①【ワタシとお抹茶シリーズ】出会い編
ワタシのプロフィール
出会いは幼稚園のお茶席体験で
ワタシがお抹茶と出会ったのは、6歳・幼稚園の年長組のときだ。
現代の感覚からすれば、比較的早めの出会いだったように思う。
きかっけは、ワタシが通っていた幼稚園で、お抹茶のお茶席体験をしたのだ。
今思えば、幼稚園でお茶席体験ができること自体、かなりレアなように思う。
なぜワタシの通っていた幼稚園でお茶席体験ができたのか、真相は不明だ。
深い緑色のお抹茶と、キレイな和菓子の組み合わせ。
そして、お茶席でのお作法。
すべてが生まれて初めての体験だった。
幼稚園児のワタシの心は、お抹茶に夢中になった。
それからというもの、ワタシは抹茶に魅せられる人生を送り始めた。
もしかすると、同じ幼稚園に通っていたクラスメイトでお茶席体験をしたことを覚えている人はいないかもしれない。
けれど、幼稚園でのお茶席体験は、ワタシにとって人生を変えるほど大きな経験だったのだ。
だからこそ思う。
あのとき、幼稚園でお茶席体験をさせてくれてありがとう、先生。
あこがれ続けて早19年。念願叶って裏千家へ入門
ワタシがお抹茶と出会ったのは6歳と比較的早めだったものの、そこから19年間、茶道との接点は音沙汰なしだった。
数字にすると、音沙汰なし期間の長さに驚く自分がいる。
もっと早く接触する機会はなかったのだろうか?
こればかりは仕方がない。
ご縁がなかったのだ。
何より、ワタシは4歳から始めていた新体操に長く熱中していた。
さらに父親の仕事柄、転勤族でよく引っ越しをしていたので、お抹茶どころか新体操さえも、途切れ途切れで続けていたような状況だったというのが、本当のところだろう。
何よりも17歳までのワタシは、スポーツに明け暮れた生活を送っていたから、茶道を習うという気持ちは備わっておらず、ただの憧れの対象でしかなかったのだ。
とはいえ、学校の文化祭や町の産業文化祭でお茶席があれば、必ずお抹茶を飲みに行っていた。
手前みそだが、抹茶味のアイスやお菓子を好んでよく食べていた。
でも、それ程度だった。
裏千家への入門を決意したのは、25歳になる数か月前のことだ。
社会人になり、お金も少しだけ持つようになったワタシは、「入門するなら今だ!」と自分の中の何かが騒ぎ出したのだ。
※なぜ裏千家に入門したのか、入門するまでの経緯については、また別の記事に書こうと思う。
何はともあれ、19年越しにやっと、茶道の門戸を叩けた25歳の夏。
裏千家入門は、ワタシの茶道人生が歩み出した瞬間だった。
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