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【5月15日】スノーボードの「フレックス」に関してはこんな事も考えています。

この記事は『名取崇史スノーボードリノベーションサークル』内で発行している記事を元にしています。
※記事の内容は引用やシェア・口外禁止です。


私は足の人差し指と、手の小指が同じくらいの長さなんです。
なんか猿みたいだって言われた事もあるんですけど(笑)
これはサッカーやってる人あるあるじゃないかな?
指が長いので足の指で物をつかむ事もできるし、何かあるとパッと手よりも足が動いちゃいます。
なので、器用に使える分「足裏感覚」も他の人よりも敏感だと思います。
だからこそ、滑っている時にボードの違いを感じやすいんじゃないかと思っています。
この事を踏まえた上で、今日の記事を読んでください。


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◆ ボードのフレックス
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これまでスノーボードは中身が重要だと、何度も言い続けています。
特に「ボードは硬い柔らかいじゃなくて、どこが硬くてどこが柔らかいか」だと。

そんな事をまとめた電子書籍は絶賛発売中♬
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『続・スノーボードの選び方』
「このボード硬いですか?柔らかいですか?」この質問は今日でおしまい!
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どうやらこの自粛期間中で皆さん時間があったのか、最近また電子書籍の販売が伸びています。

と、そんな事はどうでもいいんですけど。
この記事を読んでくれているような方は、もうほとんど知っている事だと思いますが。
今日はみなさんに役立つかどうかわかりませんけど、「フレックスに関してはこんな事も考えてるんですよー」という、ちょっとこれまでとは違うフレックスのお話しを書いてみようと思います。


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◆ 感じる
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何度も言って来たように「ボードはどこが硬くてどこが柔らかい」です。
という事はボードの設計をするときに、ボードのこの辺を柔らかくして、この辺は硬くしてという感じで。ノーズはこの位の柔らかさ、ボードのセンター部分はこれくらいの硬さ、という感じで全体のバランスを整えて行きます。

そしてこのスレックスの硬い柔らかいは、基本的にボードの厚みで決めて行くというのもお伝えしています。
単純に言うと、ボードの厚みを薄くすれば柔らかくなるし、ボードを厚くすれば硬くなります。

それをふまえた上で。
ボードテストをした時に、このボードは「もうちょっとテールが柔らかい方がいいな」「もう少しボードのセンターを硬くしたいな」なんて事があるとします。
その場合、単純に考えれば、「テールを柔らかくしたいならテール部分の厚みを薄くする」「ボードのセンターを硬くしたいならセンター部分の厚みを増やす」
という事になりますよね。
でも、実はこれだけではダメで「ここからがポイントです」

●ボードを柔らかくしたいのか、柔らかく「感じさせたい」のか。
●ボードを硬くしたいのか、ボードを硬く「感じさせたい」のか。

これが重要なんです。
何が違うのかよくわからないと思いますが、これ知っておくとまたスノーボードが面白くなります。

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