日本シリーズを終えて

   激戦を終えて一日が立ちました。昨年、一昨年とは比べ物にならないぐらい楽しい試合を見れたように思います。今回は第一戦から振り返っていけたらいいなと思います。

   第一戦
   この試合は最初から最後まで見ることが出来ました。この試合においてはやはり何といっても吉田正尚選手のサヨナラタイムリーでしょう。あそこで1球目から行ける辺りやっぱりオリックスを牽引してきた男としての輝きがあったように思えます。
   そして意外とネット上の意見スルーされてたのはジョーンズの代打のように思います。彼が後に繋げたことの大きさは計り知れないんじゃないかな…と思いますね。

   勿論、奥川投手の熱投も光っていました。今シリーズ、オリックスはヒットが中々いいところで出せなかったように思いますが、「ヤクルトの投手、打たれへんわぁ…」と印象づけるにはこれ以上ない働きだったんじゃないでしょうか。

   第二戦
   この試合はあんまり見れてない(第六戦までみんなそうです…)が、この試合もまた白熱しましたね。宮城投手VS高橋奎二投手の根比べとなりました。一戦の勢いが止まりヤクルトの流れか…と思わせながらもそこはしっかり抑える。これが日本シリーズなんでしょう。私は昨シーズンから野球を見始めた新参者なんで日本シリーズ=巨人がﾁｰﾝ…のイメージしかなかったのがこの二戦であっという間に翻りました。
   
   また、高橋投手はこれがプロ初完封ということでこれまためでたい話です。竜党としてはセリーグの連敗が止まったのも明るいニュースでした。

   第三戦

   この日は第二戦と打ってかわってバッターが見せ場を作った試合でした。正尚選手がタイムリーを打った(7回)でおいてもまだまだ点をとらねばならなかったのかなと思う反面、中日なら7回?ビハインド?もうだめだ追いつけない…状態だったので(多分ヤクルトと横浜以外はそうなりかねない)ここで一発放つサンタナはやはり火ヤク庫打線を担うだけあるなぁと思いました。

   第一戦 サヨナラ
   第二戦 投手戦
   第三戦 シーソーゲーム
と、もう野球見ないよって人にもとりあえずこのシリーズだけ見せれば面白さが8割は伝わるんじゃないだろうかと思えましたね(笑)

   第四戦
   
   山﨑颯一郎投手VS石川投手の投げ合いとなったこの試合、投手の年の差が凄いなぁというのが一番最初の感想でした(笑)(ちなみに石川→山本昌の歳まであと9年かかります、昌さんバケモンですねやっぱり)そしてこの試合勝ちが石川投手についたことで歴代2位の素晴らしい記録が残ることとなりました。

   さて、試合の方ですが私としては山崎投手が早めに降りてしまったのが良くなかったのかなと思います。これが後の中継ぎ負担になっちゃったのかなぁ…ただ、仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。結果論なんで。

   第五戦

   オリックスは後がなくなった&流れが傾いていた中での五戦目、この試合もファンなら胃薬が何個あっても足りない、そんな試合だったと思います。ただ明らかにヒギンスの状態がダメでしたね…あれで何とか追いつかれただけですんだのがあのジョーンズの一振りに繋がったのだろうと思います。

   ジョーンズに関しては一言だけ。
「本物が、来た!」

   第六戦
   この試合は一部見れませんでしたが最後は見ることが出来ました。五回、試合が動き始めるとそこから両者一歩も譲らず。延長戦にもつれこむことになり手に汗を握る試合となりました。

   そして12回、代打、川端。ここまで代打対決だとジョーンズに軍配が上がっていましたが…決めましたね。声出ましたもん(笑)最後の最後まで本当に楽しませてくれました。その裏、オリックスも頑張ってくらいついたんですが流れはもう変えるのが困難になっていました。でも最後の打席で必死にくらいつく宗もまた、いい男でした。というより出る人皆かっこよかったです。本当に。

   最後に

   互いに2連続最下位から始まった今季。
   どの解説者も一位予想してなかった今季。

   そういった中で本当に食らいついてきたシーズンでした。
   圧巻の投球山本、奥川。不動のリードオフマン福田、塩見。代打の切り札ジョーンズ、川端。そして火消し能見に初完封高橋。皆光ってました。輝いてました。こんな楽しいシリーズを見せてくれた両チームの選手、コーチ、監督には感謝しかありません。ありがとうございました!

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   本当に野球を見てて良かったなぁ…