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本の感想「絵と言葉の一研究」

超簡単に本の感想を書いてみようと思います。自分のための防備録です。

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絵と言葉の一研究 「わかりやすい」デザインを考える
寄藤文平著 美術出版社 2012年



あの「大人のたばこ養成講座」の寄藤文平さんの本。図書館で借りました。養成講座の作品集持ってます。


「データ」はただの事実、「インフォメーション」は意味のもたされたデータ


寄藤さん、グラフをイラストにするときに情報をこのように分解して考えているとのこと。
このあたり、自分の絵を考えるときに役立ちそう。

昔から自分の絵のタッチが定まらず、これが描きたい!というのもあまりなく、キャラが薄い、または無いタイプで、それがコンプレックスでした。

最近は自然に描いて出来上がったものが自分のスタイル・・と思ってやっていました。

しかし、このイラストレーター戦国時代において(なんかイラストレーターって最近たくさんいません?)、なにか自分の目印というかわかりやすさを作りたいなあ、いろいろ描いてみたけど、ちょっと整理整頓したほうが伝わりやすいのかなあなんて思い始めていました。

「データ」はモチーフ、描いてほしい物。(りんごとか)
「インフォメーション」はその「データ」をどう描くか、雰囲気、世界観、作家の視点、切り口・・って感じかしら。(寂しそうなりんごとか)

私は「データ」モチーフについては特にこだわりがない。なんでも描いてみたい。
「インフォメーション」雰囲気、世界観をもっと好きなものに近づけて純度を高めていけばいいのかな・・と。

全体的に読みやすい文章で、ミスドで1時間半ぐらいで一気読み。
でも、かなりふかーくいろいろ考えてる人なんだなあ・・という印象。

「データ」「インフォメーション」の考え方は自分の中にインストールさせていただきました。

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