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ドラマ【新宿野戦病院】名台詞集

2024年7月期 フジテレビ水曜ドラマ「新宿野戦病院」より、心に残った台詞をまとめました。


●作品情報

公式サイト


●名台詞集

第1話

この社会は平等ですか?

-高峰享「なんでこんなことしてんすか?ああいや、否定的な意味じゃなくて。すげえなと思って。だって綺麗事じゃ済まないじゃないっすか。あいつら平気で裏切るし、踏み倒すし、開き直るし、逃げるし。虚しくねえのかなって。」
-南舞「高峰さんにとって、この社会は平等ですか?」
-高峰享「え?」
-南舞「だとしたら虚しいでしょうね。なんで自分だけって思うでしょうね。でも私にとってこの世界は平等じゃないから、虚しくないんです。」

「新宿野戦病院」第1話 - -南舞

舞が働く「NOT ALONE」というNPO法人を訪ねた高峰と舞の会話です。
この社会は平等か。
第1話では「平等」がひとつのキーワードになっていました。
今後のストーリーにも効いてきそうな会話です。


みんなちょっとずつ嫌な気持ちになったでしょ

「ね。みんなちょっとずつ嫌な気持ちになったでしょ。それがアメリカ。それが資本主義。ああやだやだ。」

「新宿野戦病院」第1話 - 堀井しのぶ

アメリカの医療制度について話していた時の、堀井の言葉です。
キーワードと思われる「平等」にも関わる台詞です。


俺たちが決めるなんて傲慢なんじゃないかな

「堀井さんの気持ち次第だと思う。男か女か。そりゃ堀井さんが決めることで俺たちが決めるなんて傲慢なんじゃないかな。」

「新宿野戦病院」第1話 - 横山勝幸

堀井さんが男性なのか女性なのか、性別や口調で判断出来ず推測し合う中で、横山が言った言葉です。

その人がどういう人か、他の人にはわからない。
わかったふりをしても意味がない。

性別不明な堀井、実は反社だったカジ、犯罪者かと誤解された外国人、守るべきとされる人々。
わかったふりや決めつけというのも、物語のテーマかもしれません。


やるかやらないかは患者の状態が決めること

「患者次第ですよ。こんなに苦しんでる人を前にして、外科とか内科とか言ってらんないよ。やるかやらないかは患者の状態が決めることで、医者が決めるなんて傲慢でしょ。」

「新宿野戦病院」第1話 - 横山勝幸

運び込まれた急患の前で慌てふためく聖まごころ病院、その中で横山が腹を括り叫んだ言葉です。
ひとつ前の堀井の件にも通じる横山の考え方です。
そして、このドラマ、意外とちゃんと医療ドラマになるかもしれません。

命が平等じゃからじゃ

-ヨウコ「なぜ軍医になったかって?命が平等じゃからじゃ。」
-高峰享「アメリカは違うんでしょ?」
-ヨウコ「だけど戦地では平等。金持ちじゃからってミサイル避けてくれんなあ。男も女も善人も悪人も、不細工もイケメンもみんな平等に危ねえ。」

「新宿野戦病院」第1話 - ヨウコ・ニシ・フリーマン

軍医になった理由を高峰に聞かれたヨウコの言葉です。
ヨウコのこの考えが、今後もこの物語を動かしていきそうですね。

平等に雑に助ける。それが医者。

-高峰享「虚しくないっすか?」
-ヨウコ「虚しい?」
-高峰享「せっかく助けたのに国に送り還されるんすよね。不謹慎だけど、うちらが助けても助けなくても、三次救急にまわして治療を受けても、どっちみち死ぬ運命だったら…。」
-ヨウコ「それ、医者が考えることじゃねえ。遅かれ早かれ死ぬのが人間。だからこそ、目の前にある命は平等に助ける。うちの命、お前の命、貧乏の命、金持ちの命、平等に助ける。」
-高峰享「雑にね。」
-ヨウコ「平等に雑に助ける。それが医者。」

「新宿野戦病院」第1話 - ヨウコ・ニシ・フリーマン

治療により一命を取り留めた不法滞在者が、結局国に送還されることになった。
高峰が虚しくないかと聞いた時の、ヨウコの言葉です。
ヨウコのこの言葉や、舞の平等についての言葉を受け、高峰はどこかひっかるところがありそうな表情。
医者でありながら自分の専門外の命というものと向き合う経験に乏しく、人の命を救いたいというような使命感も、救える術も持たない高峰。
目の前の命にまっすぐで、雑でも持った術で命を救うことが出来るヨウコ。
平等と雑。雑と不平等。
今後この二人がどのように影響し合うのか、楽しみです。




以上、ドラマ「新宿野戦病院」の名台詞集でした。