ワインエキスパート取得への道(筆記試験編)

私が入学したワインスクールは、アカデミーデュバン。Academy du Vin。名前がいかにもかっこいい。 ワイン通のすごい人ばっかりがクラスメイトだったらどうしよう。。。と不安に思っていたのは取り越し苦労で、同じクラスになった皆さん、気さくだし、年齢もバラバラ。 それぞれに色んな目標をお持ちの真面目ないい方ばかりだった。

授業は週に1回、2時間。筆記試験用の座学とテイスティングで構成されている。 私のクラスの先生は、スクールの人気マドンナ講師。 美しい容姿に加え、授業の中身も大変整理されて分かりやすく、座学・テイスティングともに毎週魅了された。

ここのクラスで、1月から試験のある8月まで、みっちりお世話になった。毎日、毎週、復習と予習の繰り返しで、あっという間に過ぎたように思う。

あの8か月間は、今振り返っても、おそらく私が死ぬときに振り返っても、「人生で充実していた時間TOP5」にきっと入るであろう、有意義な時だった。 昔、尊敬する人が、「生きるとは、知ること」と言っていたが、本当にそのとおりだと思う。 今までただただ好きだったワインが、私の中に知識として蓄えられていくことは、私にとってまさに生きる喜びだった。 

「昨日の自分が知らなかったことを今日の自分が知っているってすごいことだ!!」という、知的好奇心が満たされる喜びを30過ぎにして初めて知った私。 この感情、学生時代に出会っておきたかったぜ!

そんなわけで、8か月の間、(まぁ受験勉強に無縁だった勉強素人の私が言ってもあまり説得力はないと思うけれど)、とにかくめちゃくちゃ勉強した! 会社にいる時も、昼休みは図書館に行ったりなんかして、勉強の時間をつくった。

大切にしていたことは、①授業が終わった日に復習をして脳に忘れさせないこと、②単純な暗記もの以外はロジックで(なるべく図解で)理解すること ⇒そうすると理解が定着して忘れにくい、の二つだ。 1月の授業の初期でこの2つは習慣づけたので、途中もしんどい感じはなかったと思う。

マドンナ先生の授業が兎にも角にも分かりやすく整理されていたことと、勉強スタート時から復讐の鬼、いや復習の鬼だったことが功を奏して、一次の筆記試験は、実は模試の時からいい点数を取っていた。本番も9割近く正解したと思う。

私にとっての難関は、そう、このあとだ。

テイスティング。

スクールでの8か月の間も、その後の1か月の特訓セミナー中も、いつでもテイスティングが苦手だった。はっきり言って、全然できなかった。

果たして試験本番では、苦手を克服できたのか。

次回に続く。

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懐かしい一枚。模擬試験のあとの一杯🥂



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