「体調が悪いので明日会社を休みます。」

上司に日曜日の午後連絡した。

前の日、土曜の夜体調不良で眠れなかった、翌日救急にて「これは痛かったでしょう。」と先生。
(わかってくれてうれしい。涙)

そのあとで上司にお休みの連絡。
もう明日会社に行くのは無理かなと思ったのと、さすがに体調が悪くてパフォーマンスも落ちるからと思って。

「どうぞゆっくり休んでください。火曜日も無理せずに。」とのこと。
(やった~。)と思いつつ、ふと思った。

前の会社じゃ絶対無理だな。

でもそれは前職で、「上司がパワハラで!」とか、「自分がいないと仕事が回らないくらい重要な役割で!」とかではなかった。
私自身が自分の居場所を確保するためには、休めなかったんだと思う。

以前の職場は私が望んで異動した部署で、子育てママが前例としていなかった。私はそれでもできるんだと証明したくて必死だった、のだと思う。
意識はしていなかったけど、今回のケースでも頑張って会社行っただろうな、少なくともTWで働いただろうなとふと思ったことで、実感した。

これがマミートラックってやつなんだな。
あとトラック入っているの気づかなかったわ。

マミートラックとは? 問題点と企業に求められる対応を社労士が解説:朝日新聞SDGs ACTION! (asahi.com)

22年10月4日朝日新聞

もう時代的にマミートラックって言わないのかな?
ここに入らないようにってものすごく必死に走ってきた、と思う。

子どもはもう7歳だけど、1歳で復帰したときに時短の給料明細みてかなり落ち込んだ。
「いや子どもできる前より私の仕事量、1時間でこなしてる量めちゃくちゃ多いんだけど入社1年目より年収低い」って唱えながら夜な夜なビールを飲んでいた気がする。

シンプルにお金のために、「やっぱお金稼ぐには時間だわ」と30分単位で時短勤務を伸ばしていった。
やる仕事量変わらなくても時間分給料が増えた。

あとはやりたいことも諦めないと思って、自分のつきたい職種にもつくべき、アピールをした。
結果、希望の部署にも異動できた。

自分の望む方向に道はできていったけど、結局会社のルールは残業ができる人たちベースで作られていて、ずっと小さい無理をしてこらえていた。
フェアではないルールでも絶対負けないんだ!って、心に誓って働いていたように思う。(しっかり体育会系出身)

体調が悪い前日に「明日休みます」とは言えなくて、当日ちゃんと熱があるとか行けない理由がないと、自分が自分を休ませてあげられなかった。
休んだら「やっぱりああいう人はだめだ。」と思われるんじゃないかと思って休めなかった。

今、そう思う自分はいない。

自信がついたからなのか、とも思うけど転職して少し小さい会社の分、自分の役割が明確にあるから、(というか全然人足りてない。笑)元気になってからその分しっかり働くぞって思える。

転職ってどんな感じかなと思ってた過去の自分に言いたい。

いいこと「49」、やなこと「51」の比率

(ミスチル、「羊吠える」の歌詞より)

ほんまこれ。
今も前の会社も同じ比率だしいいことも悪いこともある。
なんだけど、中身が違う。
自分に合う「やなこと」だとあんまり苦痛にならないし、頑張れる、あと楽しさは増した。

上司と電話して「だいぶ元気になったので明日は会社に行きます」と伝えた。
全然これでいいし、前職でも本当はこういうのでよかったのかもしれない。

みなさまもご自愛ください。



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