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平凡な女医が株式投資始めてどうなったか。

40代の女医なつ🌱です。
こんにちは。

7月初旬の暑さにやられたせいか、最近体力がなくて、医師勤務は週3しかしていないのに、へばっています。体温を超える気温は人間の暮らす環境ではありませんよね、、、。

本日は久々に我が家のポートフォリオをゆっくりみたので、株式投資を始めた当初から現在までの流れを振り返って話してみます。

証券口座を開設したきっかけ


株自体の勉強を始めたのは子供を妊娠した頃からです。
子供を持った責任感からお金の勉強を始めて、投資も始めた方が良いのかと雰囲気で証券口座を開設しました。そして、しっかり産後ホルモンの影響にあい、軽く産後うつになったため、不安を打ち消すためにお金の勉強を加速させました。(女医っぽい、、、。)

その時の記事はこちらです。

口座開設してすぐに株を買う知識も勇気もなく、空口座のまま1年ほど泳がせていました。

株式投資を始めるには


私が勉強を始めた時は、まだ旧NISAが開始してそんなに経ってない頃。

お花畑妊婦や産後うつ産褥婦が読みやすいようなカジュアルな株の指南本は本屋に見当たらず、お堅いおじさまたちが読むような株式投資の本しかなかった気がします。(まあ多分探せてないだけだと思うけど。)本屋で途方に暮れてました。

周りにNISA口座を持っている人なんて聞いたことがないし、職場で株式投資をやっていた人は、勤務中にもスマホで株を見漁って仕事しない迷惑な医者で嫌悪の対象だったので、参考になりませんでした。

医者をターゲットとした不動産業者からの院内PHSへの営業電話も日常茶飯事で、株式投資について誰か、「人」に相談することも、全員が詐欺師に見えて怖くてできませんでした。

そんな環境だったので、最初の株式購入はマインド面でかなりハードルが高かったのを覚えています。

騙されるんじゃないか、大金が一瞬で泡となるんじゃないか。

医療でも何でもそうですけど、リスクをとって行動を起こす「最初の一歩」はとにかく怖いです。飛び込むには勇気が入りますね。
リスク許容度は人によって違いますが、保守派な人ほど恐怖が強いのではないでしょうか。

リスク許容度を上げるには、
行動できるようになるには、

「自信を持つこと。」


そしてその自信を裏付けるのは「知識」です。

あたらしい世界はいつでも期待と恐怖と隣り合わせ.com

これは医学も一緒ですよね。
机上の知識をつけた後は、経験をひたすら積むのも一緒。

研修医の最初にサーフローを持って、初めて仕事として人体を刺した時と気持ちは一緒です。

私は当初知識を得るために、うまいこと本を見つけられなかったので、同じような子を持つ、子供のために学資費用や資産形成を目指す方のブログを何個も何個も、とにかく自分が納得できるまでインターネットで探しまくって読みました。多分効率は悪かった気がする。が、情報社会万歳。

とにかく、医学同様、
株式投資を始めるには、知識をつけて自分に自信をつけるのが大事です。

株式投資を始めた話や、その他のお金の勉強の始め方の記事はこちらです。

最初の銘柄購入


というわけで、私はどうにか知識をつけ自信がつき、自分の気が済んだところで少しずつ株式を購入していきました。

最近はカジュアルな読みやすい株式投資の本もたくさんでていて、そこにはまずNISAやiDeCo口座で投資信託を買いましょうと書いてあるので、皆さん投資信託から株式投資を始める方が多いのかなと思います。

しかし、私の最初の証券口座で買った銘柄は個別銘柄でした。
「インデックス投資」「ドルコスト平均法」という言葉も、もうあったのですが、それでもまだ投資信託を買う勇気が、なぜか当時はなかったのです。

まだ世界株や米国株インデックス投資より、個別株投資をしている個人投資家がブログ界隈には特に多かったのもあるかもしれません。

初めて買った個別銘柄の話は長くなってしまうので、また機会があれば別記事で書くかもしれません。


投資信託の積立を開始


個別銘柄をいくつか買って、相場を見たりする習慣もついた頃、やっと投資信託の積立を開始しました。まずは失敗しても良い自分のNISA口座から。

それで投資信託の銘柄選択も自分の中で落ち着いた頃に、投資を始めた当初の目的である失敗したくない子供のための資産形成を、子供の口座を開設しジュニアNISAを始めました。

当時のジュニアNISAは子供が成人するまで運用はできるものの、成人するまでの途中で解約や出金ができないいわゆる資金拘束となる制度で、あまり人気がなく、個人投資家の中でも賛否が分かれる制度でした。

何でも新しいものは最初批判される.com

色々こだわりがある個人投資家を尻目に、何もこだわりがない初心者投資家の私は、子供が成人し大学になった時に留学費用の足しにでもなればいいやと、深く考えずジュニアNISAを始めました。

今思うと、あまり深く考えない(深く考えているつもりなのだが、知識が足りずできていない)初心者の思い切りというのは、なかなか貴重だなと思います。

医師の仕事でも年次が上がり指導医になると、今までの経験症例転機がリスクとして脳裏をよぎってしまい、それが過剰な足枷となり思い切った治療ができず、かなり保守にまわることもあります。そういう時にマインド面でレジデントが引っ張ってくれることもありますよね。みんなありがとね。

おおっと、また話が逸れた.com

この子供のジュニアNISA口座は、自分の口座でトライ&エラーを繰り返したおかげで、一番平和で順調はポートフォリオになりました。
少し前ですが、ジュニアNISAの運用結果の記事はこちらです。
(気が向いたらまたリライトしますね。ちなみにジュニアNISA口座は2023年で新規口座開設・取引は終了となっています。)


その後、証券口座を開いて数年、自分と子供の口座で投資信託積立をメインでしていました。個別銘柄は趣味で少し、ちょいちょい火遊びして火傷もしていました。
そうこうしてるうちに、来ました。奴が。コロナです。


暴落が来ても淡々と積み立てる


2020年新型コロナ来訪。中国から全世界に広まった未知のウイルスの脅威に世界の市場が停止し経済不安にさらされ、株式相場も3月中旬に大暴落がありました。

今はどの投資初心者本にも書いてあると思うのですが、インデックス投資信託の積立投資というのは、株式投資の相場が上り調子でも暴落していても、相場によって積立額を変更することなく淡々と積み立てる、ドルコスト平均法というのが鉄則です。

特に暴落している時に不安になって狼狽売りをしてしまうと、いつ来るか誰もわからない底値で買うタイミングを逃してしまうことになり、資産形成期の投資家にとっては一番やってはいけない行為です。

インデックス積立投資での、禁忌の行為やマインド面もそれまでに勉強していましたので、コロナショックの株式相場暴落が来ても株式投資に関しては特にブレることなく淡々と積み立てました。

まあ、それより何より、2020年コロナ、医療者の皆さん職場、大変でしたよね。

未知のウイルスに、各種対策、院内ルール自科ルールをその都度変えて、そして迫り来るコロナ患者、院内感染、緊急事態宣言に保育園休園、え、医療従事者の子供は預けて出勤しろ?え?休むな?え??ぎゃー、、、。

あの混乱は思い出しても話のネタにはいいけど、もう二度と経験したくない。黄色いテープでぐるぐる巻きにされた遊具風景はトラウマだ。

コロナ暴落直面時は、株式投資のマインド面うんぬんより、コロナに関連した仕事や家庭の影響がめちゃくちゃ大変で、投資なぞどうでも良くなっていた、って感じが正直なところですかね、、、。

家族全員投資を始める


自分の株式投資を始め、子供の株式投資を始め、暴落がきてもコツコツ、、、。そうすると、株式投資の運用額が女医とはいえど、「妻のポケットマネー」っていう額じゃなくなってきました。

「あいつなんだかコソコソ株やってるな」って黙認してくれていた夫(医師)も、見過ごせない額になってきたと思います。

思います、って曖昧なのは、我が家夫婦完全別財布で私がどれだけ株式にお金を入れているか、詳細額は夫に知らせてなかったから。夫が怒るだろうという単に私の推測、妄想。もうこれ以上勝手にやったら怒られるな、多分、、、みたいな。

夫、ダイスキだよー、アイシテルー(韓流アイドル風).com

ちょっとうろ覚えですが、コロナショックの時に株式投資に入れていたお金は2000万くらいだったと思います。あと子供のジュニアNISA分。(別なのかよ。)

実はコロナショック前に何度か夫に、株式投資をお勧めしたんですが、脊髄反射で断られてました。(涙)

ただ、コロナショック後、2020年の終わり頃、夫も社会情勢を見たり、コロナ後の金配りにリバウンドする株式相場をみたり、私が飽きることなくコツコツ続けていることを評価してくれたのか、「資産形成としての株式投資」に興味を示すようになり、その後無事家族全員証券口座を持ち、株式投資を始めることになりました。

私と夫の株式投資をめぐる愛憎劇についても、いつか別記事で書きたいな。人のこと言えないけど男医者も大概めんどくさいよね。

現在の運用額


コロナショックから無事4年経ちました。
相場も色々ありましたが、その間我が家は、変わらずインデックス投資信託メインでコツコツ積み上げました。

そして現在、世帯の株式運用額は「富裕層」の域に到達しております。
詳細な額は伏せさせていただきます。


図はリベラルアーツ大学さんからお借りしました

たった4年前に個人の運用額が2000万だったのに、現在のこの結果は、稼ぎ頭の夫が投資に参入してくれたこと、夫婦で一生懸命働いて稼いだこと、私が株を買うのが楽しすぎて銭ゲバになり節約しまくってしまったこと、我が家の全資産に対する株式入金比率が高いこと、コロナ後の上昇相場で相場運が良かったこと、などが挙げられます。

家族の許可は得ているけれど、家族の資産を大量に株式投資に預けてその運用を(一応相談はしているけれど)私が担うことは、私にとっても少なからず重荷ではあったので、順調に増えてくれて、ほっと一安心、肩の荷が最近降りたように思います。

資産額が私に与える効果


どこかにも書いたかと思いますが、資産額があるというのは、それだけでかなりの精神的安心、心の余裕につながります。

そして常勤医を続けていくか悩んでいた私にとっては、退職や転職したいという自分の背中を押してくれる材料の一つになりました。
背中を押してくれた小さい材料たちの話はこちら。

現金があることもかなり安心材料ですが、株式というのは銘柄を変更すればキャッシュフロー収入にもなります。

例えば1億円、配当株式を運用していて、低めで年利3%の配当収入を見積もっても、金融所得からの収入が年間300万円は入ることになります。

男性フル勤務の医師から見たら、300万なんて少ないよ、、、と思う方もいるかもしれませんが、安く叩かれやすい時短ワーママ女医から見た年間300万(月25万円)は大金です。ゆるく働いてくれるもう1人の自分が増えたようなもんです。

そうしたらその分、自分に、家族に、本当の自分の時間を自由に振ることができるのです。

この金融所得から得られる収入や心の余裕が、かなり背中を後押ししてくれて、私は常勤医を退職できたと、改めて思っています。


まとめ


資産形成が気になっている若い女医さんが多いと聞いて、この記事を書いてみました。

私の資産形成を目的とした株式投資遍歴は、こんな感じでした。

平凡な女医は、株式投資を勉強し始めて10年弱でなんとかここまで来ました。個別株!10倍株発掘!一発当てたる!みたいなんはやってません。

いわゆるインデックス投資がメインとにかく稼いで支出把握してコツコツ、です。

一応富裕層にはなりましたが、今も趣味なので資産形成は続けています。

資産形成は各家庭で合う方法があり、それぞれで違うと思います。

当初、家族にコソコソ隠れながらやっていた私が偉そうに言えないですが、各ご家庭で配偶者がいる場合はお互いしっかり話し合うこと理解することが、良い資産形成のコツかと思います。

1人がコツコツ貯めて、もう1人が浪費して垂れ流してたらもったいないですからね。また、1人がコツコツ切り詰めすぎて、家族にもその価値観を押し付け、医者家庭なのにたまの外食も旅行もせず楽しいはずの人生のタイミングを捨て続けて、80歳で大金持って死ぬ、、、国に相続税として寄付する、、、なんてのも勿体無いと思います。投資家界隈、このパターン多いのよ。

まあ要はバランスですね。

うまくバランスを取るには、資産形成恐怖がある人は、今回の記事のようなそこらへんの平凡な投資家の経験談を読んだり、投資の勉強して投資恐怖のマインドブロックを外すことも重要ですが、まずは家計(特に支出)を把握することから始めて、家人と話し合うことが重要ですね。

何度も言うように、(私も偉そうに言えないですが。汗)各家庭話し合いがんばりましょう。私もがんばります。

あ、あと、家庭を持っていない独身の若い先生方は、脇目も降らず医学に飛び込んで、どうせお金は使う暇がないので、そのお金をNISAに入れといてください。そうすれば専門医取る時には一財産になってるんじゃないかと思います。

それではまた。



今日のおすすめ。
Amazonプライムセールですよ!ということで。
え、安くない?!ちょっっと前に買っちゃった、、、悲しい。

やばいセール楽しい。記事書いてる場合でない。


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こちらの記事を読んでみて下さい。






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