no.21 30代が振り返る、大学生時代の失恋日記
すこし久しぶりです。
何の飾り気もない記事を見に来てくれた方たちへ、ありがとうございます。
大学を卒業した後も、だいぶひきずっていたので、気が済むまで、書き続けます。
そして、同じことを何度も書きます。
失恋ってそういうものですよね、と思いながら読んでいただければと思います。
わたしが25歳の頃の日記。
大学を卒業して、そろそろ3年が経つ頃でした。
わたしは、相手に会いました。気持ちを伝える心構えだけ、それだけを用意していました。
会った日のこと。いまだに覚えている。
駅で待ち合わせたこと。到着のだいぶ前に着くわたし。
時間どおりにくる相手。
会って、目を離せない。それくらい好きだった。それを再認識しました。
会った日。時間はあっという間に過ぎました。
終電の時間が近くなっていました。
そして。
すぐに、また、わたしは引っ越してしまう。
そういう境遇なのに、好きだと伝えました。
引っ越してしまうことに、相手は躊躇していたとわたしは思った。
けど、本当は、もう相手に、その気はなかったんだったなぁ。
迷惑をかけているんだなぁ。わたしが整理しきれないせいで、振り回しているんだなぁ。
勝手に罪悪感を覚えて、それを慰みにしていた。
この時期、頻繁に夢を記録しています。
けど、内容は画一。
相手が出てきて、幸せに過ごしているわたしたち。
覚めた瞬間のさみしさ。からっぽのしあわせ。
その繰り返しでした。
わたしは、好きが、もういちど伝わると思っていました。
そして、好き合えると思っていました。
いや、うそかも。不安を拭うように、そう思っていただけなのかも。
会った日が、もしかしたら最後の日になるかもしれない。
そう考えて、恐ろしさを感じていた。
好きと伝えて、返事を聞ける日を待ちわびる日々でした。
けれど、終着駅に、幸せが待っていることを信じていました。
そう思わないと、やってられなかったのです。
わたしは、相当に、みっともなかった。
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