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珈琲のススメ① 珈琲をはじめる3つのコト

この記事は「2023毎週アウトプット企画」の記事です

つい先日、後輩一人をコーヒー沼に沈めようと試みた那藤です。
小学生の頃から、コーヒーを飲み始めもうすぐ10年といった愛飲者ですが、何気にコーヒーについて勉強したことないなと思ったので、調べつつまとめていこうと思います。

コーヒー1つと言っても、道具、産地、淹れ方、焙煎等こだわればいくらでもこだわれるので、書くことは無限にあります。

記念すべき、珈琲のススメ第一回は、珈琲オタクの第一歩
「珈琲の淹れ方」
に焦点を当てて、書いていこうと思います。

(すでに珈琲オタクの方々は、優しい目で見てください。間違っていることがあれば、Twitterまで)

この記事は、Wikipedia「コーヒーの歴史」を参考にしています。

コーヒー何で淹れた?

みなさん1回は珈琲飲んだことあるでしょう。その時の淹れ方はどんな感じでしたか?おおよそ、「ドリップパック」か「インスタントコーヒー」のどちらかではないでしょうか?

どちらも、スーパー等で手軽に手に入り道具が要らず簡単に珈琲が飲める便利なものですよね。

ただ、どちらも「自分のこだわり」を出そうとすると難しいものです。珈琲を手軽に飲める反面、豆の種類が少なかったりしますよね。

ドリップパックなら、ギリギリ出せなくはないんですが(湯の淹れ方など)
やはり、自由度が少ない点があります。

というわけで、珈琲オタクの第一歩
自分で道具を使い抽出してみましょう。

数多ある抽出方法

珈琲の抽出方法ってなぜかいろいろなパターンがあります。
・上からお湯を注ぐ、ドリップ
・気圧の差を使い抽出する、サイフォン
・金属のフィルターで押して抽出する、フレンチプレス
etc…

他にも、圧力をかけて抽出するエスプレッソもありますよね
(エスプレッソはここでいうコーヒーとは少し別物ですね)

このように、珈琲ひとつ淹れるだけなのに複数の淹れ方があります。
ちなみにもっと変わったものだと、トルココーヒーというのも面白いです。
砂を使って、抽出するんですよね

みなさんもご存じの「ペーパー」を使って抽出する
「ペーパードリップ」は実は上のトルココーヒーが起源なのです。

その昔、トルココーヒーがヨーロッパに伝わり、中の粉末の豆が邪魔ということで袋状の布に包んで抽出していました。その後、少しずつその布が小さくなり、最終的に1763年のフランスで現在、ネルドリップと呼ばれる布で濾して抽出する方法が生まれました。

ただ、布で抽出するとちょっと洗うのがめんどくさいですよね。
昔なら衛生状況的にも危ないです。
そこで、今度は紙で抽出したらいいんじゃないかとなりました。

これが、現在のペーパードリップの始まりであり、1908年に現在のドイツのメリタ・ベンツ夫人という方が考案し特許を取りました。

このメリタ夫人が創業したのが、「株式会社メリタ」であり、現在コーヒーの総合商社となっています。今度お店に行ったら見てほしいのですが、多分メリタの商品必ずあると思います。
(ちなみに語感が似ている同業のカリタとは何の関係もありません)

このように、トルコ→フランス→ドイツと様々な地を経由してペーパードリップが完成したことがわかります。ちなみに、インスタントコーヒーは日本人科学者が発明しました。

さて、珈琲の抽出について語ったところで、今回はこの中から
「ペーパードリップ」を解説しようと思います。

ペーパードリップを始めよう

ペーパードリップは、珈琲を淹れるならだれもがやったことがあり、実際に世界で一番使われてる抽出方法かと思います。

方法は単純明快
ペーパーの中にコーヒー豆の粉を入れて上からお湯を注ぐだけ

ただ、これが単純だからこそ「こだわり」がでまくるんですよね(ため息)

今回は、必要な道具、我流の抽出方法を書きますが、当然正解だとは思ってません。私の「こだわり」を強制はしませんので、みなさんのベストな淹れ方をぜひ見つけてみてください。

それでは、必要なものを解説しましょう

ドリッパー&ペーパー&サーバー

これがなければ始まらない、ペーパードリップ3要素です。
とりあえず、これと豆があれば珈琲が淹れられます。
めっちゃくちゃ大事ですし、こだわりもめっちゃくちゃ出ます。

ひとまず、安く、定番のものを紹介します。

ちなみに、マグカップ直で淹れることも可能だと思うのでサーバーはなくても大丈夫です。(ドリッパーのサイズと手持ちのカップのサイズが違うこともあるので注意)

我が家のもこれでした。一番無難ではないでしょうか?安いですしね

ちなみに、私が今使ってるメインのドリッパーは「ORIGAMI」というドリッパーです

ご覧の通り、折り目があるんですよね。これにより、お湯がサイドからも抜けるのでスムーズに抽出できたりします。
正直なところ、見た目がかわいいので使ってます
溝の云々がよくわかるほどの舌はないようです。

キッチンスケール&タイマー

コーヒーを淹れるのに関係あるの?という感じですが湯量や豆の量を測るのに必須です。毎回、同じ湯量、豆の量、速度、蒸らし時間で抽出することで、例えば豆を変えた時、道具を変えた時に比較がしやすいです
理科で調べたい項目意外は変えないってやりましたよね

これはもうなんでもいいですが、ちょっとしたこだわりを出すなら、こんなものがあります。

これは、タイマーと測りが一緒になっている商品で、なんとお湯を注ぎ始めると自動でタイマーがスタートするという代物

ハイテクですねー。
ちなみに私は普通のキッチンスケールと、スマホのタイマー使ってます。

コーヒー豆

これがなくちゃ話が始まりません。
珈琲屋に行き豆を買いましょう

最初の豆は、どの産地や銘柄を買ってもいいと思います。
・コーヒーの違いなんて最初はわからん
・失敗することを考えると安い方がいい
あまりにも種類があり決め切れない
これらが理由です。

最初は、本当に違いがわかりません。料理したことない人が、その料理の調味料当てられないのと同じです。やったことがないことの中身なんて、わかりません。

多分、私も産地当てゲームとかしても外す自信しかありません。最近になってようやく、深みが~とか、香りが~みたいなこと言えるようになりましたが、最初の頃は「苦いだけやん」という感想が限界でした。

カルディなどで、一番おススメ!と書いてあるものでいいと思いますし、珈琲屋に行き、「珈琲始めたいんですが、どれがいいですか?」と聞けばきっと珈琲オタクの店主が語ってくれます。
(多分、酸味とかコクとか、フレーバーとか言い出しよくわからないと思いますが、、)

ポイントとしては、色々な豆を買ってみるといいと思います。
珈琲問屋というサイトを見てほしいのですが、とてつもない量の豆の種類があります。産地、洗浄方法、焙煎、千差万別です。

とにかく、触れて比較しないと違いも分かるようになりません。あの豆より苦い、あの豆より香りがいい、あの豆より酸っぱい、何が違うんだろうか、このようにして学んでいきましょう。
(先ほども言いましたが、比較のためには同じ淹れ方が大事です

豆か挽くか聞かれますが、豆のままで買いましょう。
豆で買うとミルが必要になりますが、粉よりも香りが飛びにくく美味しく長く飲むことができます。ミルを買いたくない、挽くのがめんどくさいという方は、粉で買ってもいいですが、豆のままが「滅茶苦茶強く」おススメです。

余談ですが、少し高いスペシャルティーコーヒーというものになると初見でも明らかに違いがわかると思います。
(一番最初に購入するのは勧めませんが)
スペシャルティーコーヒーというのは、豆の生産から厳格に管理され
日本スペシャルティコーヒー協会で、カッピングという審査方法で
審査に認められた豆のみが名乗れる、選ばれた珈琲豆です。

特徴としては、その風味にあり、コーヒーらしくない香りがしてきます。
本当に、不思議です。なんというか花みたいな香りがしてきたり、とにかく珈琲の香りじゃないです。個性あふれる珈琲だと思ってください。

ただ、価格がどうしても高いので(1000円~/100g)お財布と相談ですね

ミル

あった方がいい、というか珈琲オタクになるなら買った方がいいですね。
ミルには、ブレード式と石臼式の二つがあります。
前者は、刃を回転させて豆を砕く方法、後者は、臼ですりつぶして豆を砕く方法。

おススメは後者の石臼式です。ブレード式は刃の当たり具合で豆の粒度にばらつきが出てしまうことがありますので、あまりお勧めはしません。
Theミルのような木製のおしゃれなのもありますが、取り出すのが楽なので私は、プラスチック製のものを使ってます。

これだと、軽いですし洗剤で洗ってもよく、なおかつ下に粉が溜まったら逆さまにするだけで出てきます。
引き出すタイプよりこぼれず楽ちんです。

やかん

なんでもいいです。
ただ、口が細く、長いと湯量の調節がやりやすくおススメです。
私はHARIOのV60というものを使ってます。
いつか銅製のアンティーク調のやつが欲しいですね

抽出してみよう

道具をそろえたら抽出してみましょう。
動画等でたくさんやり方は上がっていますので、そちらを見た方がわかりやすいと思います。

コツは、「測る」ことです。

粉の量、お湯の量、お湯の温度、お湯を入れ始めた流量、蒸らしまでの湯量、蒸らし時間、落とし切るまでに入れた湯量、時間

これらをしっかり、測っておきましょう。
味にブレが生じる原因はこれを適当にやってるからな気がしてます。
厳格に測っておけば、失敗する確率はグンと下がると思います。
「のの字を書く」「3回で淹れる」などの前にまず測ることです。

器具や豆を変えても、味にブレがあると器具によっておいしいのか、淹れ方がうまくいったのか、わからなくなります。
そんなことにはならないように、自分のベストのやり方を同じようにできるようにしておきましょう。

一番やりやすいのは、淹れる前にどう淹れるかを考えておくことです。
私の場合だと
・豆とお湯は10:150
・湯量の2割を30秒で入れて、30秒蒸らす
・45秒で湯量4割ずつ入れる
と決めてから淹れています。

淹れ方も人それぞれで、もっと豆の量を多くしてる場合もありますし、もっとゆっくり抽出してるものもあります。
使う器具によっても、湯が抜けるスピードが違うこともあるので、その時々でベストを見つけてみるのがいいと思います。

おめでとう!ここまでくれば珈琲オタクの始まりですね^^

評価してみよう

珈琲を淹れて飲んで終わりだと、あっという間でつまらないです。
味の評価をしてみましょう

評価項目はだいたいですが
・苦味
・酸味
・後味
・香り
この4つかなと思います。

苦み

だいたいどれも、苦いです。ただ、苦いといっても例えば、口が「ウエッ」となるような、きつい苦みもあれば、「スー」っと消えてく苦味もあります。わかりやすいのは、苦味が「きつい」か「軽い」かです。
苦味は、主に焙煎の指標になります。
苦味がキツイのが大丈夫でしたら、焙煎が深煎り(フルシティ)のようなものを試して、味わいの違いを探求してもいいですし
逆に、軽い方が好きなら、浅煎り(ミディアム)などで、香りの違いを探求してもいいかなと思います。

酸味

これも、苦味と同じで焙煎の指標になります。
「スッパ!」と思わず声に出しそうなものから、「酸味ある?」といった薄いものもあります。「酸味の強烈度」が分かりやすいかなと思います。
ちなみにですが、焙煎が深い(長時間焼く)と苦味が濃く、酸味や香りが薄くなります。逆に、焙煎が浅い(短時間焼く)と苦味が薄く、酸味や香りが濃くなります。
焙煎もこれまた、奥が深いです。。

後味

口に入れて飲み込んだとき、口の中に残るのは何でしょうか?
酸っぱさが残るもの、苦味が残るもの、あっさりとしてるもの、いろいろあります。これは、豆の差や淹れ方の差が表れるかと思います。
私は、後味がすっきりしていて、香りが少し残るものが好きです。

香り

実は、日本語だと「香り」一言ですが、珈琲では香る場所や段階で複数に
分類できます。
・フレグランス
焙煎された豆や豆を挽いた粉から感じられる香りのこと。珈琲を購入して一番最初に嗅ぐ香りはフレグランスのことです。
・アロマ
淹れたてのカップから感じることのできる揮発性の香りのこと。飲む前に口にカップを当てた時に感じる香りは、アロマのことです。
珈琲を淹れたときに部屋に残る香りは、フレグランスとアロマが混ざった香りですね
・フレーバー
珈琲を口に含んだ際に口から鼻へ抜けていく香りのこと。飲んだ後口に残る香りもこのフレーバーですね

フレグランスとアロマ、フレーバーはどれも違う香りがします。
特に、フレグランスを飲み終わってから嗅ぐと、全然違うことがわかると思います。

このような、フレグランス、アロマ、フレーバー同士の差や、他の豆との差、どんな香りと似ているか、などを考えると面白いです。

ここまでやれば、珈琲オタクや!

やることが多いと思います笑
これらをやらないと、オタクではないなんて思ってませんが、珈琲の面白さを知るポイントは一通り抑えたと思うので、ぜひやってみてください。

まず、飲むことには始まりません。
様々な豆の種類を試したり、道具を試したり、喫茶店で珈琲を頼んでみてください。きっと面白い趣味になると思います。

洗い物が増えるのは致し方ありませんね
次の珈琲のススメをお楽しみに


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