no.15 30代が振り返る、大学生時代の失恋日記

はじめに
何の飾り気もない記事を見に来てくれた方たちへ、ありがとうございます。
大学を卒業した後も、だいぶひきずっていたので、気が済むまで、書き続けます。
そして、同じことを何度も書きます。
失恋ってそういうものですよね、と思いながら読んでいただければと思います。

わたしが24歳の頃の日記。

夢をみた。
あの人が出てきた。

4人くらいでどこかに出かけていて、話をしていた。
ふと、2人で話すタイミングがあって、わたしは聞いた。

何で、最後のメール、返信くれなかったの?と。

あの人はこたえた。「そんなの当然でしょ?」と。

そのほかにも何かしらのやりとりはあったけど、詳しくは覚えていない。

押し問答にイライラして、わたしは、
あんなヤツと付き合わないでほしい。ただ束縛して、自分のものにしたいっていう魂胆しか見えないよ、と言った。

あの人は、「それでも、あのとき、うじうじしていたところを救ってくれたんだよ。それはすごくない?」

わたしは愕然とした。それって、盲目じゃない?って思ったけれど、それでいいって言い切る相手に、これ以上、かけるべき言葉を見つけられなかった。

こんな夢をみてしまうだなんて、あほみたいだ。

こんな夢をよく見ていました。

夢なんですよね。これ。
もう、諦めたいのに、自分自身でそういう決断をできないと言っているようなものです。

この頃は、少し、疲れていたと思います。

もうどうにも動くことのない、関係性。
前を向くことのできない自分。

相手のことを、幽霊のような存在として捉えて、
それに慣れてきたら、夢にたくさん出てくるようになった気がします。

わたしは、そのことをある程度、ポジティブに考えていた。
「あぁ、やっと、これで、もう少しで消えて無くなるんだろう」と。

すっぱいぶどうを見上げるきつねのように、けれど、すっぱいと決めつけられずにいたような感じでした。

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