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「対岸」主宰・同人作品評




「対岸」は今瀬剛一主宰の俳句結社である。
今年10月に創刊35周年を迎えるそうだ。

「対岸」1月号から「対岸」の主宰・同人作品月評を書かせていただいている。

    眼を少し開け冬鳥に似たるかな  今瀬剛一


「対岸」11月号を拝読し、主宰の秀句のなかの一句を評させていただいた。

「似たる」の主語は作者なのか、そうでないのか。

あれこれ想う読み手の顔を、さらに眼を少し開け、
見られているような錯覚までおぼえる。

今瀬剛一主宰は、『能村登四郎ノート』、『芭蕉体験 去来抄をよむ』
句集『甚六』を
つぎつぎに上梓されていて、感銘して拝読していた。

俳句結社「夏草」にも所属されたご縁も感じつつ、
今瀬剛一作品と「対岸」作品に瞠目している。

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