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物件契約したから!

四谷三丁目のスリランカ料理店バンダラランカのナツです。今日はお店を始めるまでの流れをお話します。今現在のバンダラランカの状況のお話と日替わりで交互にしていく予定です。

お金はなんとかなる⁈

2018年3月の土日、スリランカ人の夫と私は娘を連れて空き店舗を探して物件巡りをしていました。カフェスタイルか、できればレストランとしてすぐに使える物件がいい!というスリランカ人の夫の希望に合うものをさがし、1日3件のペースで見ていました。当時は2人とも飲食系の会社員として働いていたので、休みの日に見に行っていました。

ここまで2人で力を合わせて貯金したお金で、とうとう夢のレストラン!と言いたいところですが、恐ろしい事に当時の貯金は20万もありませんでした。なのに物件探し。

この時、夫の知人のスリランカの方が「日本に来てもう長い。いろんな経験をしたんだからもう店を出しなさい。お金は貸すから。」と言っていたのです。おお!心強い。と勢いづいた夫が物件を探し、それを一緒に見に行っていました。

嫁ストップは発動しないのか

よく「俺、会社辞めて起業する!」と言う夫に現状やリスクや子供の事を理由に起業を諦めてもらう事を嫁ストップと言いますが、この時は嫁ストップの発動はありませんでした。もう過去に3回近く、「お店やるから今月で会社辞める。」騒動があり、そのタイミングが出産直後だったり、東日本大震災の後だったり「バカなの⁈」と思うタイミングで実際にかなり喧嘩しました。なのでこの時は「なるようになれ!失敗して借金背負ったら、また2人で会社員として馬車馬のように働くだけ。」と変な覚悟ができていました。ただ親に話すのは怖くて、お店を始めたことを報告したのは開店の1か月後です。

はい!200万

物件巡りと平行して、夫の知人に具体的にいくら貸してもらえるのかを相談しました。「そうだな200万!」という返事。えっ?200万?貯金20万円のヤツに誰も言われたくないと思うけど、200万じゃ店は無理だろう…。と落ち込む私に「200万はスリランカじゃ大金!あるお金でお店やるから!」と夫が宣言。でもここは日本。東京。店は無理なんじゃないかと思ってキッチンカーや間借り店舗も見て決めようとネットや物件情報をフルタイムの仕事の合間に調べていました。

決めたから!

お互い会社員として仕事をしていたので、物件探しに夫が一人で行く事もありました。そんな中、ある日仕事中の私のケータイにLINEが。「いいとこあった!お店ここに決めたから!」というメッセージとともに写真が届きました。夫が店舗物件を一人で決めて契約していました。寝耳に水。ふつう契約する前に相談するでしょ!と思うも、もう遅く。「オーナーさんに奥さん紹介するって言ったから、次の休み教えて。」とLINEが。まだ会社の登記も終わってないのに物件取得。

ここからが怒涛の展開でした。それはまた次回に。


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