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24年7月期 月9ドラマ【海のはじまり】情報解禁

本日5月8日に、次クールである2024年7月期のフジテレビ月9ドラマに関する情報解禁がありました。
タイトルは、「海のはじまり」
主演は、SnowManの目黒蓮さん。
あのsilentチームが再び集結した、親子をテーマにした作品ということで、今から作品が待ち遠しいです!
この記事では、現時点で公開されている情報をもとに、個人的に楽しみなポイントについて想いのままに語ります!



●公式サイトオープン

情報解禁にあわせて、さっそくフジテレビの公式サイトがオープンしています。
このキーヴィジュアルを目にした時点で、世界観に期待が高まりますよね!

▼公式サイト

キーヴィジュアルから伝わる世界観

朝のような、夕方のような、なんともいえない穏やかで柔らかな優しい光が差し込む海岸線を背景に、空を見つめる主演の目黒蓮さんと、娘役の泉谷星奈ちゃん。
「silent」「いちばんすきな花」に続くチームでの作品らしい質感の写真からは、美しく、あたたかく、穏やかな空気感の中に、儚さや、一瞬の尊さ、二人の距離感も感じられるようで、どのような物語になるのか、その世界観の一片が垣間見える雰囲気です。
目黒蓮さんの手にはカメラが握られており、このヴィジュアル自体も、何気ないようで大切な愛おしい一瞬を切り取った思い出の1枚のようで。
二人が見つめる先は、空にいる"母親"でしょうか。
いろいろなストーリーを連想させる、とても美しいイメージです。

●slientチームが集結

"間違いない"制作陣で挑む

脚本に⽣⽅美久さん、音楽に得田真裕さん、プロデュースに村瀬健さん、演出に⾵間太樹さん、髙野舞さん、ジョン・ウンヒさん、そしてビジュアルに吉良進太郎さん。
「silent」「いちばんすきな花」と、その世界にどっぷり浸かり心を動かされまくった私としては、もうこの上なく楽しみな布陣です。
映像の美しさ、心の動きの繊細な表現、日常を描く根気強さと目線、音楽の質の良さ、すべて、最高ですよね。

それぞれ様々な作品で実績を残されてきた方々ですが、ここ最近は、生方さんの脚本をもとに、「silent」で社会現象を巻き起こしたことで大衆からの注目度がさらに高まり、「いちばんすきな花」で視聴者を唸らせたチーム。
「こういう作品が見たかった」とドラマ好きの心を掴み、プロモーションで話題性を呼び新しい視聴者層も巻き込みながら、新しい風を吹かせてきたチームです。

安定ではなく挑戦の月9

先にも述べたように、期待値の高まる、ある意味"安定"の布陣で作られる今回の作品。
ストーリーも、台詞も、映像も、きっととても美しくて、心をきゅっと掴まれるんだろうな、そんな期待で胸いっぱいの私ですが、そんな風に次回作を楽しみにしている人はとても多いはず。
ですが、同じチームで3作目ともなると、高まる期待値を裏切らないようにしつつも、「やっぱり良いね」だけでない、またひとつ何か良い意味で期待を裏切り超えていくような、「さすがだわ」「そうきたか」と唸らせるようなチャレンジも、必要になってくると思います。
ましてや、"月9"という看板も背負い、この短いスパンでの3作目。
"安定"の布陣で挑むからこそ、作品の質的にも、残すインパクト的にも、とても大きな覚悟を持った新しい"挑戦"になるのではないかと思います。
個人的には、今の時代の"月9”の枠に、親子愛というテーマを据えて、日常の愛おしさや人と人とが想い合うことを実直に描く(と予測している)、ということ自体が、なにかこのチームの、懸ける想いと、ブレないプライド、そして良いものを作るぜという覚悟を感じて、今から本当に楽しみです。

●"今"観たい目黒蓮さんのお芝居

主演はSnowMan目黒蓮さん

目黒くん月9主演おめでとう!!!(ファンです)

今回公開されたコメントにもありましたが、目黒さんは「夢ノート」に、「月9主演」という目標を書いていたとのこと。
ファンの中では有名な話ですが、キラキライケイケアイドルのように見えて、デビュー前も長い間苦労された彼は、この世界を辞めようと思った頃から、"いつか"実現出来たらいいなと夢のそのまた夢のように当時思えた目標を「夢ノート」に書き、自分を変えて、一歩一歩進み、今日に至った人です。
彼がそのノートに書いた目標が、ひとつひとつ叶っていくここ最近の姿は、一見とても華やかに見えますが、運やブームの波のようなものにポンっと乗っているわけではなく、泥臭く地道な歩みの積み重ねで撒いてきた種がようやく芽吹いたような、間違いなく彼自身の歩みで掴み取ったのが今の姿
「目黒は要らない」と昔言われた経験を、今こうして日が当たる場所に立ち求められる日々の中でも思い出しながらやっている、という風なことをよく彼はお話しされますが、本当にそういう想いで、謙虚に取り組んでいるのだと思います。
そんな彼が、このチームの月9の主演に抜擢されたというのは、とても胸アツです。

まず自分で種を撒かなかればチャンスは訪れないし、じっと耐えて根を張らなければ見つけてもらえない。
やっと見つけてもらえても、しっかりとした根とまっすぐに伸びてゆく力が無ければ、花を咲かすことは出来ない。

そんな道のりに、ご本人の凄まじい努力や想いの強さがあることは大前提なのですが、見つかって花を咲かせていくためには、水をくれて光を当ててくれる人たちとの出会いも絶対に必要で。
世の中的にはおそらく、「silent」という作品で多くの人々に認知された目黒さんですが、その「silent」という作品を一緒に作った制作陣から、「また目黒さんで」「目黒さん主演で」と、求められ続けるって、本当にすごいこと
"この人なら" "この人だから"、そう思わせるご本人の魅力と、そう思って企画を実現まで至らせしっかりとかたちにする制作陣の想いと確かな力。
目黒さんとこのチームが出会って、物語を紡いで、また新しい作品を届けてくれる、そこに立ち会えるということが、とても幸せです。

目黒蓮さんの覚悟

そんなチームに選ばれて、主演として挑まれるこの月9。

「事務所の先輩方もそうですが、これまでたくさんの役者のみなさんが作り上げてきた月9は、やはり特別なものを感じます。遠い場所から見ていたときはとにかく特別で、ただただすごい場所という見方をしていましたが、いざ自分が出演するとなるとオファーは自分のチャンスではなく、ドラマを作る全てのみなさんの思いや挑みの一部に選ばれたということなので、その思いを正解にしたい気持ちと、とにかく自分らしく、見てくださるみなさんの心を動かせるお芝居を全うしたいという気持ちです」

「海のはじまり」目黒蓮さんコメントより

これ、目黒さんのコメントです。本当に彼らしいですよね。

「夢ノート」に書いていた月9。
関係性も構築出来ているチームとの作品作り。
またひとつ夢が叶って、万全の布陣で自分の役柄に集中して挑める環境ですが、「月9」という看板を背負ってドラマに主演するというのは、訪れたチャンスを今ものにするんだという前向きな挑戦心と、これだけ注目を浴びせられ気合の入った作品の中で結果を残さなければというプレッシャーも混在するものだと想像します。
ドラマは目黒さんのファンのためだけのものではないですから、色々な人たちの想いや期待や時には穿った見方も背負いながら、一番前に立って役割を全うするということは、想いを強くもたなければ出来ないこと。
一見とんとん拍子でついに月9主演か~と思われそうですが、そんな風に一番思っていないのが、目黒さん自身だと思います。
きっと彼は、自分の心を強くもって、全力で役や作品に向き合って、今のベストで挑むのだろうな、と思いますが、どうか健康に気をつけながら、楽しみながら、自然に癒されながら、届く人にちゃんと届いて、正しい評価を得て、晴れやかな気持ちでクランクアップを迎えてほしいと心から願っています。(気が早すぎる)

新しい目黒蓮を観たい!

お芝居については定評があり、さまざまな評価も得てきている目黒くんですが、今回演じられる役柄は、わりと"普通"っぽい男の子なのかなと思います。

・都内の印刷会社で働く28歳の青年。
・3歳の時に両親は離婚し、母親に引き取られた過去を持つ。その後母親は再婚、血のつながっていない父親と3歳下の弟がいる。
・高校を卒業後、都内の大学へ進学し、水季と出会い付き合う。
・2年生の冬、水季から一方的に別れを告げられ、その後水季と会うこともなく卒業し、そのまま就職。
・「んー」が口癖。めんどくさいことや頭を使うことなどを避けるようにして生きてきた部分もあり、特に大きな挫折を経験したこともなく生きてきた。

「海のはじまり」あらすじより

恋人との突然の別れ、自身の生い立ち、そして突然現れた娘。
ドラマチック要素はありつつも、夏という人物のキャラクター自体は、結構"普通"っぽい、今どきそこらへんにいそうな子なのかなと。
普通に大学に入って、就職して、高い熱量を持って生きているわけでもないけれどそれなりに流れにのりながらうまくやっているような、どこか満たされなかったりしながらもまあそんなもんかなと生きているような。
(すみません、妄想なので、全然違ったらごめんなさい。)

個人的には目黒さんは、なにげない仕草や表情の背後にある心をナチュラルに繊細に表現する力に長けている方であり、よい意味でみんなの記憶の中にいる人のような身近っぽさを感じさせる雰囲気を出せる方だと思っているので、非日常的な世界に連れて行ってくれるようなキラキラ王道ラブストーリーではなく、今回のような作品・役柄に挑んでくださったことにより、その魅力をたくさん感じられそうで、嬉しい限りです。

最近の授賞式のコメントなどを見ていても、お芝居を自分は続けていきたいというような想いが、謙虚な彼なりに確固たる想いに変わりつつあるのかなと勝手に思っていまして。
目黒蓮さんという役者さんとしても、SnowManというグループとしても、一人の人間としても、27歳になった今の目黒さんが、自分の次のチャレンジにこうした作品・役柄を選んだのが、嬉しい。(誰目線)
新しい魅力がまた開花しそうで、とても楽しみです。

●完全オリジナルストーリー

"親子の愛"の物語

自分の前から突然姿を消した恋人が、7年前に自分の知らないところで出産し、娘を育てていた。
目黒蓮さん演じる月岡夏と、娘とされる海との"親子"の物語が軸になっていくようですが、いろいろな"親子"のかたちが描かれそうですよね。

・夏と海の、空白の7年間を経た親子の物語
・夏が3歳の頃に両親が離婚し、ほぼ記憶にいないであろう実の父親との物語
・夏の母親が再婚した、血が繋がらない義理の父親との物語
・夏と母親の物語
・夏に黙って海を産み育てた、水季と海の親子の物語
・そんな水季を見守ったであろう水季とその親の物語

生方美久さんが描く"親子"とは

今回の「海のはじまり」では、7年という時間を経て繋がり始める親子の物語を軸に、"時間" "記憶" "血の繋がり"など、何をもってして"親子"とされるのか、呼べるのか、親になれるのか、といったことが描かれていきそうです。
「silent」では言葉や時間を超えた想いの強さを、「いちばんすきな花」では"友達" "男女"といった定義を超えた関係性を描いてきた生方美久さんが、そのテーマにどう挑まれるのか、とても楽しみです。

“喪失”と“構築”の物語 

親子というテーマと並行して、“喪失”と“構築”もテーマになるストーリーではないかと思います。

夏の視点で言うと、ある日突然目の前から姿を消した好きだった人。
一度失ったその人が、今度は亡くなり、本当に会えなくなってしまう。
過ぎた時間と、いなくなった存在。
大きな喪失感を抱えて出会った海との関係性を構築していく過程は、失われた時間を紐解き、水季とあの時途絶えてしまった関係を再構築するような作業。
目の前にその人がいなくても、触れられなくても、想うということを通じて関係性を再構築していく。
今目の前に存在していなくても、自分の中に、海の中に、水季を感じていく。

そんな物語になるのではないでしょうか。

7年という時間の中で、もしかしたら夏には今現在、恋人がいるかもしれません。
その場合に、今目の前にいる人を愛することと、目の前にはいない人を想うこと、そのどちらかひとつを果たして選ばなければならないのか、ということもテーマになるかもしれないですね。
ああ、妄想が止まりません。

海にとっても、大好きなお母さんがいなくなった喪失感の中、突然現れたお父さんと出会い、関係を築いていく。
まだ幼い海にとって、今理解できることと、大人になりながら理解していくことがあるでしょうが、同じ大切な人を失った夏と海が築いていく関係が、きっと海という1人の人間の人生をつくっていくための大きな基盤になるように思います。

水季も、愛する人を自ら遠ざけてひとりで子供を産み育てたその背景や、亡くなった理由が気になるところですが、生きているかどうかと、誰かの中に存在するかどうかは、また別のことだから、“喪失”されたその存在がどのように描かれるのか、注目です。

散りばめられたキーワード

「silent」と同じ7年間という空白の時間。
自分にとっては空白でも、誰かにとっては確かにあって進んでいた時間。
自分だけが知らないその時間の中に、変わったものと変わらないものを見つけていく。
でも、一番に会いたい、声を聞きたい、何を想っていたのか話してほしい相手はもういない。
何を術に、繋がることが、確かめることが出来るのか。
はあ、切ない。(気が早い)
まずひとつ「時間」というものがどう描かれるのか楽しみです。

そして、その「時間」や「親子」というテーマを通じて、過去・現在・未来が描かれるのも楽しみですよね。
生方さんや村瀬さんの作品では、誰かの人生の一部である"今"を描きながら、その人生にある過去をしっかりと感じさせて、未来を向いていくような、少し俯いていた一人の人間が少しだけ顔を上げられるようになるまでの時間を切り取るような、そんな時間の流れや描き方がいつもあるように思います。
夏という人物が、過去に向き合いながら、今を葛藤し、新しい自分を、新しい人生のかたちを見つけていくようなストーリーなのかなと勝手に思っています。

そして、メインヴィジュアルで手元にあった「カメラ」
夏が勤める「印刷会社」
夏が学生時代から「同じアパートに住んでいる」というキャラクター設定。
これらもいろいろなヒントになっていそうで、どう絡んでいくのか楽しみです。
カメラと印刷が繋がっているような気もするし、空白の時間を少しずつ埋めるものが写真なのかもしれないし、夏と水季を繋ぐもののひとつにカメラや写真があるのかも。サークルとか…?
夏がずっと同じアパートにいる…ということは水季からは会いに行けたんじゃないのかな、とか、夏の時間が水季と別れたところから止まっていることを示すのかなとか、引っ越して時間が動き出すのかなとか、妄想は広がりますよね。

水季の第一印象が「変な子だなあ」というのも、面白い。
どこか自分とは違って掴めない子に惹かれて、でも突然姿を消して。
夏と水季はきっと2年くらいしか一緒には過ごしていなくて、7年という時間を経て、今から誰かを知り直していくという作業
きっと知らない顔もあって。
自分が知っている顔だけがその人ではない、ということも、生方さんの作品では大切にされているテーマだと感じます。

海のキャラクター設定については、「“大好きだったママを突然失い、そのママが大好きだった人と出会う”ことになった6歳の女の子・海。海は、夏と水季との間に生まれるも、父親の存在を知らないまま育ってきた。」と公式リリースにありました。
水季が夏のことを、大好きだった人だと海に伝えていたのか、はたまた夏と出会ってから海はそれを理解するようになるのか。
海ちゃん目線での物語も楽しみですし、「大好きな人の、大好きな人」なんてもう、「silent」の湊斗にとっての紬&想じゃないですか。くう。
湊斗よ、君は今幸せでいますか?なんて、湊斗にまで想いを馳せてしまいます。

タイトルの意味

タイトル「海のはじまり」。
「海」といえば、夏の娘の名前ですね。

夏目線で、海と新しく構築していく親子のはじまり。
海目線で、夏と新しく構築していく親子のはじまり。
海のはじまり=海が生まれるまでの、水季の物語。

いろいろな目線で、いろいろな解釈が出来そうです。
そもそも「海」という名前に込められた意味にも何か物語がありそう。

●楽しみすぎる!まだ5月!

7月放送開始

そんなこんなで、今朝解禁された情報だけで胸がいっぱいで、この熱量です。
今からとっても楽しみ。
なのにまだ5月なんですよ。嘘でしょ?

これから続々と解禁されていくであろう他のキャストさんも楽しみです。
主題歌も楽しみ。
夏の楽しみがひとつ増えました!


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