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*音楽と記憶

みなさんには、想い出の音楽や、忘れられない音楽はありますか?

私には、たくさんあります。

この曲を聴くと何歳頃のことを思い出すとか、
その曲を聴くと卒業シーズンを思い出すとか、
あの曲を聴くとあの人を好きだった頃を思い出すとか。

春は出会いと別れの季節なので、私の「音楽と記憶」について少し書いてみようと思います。


※具体的なアーティスト名や曲名を出すと、確実に知り合いに身バレをするので、具体名はすべて伏せます。
これを読んでくれている私の友だちのみなさま、気になる曲があったら個人的に訊いてください(笑)
しかし、過去のnoteでいろいろ書いているからバレそうだけど…まあ、いいや。とにかく伏せます。



◆中学時代

どこまで遡ろうかなと考えたとき、自分の意思で曲を聴き始めたのが中学生の頃だったので、中学時代まで戻ってみます。

中学時代に良い記憶はほとんどありませんが、部活動は頑張っていました。私は吹奏楽部だったので、365日ほぼ毎日練習がありました。全然強くなかったけどね。

私が居たパートは、同級生同士の仲がすこぶる悪くて、日々その関係性に頭を抱えていました。
でも1人だけ、気が合う仲の良い子がいて、なんとか気持ちを保っていました。今では疎遠になってしまいましたが、とても感謝しています。

そんな子のことを考えながら聴いていた曲が1つあって、今でもその曲を聴くと、中学の部活動時代を思い出します。
もう10年以上経ったので、決して悪い記憶ではなく、あんな時代もあったなあと懐かしくなる感じ。

その曲は、そのアーティストの楽曲の中でもマイナーで、私の知る限りライブで歌われたこともありません。
だけど、「自分が本当に大切だと思える繋がりを大事にしろよ」的な内容が歌われていて、アツい歌なのです。

中学時代の記憶が蘇る曲は、今ではこの曲1つだけです。



◆高校時代

高校時代の記憶を思い出す曲は、山のようにあります。
高校1年生になった年から10年近くが経とうとしているのに、まだまだ覚えているのは我ながら凄い。

高校時代を思い出す曲は、2種類あります。

1種類目は、吹奏楽部で演奏していた曲です。
中学から引き続き吹奏楽部に入った私は、中学時代とは比べものにならないくらい、さまざまな曲を演奏させてもらいました。

ガチガチのクラシックから、当時流行りのJ-POP、吹奏楽定番の曲、ディズニーの曲、などなど。

特にJ-POPについては、今でもその曲を聴くと、ああ、何年生の頃に演奏したなあとか思い出します。あとは、演奏したおかげで知った曲もありますね。


そして、コンクールで演奏した曲は、今でも思い出深く、特別な曲です。
吹奏楽部経験者は共感してくれると思いますが、夏のコンクールはとにかく大変です。大変だなんて一言で済ませることができないくらい、大変なのです。
だって、「高校生の夏休み」という青春時代をすべて捧げるんですよ?まさに全身全霊。

そんな全力でぶつかったコンクールで演奏した曲の、とあるフレーズを耳にしたり、曲名を見かけたりすると、あの当時の記憶が一気に蘇ってきます。
でも、高校時代は楽しく部活をしていたので、練習大変だったな、という記憶と共に、あのメンバーで練習するのは楽しかったな、という記憶も蘇ってきます。

でも、今、真っ先に思い返すのは、定期演奏会でも、合宿でも、夏のコンクールでも、そのほか何か特別なイベントごとでもなくて、パートのみんなと(たまに)ふざけながら、くだらない話をしながら練習していた、何気ない日常です。

私は、もう吹奏楽をやりたいとは思わないけど、あの日常の練習風景になら、1日だけ戻りたいと感じます。


さて、2種類目は、とあるアーティストの曲です。
中学時代に出てきたアーティストとは別の人。

このアーティストの曲を聴くと、高校時代に付き合っていた人のことを思い出します。
よく、「女の恋は上書き保存」と言いますが、曲だけは忘れられないし、そのアーティストにはなんの罪もないので嫌いにもなれません。

もし、恋人に自分のことを一生忘れさせたくない!という強い気持ちがあるのなら、特定のアーティストや曲を教え込んであげてください。絶対にその人は、あなたのことを忘れないと思います。(個人的見解)

話が逸れましたが、このアーティストの曲は、今でもたまに聴きます。さすがに、当時の記憶を思い出したくて聴いているわけではないですよ。

去年、久しぶりにそのアーティストのライブに行きましたが、声も曲の雰囲気も喋り方も、何もかもが変わっていなくて安心しました。

私はこれからも、一ファンとして、この人の曲を聴いていきたいなと思っています。



◆大学時代

大学生になると、聴く曲の幅がさらに広がりました。

中学や高校の頃好きだったアーティストの曲は引き続き聴き続けていましたが、友達のおかげで好きなアーティストが増えたり、世の中の流行のおかげで好きなアーティストが増えたり。はたまた、むかーしから活躍しているアーティストを、遅ればせながら好きになったり。

そのおかげで、フェスやライブに行くことも格段に増えました。フェスで新たな曲に出会ったりもしましたね。

そんな大学時代を思い出すアーティストや楽曲は、ありすぎて1つには絞りきれません。

この曲は、あの人があの頃に聴いていたな、とか。
この曲は、あの頃に流行って好きになったな、とか。
この曲は、コロナ禍になってから聴いてたな、とか。

だけど、強いて1つだけ選びなさいと言われたら、このアーティストを選ぶだろうな、というアーティストが1組だけいます。

そのアーティストを好きになったのは、友人の影響でした。今でも私はそのアーティストが大好きですし、なんなら好きなアーティストの1位2位を争うと言っても過言ではありません。

これからも、そのアーティストの曲に触れるときには、子どもと大人の狭間で揺れ動きながら自由を謳歌し、友人たちと時々キラキラした青春のようなことをして過ごした、あの大学時代のことをたまに思い出すのだと思います。

そのアーティストの曲は、社会人になった今の私にも、そっと寄り添ってくれる曲ばかりです。



◆社会人

社会人になってからは、今どきのアーティストではなく、かなーーーり昔から活躍しているアーティストの曲をよく聴くようになったりしました。

今までも好きではあったのですが、改めてしっかり歌詞を聞いてみたら凄くいい曲があり、そこから芋蔓式にそのアーティストの曲をよく聴くようになりました。

最近はカラオケでもよく歌っています。昔から活躍しているアーティストなので、知っている人が多いのも嬉しい。

あとは、その時々の自分の状況によって、聴くアーティストや楽曲、ジャンルは変化しています。

仕事が大変な時。恋愛で悩んでいる時や幸せな時。四季を感じたい時。いろんな状況に応じて、私はわかりやすく聴く曲に偏りが出るので、我ながら面白いです。



◆まとめ

こうして書き出してみると、私はまさに、
"No Music,No Life"
で生きてきたんだな、と改めて感じました。

これからの私の人生においても、音楽は必要不可欠ですし、いつでも私に寄り添ってくれる音楽たちや、その音楽を作り出してくれているアーティストの皆さんには、感謝してもしきれません。

みなさんの心の中には、忘れられない音楽や、大切な記憶と共にしまわれている曲はありませんか?

久しく聴いていなかったあの曲を、久しぶりに聴いてみるのもいいかもしれませんよ。

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