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ドラマ【6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱】名台詞集
2024年4月期 テレビ朝日土曜ドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」より、心に残った台詞をまとめました。
●作品情報
公式サイト
●名台詞集
第1話
知ったような口聞きながらこっちの世界にずかずか入ってくんな
「花火って上げてみないとわかんないんですよ。どんなに綺麗に火薬を詰めても、真ん丸に並べても、綺麗に上がるとは限らない。どんなに自分の想いや技術を込めても思ったようになんて上がんないんすよ。思った通りにならないっていうのをわかってるところで全力でやってんすよ。で、全力でやって、その結果…その結果っていうのは、不確定な部分っていうもんがあって、それを…なんだろ…そこはもう技術を超えた…わかんないけど目に見えない力みたいなもんが働いてて、それをコントロールしようとするのはおこがましい。俺らそういう世界でやってんすよ。
わかんなくていいんだよ。コントロールする奴らは、知ったような口ききながらこっちの世界にずかずか入ってくんな。わかったか。おい。わかってたまるか。わかってほしくなんかないんだよ。わかんなくていいから二度と来んな。花火なめんなよ。俺は花火師だ。」
星太郎は自堕落な生活を送り、開店休業状態の望月煙火店。
不本意なメディア取材などを経て悶々としながらも心が動かないような日々を送っていた星太郎が、自身の中にある花火師としての想い、プライドを叫んだ時の台詞です。
わかった気になって、適当に踏み込んで、はやし立てて、消費する。
メディアに限らず、そのような好奇の目にさらされることで、傷つく人や文化がある。
印象に残った台詞でした。
第2話
自分のことわかんなくなっちゃいますよ
「野口さんの話聞いて、星太郎さんの中でなんか動いたじゃないですか。なんか気持ちが動いて、揺らいで、今ざわついてますよね?それなのにそれをなかったことにして"ああよかった"なんて言うからよくないって言ったんです。だから、自分の気持ちです。うやむやにしてると、自分のことわかんなくなっちゃいますよ。」
自分の心の動きをなかったことにしようとした星太郎に対して、ひかりが言った言葉です。
まあいいか。気のせいか。
誰にさせられているわけでもないのに、そうやって自分の心が動いたこと自体に、蓋をして、考えないようにしてしまうことがある。
そんなことをしているうちに、大切な人を、物を、瞬間を、逃してしまうことがある。
心に残った台詞でした。
第5話
嫌ってだけでさ、困るわけじゃねえだろ
-望月航「嫌ってだけでさ、困るわけじゃねえだろ。」
-望月星太郎「ちょちょちょストップ、嫌と困るは違うわけ?」
-望月航「違うよ、なあ。」
-水森ひかり「はい、ゴッチャにしてはいけません。」
航、星太郎、ひかりの会話の中での台詞です。
感情的な「嫌」と、実際に「困る」かどうかは違う。
感情で嫌と思っても、だからといって自分に何の影響があるのか。
それをわけて考えることで、傷ついたり傷つけたりすることが減るのかもしれません。
そんなに簡単に線が引けるかよ
「決めた。どっちでもない。そんなに簡単に線が引けるかよ。」
野口さんが急遽住み込みすることになり、航の存在についてどうするか、会議をしていた航とひかりと星太郎。
今後姿を現すかどうかお前が決めろと航に言われた星太郎が言った台詞です。
好きか嫌いか、普通か普通じゃないか。
線を引かないと気が済まなかった星太郎が、簡単に線は引けないと言ったこの台詞は、印象的でした。
第7話
コントロールなんて出来ねえ未来の不安に振り回されて
「コントロール出来ねえものはコントロールしようとしない。でも、出来るもんは全力で全てやる。ずっとそうやってたんだろ。今のお前はどうなんだ。コントロールなんて出来ねえ未来の不安に振り回されてよ。花火つくってるけど、つくってねえよな。玉に何も込めちゃいないもん。そんな花火上げられるのか?お客さんに。花火師失格だ。」
花火のレシピを盗まれた星太郎に航がかけた言葉です。
コントロール出来ない領域はあるけれど、出来ることはすべて全力でやる。
それこそがプロであり、仕事である。
美学や信念のようなこの姿勢、とてもかっこいいと思いました。
以上、ドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」の名台詞集でした。