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波乱万丈?!アジア周遊記~インド編①早すぎる詐欺~

こんにちは、Natsuです:)

前回のマレーシア編に引き続き、今回はインド旅行記!
ようやく念願のインドに到着かと思いきや、、人生一の恐怖体験をすることに(?) 

山あり谷ありのインド編開幕!

3日目:Delhi in India

ついにデリー空港へ到着。

すでに21時を回っており、女一人の身。
空港泊か、デリー市内に向かうか。迷った挙句、市内に向かうことに、、
この決断は如何に。

電車でニューデリー駅に向かい、着いたのは23時。
外に出ると大量のリキシャと兄貴たち。そして駅前に構える野良犬たち。
何よりインドの空気に圧倒され、足のすくみは最高潮。


混沌。

ホテルまでは徒歩7分、しかしもはやこの道を歩く勇気はない。
よし!Uber呼ぼう!
その時、ニキ①が「どこから来たの~?」と笑顔で声をかけてくれた。
なんだか安心してしまった私は彼と世間話をしつつ、ホテルに向かってるという話をすると「10ルピーで乗せてくよ!」と。

値段的にもだいぶ安いし、良い人そうだし、、と乗り込んだところ、

「向かうホテルは治安が悪すぎてバリケードがされとるけん、今から観光案内所でパスをもらう必要がある」と。

怪しい。直感的に感じ、じゃあ本当にバリケードあるか見てやろうじゃないか!とまずはホテルに向かい、通れなかったら相手に従うことに。

乗り込む前に念のため、、と激写した詐欺リキシャ

だが、甘かった。詐欺の手口は、すごい。

向かった先には確かにバリケードとチェック所があり、ニキ②が近づいてきて、「マダム!こんなところで何してるの、ここはパスがないと通れないよ!」とものすごい勢いで言ってきた。

リキシャニキ①は「OK!」とすぐに発進させ、観光案内所へ。

におうぞ、、私は「ニキ②は友達?」とニキ①に聞いたら「YES」。
さっきは初対面の演技してたけど、グルやないかい!!!

完全に彼らの思うつぼだ。
だがもうきっとパスを高い金額で購入したら、解放してくれるだろ。。

そんな心の内で向かってたが、これもまだ、甘かった。

自称・観光案内所に到着すると、地下の部屋に連れていかれニキ③のご登場。

パスを発行するために、ホテルに予約の確認を取るからと電話を渡され、頼むホテル!!との思いで番号を打ちかけたところ、

「無理。バリエードあるから諦めて。」

しかし私は事前にホテルに「0時を過ぎてもC/Iはできるか」と聞いており、大丈夫と返答をもらっていた。そのことも伝えても無理だと。。

今考えればあの電話、どの番号を押しても同じ場所にしか繋がらなかったんじゃないかと思う。なんとも巧妙な手口。
(しかもその後ホテルに連絡したところバリケードなど存在しない、と。驚愕、。)

じゃあこの詐欺の最終的なゴールはどこなんだ?と。
インドの電話番号を持たない私は警察も呼べない、周囲に人はいないし、
歩いて駅に戻るにも遠すぎる。何よりこの街を歩く勇気がなかった。

部屋で外から扉を閉められそうになった私は、それがあまりに怖すぎて外に出てリキシャニキ①を探した、なぜかもう彼が一番信頼できてしまった。
(一番の原因だけどな!!!)

外には男性が5人くらい集まっていて、本当に人身売買でもされるのではと人生で1番くらい足が震えた。

するとニキ③が「デリーは危険だからAgraへ行け」と。

??????

Agraはデリーから車で5時間ほどのタージマハルのある地域。
もはや午前1時。まじで身売りされると思った。

もうわかった、治安が悪くないならゲートもなく行けるだろ!とすぐさま予約サイトで、center of centerにある5つ星ホテルを見つけ出した。

「ここ!ここに連れてって!」と必死の懇願。

「マダム、お前はクレイジーか」と一言。(値段に驚愕してたっぽい)

デリー脱出しか言わないニキ VS とにかく金払うから解放してほしい私

そもそもこの男性に囲まれた観光案内所を抜け出したい。
結局、5つ星ホテルまで行ってみて無理ならまた考えるという結論に。

リキシャニキ④に乗せられ、行ってみるとゲートが確かにある、、
だけど!!!歩いてならいける!!だって人普通に出入りしてるもん。

歩いていくけんここで降ろしてくれ、と言うとニキ④が急に怒り出した。
「ここじゃねえ!別のゲートだ!」
でもそのゲートにはグルがいた、最初と同じく通れないけん戻れと。

まずい、このままだと観光案内所行き。
停車のタイミングでもう降りようとしたら、ニキ④が急発進させ怒鳴り散かしてくる。

挙句「おめぇの命はどうでもいいが、俺の命は大切なんだ!俺がこんな夜中にリキシャ走らせてることに感謝しやがれ!!」と。

(今書いてても腹立ってきた….怒)

もう泣きそう、、と心折れながら観光案内所へ。
嫌味含めて「hI, again」とニキ軍団へ言い放った。

まじで何がゴールなの!もうお金払うから解放してくれの一心。

ついに結論が出た。
ニキたちは「自分たちがsafeなホテルを用意するからそこに行け」と。

もう、それでいい、、
ニキ④に再び連れられ到着したホテルには優しいお爺さん。

まあ当然グルだよね、と思いつつ受付を進めると1泊25,000円。
いやさっきの5つ星ホテルの方が安いわ!!!!

でもそれよりも早く解放されたい。
なぜか談笑しながらの手続きはもはや安心感。

無事に完了し、待ち受けるはニキ④。
リキシャ代を請求されるはずだ、、と待ち構えると、、
総額6,500円。インドの物価的には高い、もちろん学生の私にとっても。

金額を支払い終えるとなぜか握手を求めてきた。
心の中でぐっっとくる怒りを抑えながら笑顔でサヨナラの握手。

案内された部屋に入るとリアルに腰が抜けた。
ようやく終わった、、
しかし次に来る恐怖はこの部屋さえ安全なのか?という疑念。

何せ詐欺グループのテリトリーだ。
もしかしたら夜中侵入されるかもしれない、、そもそもここはどこなんだ。
未だに安心できない恐怖の裏腹に、唯一の救いは部屋がわりと綺麗だったこと。

あら綺麗。

今回の学び

  • インド旅行には地球の歩き方を持ってけ!!

  • 10ルピーは詐欺!!

  • 観光案内所は詐欺!!

  • 笑顔で「どこから来たの」は詐欺!!!

これはもう人生経験として消化するしか使い道はない。
今回はあまりに私が無知で甘かった。。

生き延びれてよかった~という安心感とこれからインド生きてゆけるのか..?
明日インドカレーを食べてモチベ上げてくしかない、、と寝るに寝れない夜を過ごしたインド1日目。

(強盗は入ってこなかっタ!!)


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