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土地のエネルギー


2015年、主人の仕事の関係で2016年春に関東方面へ引っ越すことが決まった。



9歳から14歳まで、東京、山梨、千葉と住んだことがあったけど、14歳後半から結婚する36歳まではずっと兵庫県神戸市に住んでいて、結婚を機に奈良県奈良市へと引っ越して奈良が終の棲家になると思っていた。



可能性としては主人から聞いていたけれど、まさか本当になるとは思っていなかったし、今思えば信じたくなかったのかもしれない。



主人も葛藤していることを知っていたし、ついて行くことは決めていたけれど、私のこころの中はそわそわしていた。



引っ越しまでの1年間をかけて、EFTタッピング、カフェキネシなどでセッションをしてもらったし、自分でもやっていた。



色々出てきた私の気持ちは、両親も奈良県に住んでいるし、離れるの不安、
関西が好きだし、ここにいたい。いやだ~
きっと関東方面じゃなくても同じ気持ちになったと思う。
それぐらい西日本の土地のエネルギーになじんでいたし、心地よかったのだ。



そして1年かけて気持ちのモヤモヤをある程度解消し、2016年春に神奈川県川崎市へと引っ越した。



新しい街は住みやすく、どこか慣れ親しんだ神戸の街を思い出させた。



そして数か月過ぎたある日、不思議な感覚に気づいた。



それはからだは神奈川県にあるけれど、こころ(魂)を奈良県に置いてきた感じだった。



今住んでいる場所にグラウンディング出来ていない感じ。土地のエネルギーになじんでいない、そんな不思議な感覚だった。



そして帰省で実家に戻ると、自分のからだとこころ(魂)が一致する感覚。



神奈川県に引っ越してすぐに妊娠した為、年末から出産後の春先まで奈良県の実家で過ごすこととなったこともあり、からだもこころ(魂)もしばらく慣れ親しんだ土地にいることができた。



私のからだもこころ(魂)も東日本の土地で落ち着いたのは、それから1年ぐらい先だった。



今となっては、確実に神奈川県のこの場所にしっかり自分が存在している。



この土地のエネルギーにちゃんとなじんでいる。



それは関西方面に帰省した時にはっきりとわかるようになった。



関西は好きだけど、今の自分の居場所は関東なんだって。



土地のエネルギーというのを体感した数年だった。



今でもやっぱり関西に戻ると心地いいし、リラックスできる。



それでも長年住んでいた時とは違った感覚で、よそから来た自分がそこにはいる。



土地のエネルギーの大切さを改めて体感した数年だった。

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