見出し画像

曲のインスピレーションについて

こんにちは。NaTsuです。

この記事では、趣味のビートメイキングにおけるインスピレーションの得方についてまとめたいと思います。

あくまでも初心者目線なので、温かい目で読んでいただけると嬉しいです(笑)

【1】小さな感情に目を背けない

え、いきなり重くない?
と思うのかもしれませんが、
私にとって、創作というのは音楽に限らず、自分らしさを形にして伝えるものなので、自分がどう思うかを、まず何よりも大前提にしています。

仕事を頑張ったあとに美味しいご飯を食べるときや、連日降り続ける雨が止んだ瞬間に、心の中で何かしら湧き上がる感情。

日常を切り取って、割とどうでもいい小さな感動を逃さないことが、最終的にインスピレーションに繋がるのだと思います。

例えば、最近の作品 “Through the Forest” と “Missing You” について、前者は大自然に囲まれた家に住みたいと思った時の感情、後者は台湾に居る親と長電話をしているときの感情から作った曲になります。

もちろん、感情の中身を知っているのは自分自身しかいませんが、
「環境に飽きた」「家族が恋しい」というのは、きっと多くの人は一度は思ったことはあるのではないでしょうか。

インスピレーションは、最初から「誰も考えたことのない」特別なものでなくても良いのかもしれません。

【2】インスピレーションの言語化

インスピレーションを得たときに一番最初にすることは、スマホのメモに書き残すことです。

前述した通り、「どうでも良い」ことが本当に多いので、言葉として残しておかないと、そもそも記憶フィルターに通らずスッとなくなります(汗)。

また、自分一人で誰もいないときは、感情が湧いた瞬間に頭の中で流れたメロディーを口ずさんで、ビデオを撮って記録しておくこともあります。(見返すと恥ずかしいやつですが、しょうがないです。)

インスピレーションは、あくまでもきっかけなので、自分の感情に気づいてから、何もしないでそのままにしておくと、ただの考え事に止まります。

ただ、正解がないからこそ、形にこだわらず、自分に合う方法を見つけることが大事です!

【3】思い通りにいかなくてもいい

せっかくインスピレーションを得たので、イメージ通りに仕上げたい思いが強くなりますが、時々それが自分の首を絞めることがあります。

仕事としての創作になるとまた話が違いますが、趣味としての創作は、思い通りにいかないことをいかに許せるかが、これからも楽しんで取り組むための鍵でもある気がします。

その「思い通りにいかない」作品として、“Cooking Time” がその一つです。

想像がつかないかもしれませんが、インスピレーションの原案は、実は雨上がりの嬉しい気持ちでした。
楽器は明るい雰囲気の出るウクレレを選定して、シンセサイザーの跳ねるような音もそのために打ち込みました。

ただし、曲は一度完成したものの、「本当にこれで、伝えたい気持ちが伝わるのか」と疑い、何か決定打となる要素が足りないと悩んでいました。

ちょうどそのとき、私の作業場が家のキッチンに近かったので、キッチンをボーッと眺めていると、昔作ってみたかった、DELI◯◯ KITCHENに出てきそうな音楽というインスピレーションが頭に浮かびました。

「この曲、もしかしたらなれるんじゃない?」

まさか曲ができあがったタイミングで大きく方向性を変えて、キッチンの雰囲気を作り出すように、効果音ラボさんで料理シーンの素材をかき集めて、ひたすらトラックに貼り付けて完成したのが “Cooking Time” でした。

全く異なるインスピレーションが、こんなふうに混ざり合って化学変化を起こすものなんだと、この曲を作っているときに実感しました。

【4】まとめ

・日々の感情を客観視すること
・感情を言葉で具体化すること
・インスピレーションを裏切ってもいいと思えること

自分の音楽創作において、上の共通した考え方があると気づいて、今回noteを通じてまとめさせていただきました。

人それぞれなので、自分のやり方が必ずしも全ての方に合うわけではありませんが、
他人の感情を伺うことが多い社会で生きている中で、自分の感情に目を向ける機会は、きっと音楽が与えてくれたのだと思います。

ビートメイキングについて散々と書いて今更ですが、
最近、音楽のプロを近くで見る機会も増えてきて、正直、今の自分の音楽に対する考えはとても未熟なものにすぎないとも感じました。
自分の課題も、少しずつ見えてきましたねー。

まだ、ゴールが見えない霧の中にいますが、逆にこれからどうなっていくかが楽しみです!

それではまた!

この記事が参加している募集

最近の学び

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?