セリちゃんと鰻デート
みなさんお疲れ様です。
最近セリちゃんが伊藤沙莉に似ていることに気付いてしまった夏木です。
おかげで朝ドラ「虎に翼」を見る度に「うちの妹が朝ドラで主演しちゃってるヤバい…!」と無駄に緊張してしまいます。
なお声はご本家のようなガラガラではなく可愛らしいソプラノピアノなのでセリちゃんの勝ち。
姉バカでスイマセンね。
さて先日流れてしまったテオ君とのデート。
鰻を無駄にしないために急遽セリちゃんを誘ったところ、奇跡的に予定が空いていたので一緒に行ってきました。
セリちゃんの素晴らしさを語るだけで2,000文字書ける気持ち悪い姉
セリちゃんは私の愛すべき妹である。
どのぐらい愛しているかについては以前書きましたので今回は割愛。
鰻の当日、私達はお店の最寄り駅近くで待ち合わせをした。
うちの地元は令和になっても喫煙率が非常に高いため、地元民同士での待ち合わせ場所は喫煙所が定番。
セリちゃんは独身時代ラッキーストライクを吸っているイカちいかわ系女子だったが、妊娠と授乳期の禁煙が明けてからはアイコス民である。
タバコを買って喫煙所に戻ると、今日も今日とて麗しいセリちゃんとご対面。
何そのリボン付きオールインワン可愛いいいいい!!
え、もしかして私と会うから髪も巻いてきてくれたの?
ちょっと写真撮らせてもらっていいですか??
大興奮の姉に笑ってくれるセリちゃん。
菩薩。
一服し終わった菩薩と一緒に店へ向かう。
行きつけの鰻屋
すでにnoteでもレポを書いてるお店だから隠す必要は無いのだけれど、前回記事で「行きつけ」って言っちゃったもんだから店名は出しません。
夏木マニアだけ知っててもらえれば結構です。
今回取り置きしてもらったブランド鰻重、お値段6,500円也。
私は年2回これを自分へのご褒美として食べている。
東京には鰻の名店が多数あるが、私はこの店でしか鰻重を食べない。
めちゃくちゃ辛いことを乗り越えた時には泣きながら食べたし、好きな人を連れて来た時には「こんなに美味しい鰻食べたこと無い!」という相手の言葉を聞きながら笑顔で食べるのだ。
私の人生と寄り添ってきてくれた鰻屋。
こんなに美味い鰻をキャンセルするなんて、テオ君は馬鹿だなぁ。
祖母、生き返る。
食事をしながらお互いの近況報告。
実家でセリちゃんと一緒に住んでいる祖母について聞いてみた。
「おばあちゃん退院した後どんな感じ?」
「めっちゃ元気。この前も洗濯物持って階段上がって2階のベランダに行こうとしてたから必死で止めたぐらい元気」
実は先月、祖母は心筋梗塞で病院に運ばれて1回心臓が止まった。
除細動器を使った1回目、戻らず。
主治医の判断で2回目を行ったところ、息を吹き返したのだ。
ちょうど母の日の頃合いだったのでカーネーションを持って病院へお見舞いに行った私に、祖母は言った。
「なんで先生は2回もしたのかねぇ。1回でやめてもらえればお天道さまのところへ行けたのに。また老いぼれが生き延びちゃってごめんねぇ」
祖母は95歳が見えてきている年だ。
私も彼女がもうそこまで生に執着していないことは分かっている。
分かっているけれど。
「まだおばあちゃんを必要としている人がいるんだよ。たとえば私とかね」
そう言って祖母の手を握った。
ほら、まだこんなに温かい。
生きようとしている人の体温だ。
「おばあちゃんには凛ちゃんだけだよ。いつまでも綺麗でいてね」
うん、でもセリちゃんや曾孫のことも可愛がってあげてね。
私も綺麗でいられるように頑張るから。
もしかしたらこのまま病院で人生を終えるのでは…と危惧していたが、翌週には元気に家に帰ってきたので、そのうち100歳を迎えて小池百合子都知事に表彰状をもらえるんじゃないかと思っている。
セリちゃんの書店、ついに閉店する。
以前にも記事に書いたが、セリちゃんは街の本屋さんで働いている。
上記での憂い通り、やはり経営は思わしくなく。
年内に廃業することが決まった。
これは時代の流れであり、仕方のない事。
セリちゃんも前向きに次の就職先を探している。
「別に次は本屋じゃなくてもいいんだけど、今更『黒執事』にハマっちゃってw」
「ちょ、34巻まで読んだの!?」
「アプリの無料期間に血眼になって読んだw」
うん、もう1回書店員でもいいんじゃないかい?
と思いつつ店を出て一緒にタクシーに乗って帰宅。
大丈夫だよ。
セリちゃんならどんな職種でも上手くやっていける。
もしも辛いことがあったら、また鰻か焼き肉食べに行こう。
私が必ず笑顔にしてみせるからね。
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