよ」シリーズの名わき役ですね。特に「ぷよを回転させることを知らない」という解説は、子ども心に「かわいそう・・・」と思ったものです。

彼の趣味は日本茶でお茶をすること。ゲーム内では、日本茶に茶柱が立っていたとかで「この勝負オレのいただきだな」と宣言するあたり、可愛げがあってとても良いですね(一人称が「オレ」なのも良いよね)。

つまり、「このガイコツ怖くない・・・」と思った理由は、「ざぶとんに座って日本茶を飲んでおり、ぷよ地獄に招待するぜと言わんばかりに煽ってきたわりには、ぷよを回転させることすら知らないザコキャラだったから」でいかがでしょう?

スケルト~~~ン・・・T~~~!!!(マジンガーZと同じイントネーションで)


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