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#101 英語学習のヒントをイギリスから?!海外在住者から聞いたリアルな声。『ホリスティック獣医Sara』さんインタビュー Part. 1

今回はいつもとテイストを変えたnoteです🙌
英語学習をして海外で活躍している人を紹介して、みなさんの英語学習やキャリアの参考にしていただければと思います😊



今回は、実際に英語をどう使えばよいのだろう、海外生活ってどんな感じだろう...と思っている方にピッタリの記事です。イギリス在住の『ホリスティック獣医Sara』さん(以下Saraさん)に海外でリアルに感じていることを聞くことができました。

Saraさんについて…   

Saraさんは以前、日本にて獣医師として長年勤務したのちに往診専門の動物病院を立ち上げました。その後イギリスで研修を受けたのちに国際結婚をし、今現在は自身の経験を活かしてイギリスから動物医療の情報発信をしています。その他、海外生活や国際結婚についても発信しています。

★Saraさんの活動のリンクはこちら→ https://linktr.ee/holisticvet.sara

「ホリスティック」って何?!「イギリスから見た日本との動物福祉のちがい」って気になる?!と思われるかもしれません。くわしくは後半に説明いたします😀😀😀

まずは英語学習NOTEとして、定番の英語トピックから参りましょう!!!↓

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A:英語力を伸ばす上でいちばんのアドバイスは何でしょう。

S:日本人でない人とかかわるのが早道だと思います。私はイギリスで研修をしたとき、日本人はいなく、英語を使うしかありませんでした。やはり、そのような環境に自分をプッシュすることで英語を使う機会は圧倒的に増えます。

A:ストイックさが自信を成長させるということですね。
イギリスにて、英語で会話をする際に意識していることは何ですか。

S:目の前の話す相手に表現を合わせることです。
相手がよく使用する言葉というのはつまり、相手の好む表現です。その表現に合わせて話します。例えば、イギリス人であればイギリス英語を使います。また特徴としてイギリス人は控えめな表現をしますが、アメリカ人はダイレクトな表現を好みますね。
 メールでも、イギリス人とのやりとりはイギリスのつづりを使用します。(例:centreなど)

A:なるほど、相手への即座の理解と柔軟な対応をされているんですね。

さらにつづけるSaraさん。

S:コミュニケーションで大事なのは言いたいことが伝わるかどうか。
発音が違ったらどうしよう、文法を間違えたらどうしよう、ということばかりに集中はしない方がよいです。
むしろ少しちがうところがあっても、現地の人にはそれが魅力に見えるなんてことも✨
ロンドンで見つけられる日本語を使用したアパレルストア「Superdry」がありますが、
現地の人はかっこいいと思って着ているみたいです😲漢字がかっこよくて魅力的に見えるそうですよ。
文化の違いがプラスに見えることがあるので、自信を持つのが大事ですね。

superdry


A:「違い」もポジティブに取られることが多いにあるから、そのギャップも大事にしたいですね。

(ちなみにサラさんのイギリス人の旦那さまはサラさんの発音がお好きなんだそう...✨✨
「個性」があることにより、さらに魅力的に映るんですね。)

A: ご自身で得た特有の英語の学び方があれば教えてください。

S:最初は個人のオンライン英会話を利用して学びつつ、日本に住んでいたときも外国人に出会える場に行っていました。

と言いつつ、以前日本で暮らしていたときに使用していた、外国人と関われるサイトのリンクを送ってくれました。下記がそのリンクです。

・English Live
自分のレベルに合った英語学習が可能、オンライン英会話レッスン
https://englishlive.ef.com/en/

・ボーディングスクール
英語学校のサイト
https://www.efacademy.org/ja-jp

・CouchSurfing
外国人観光客をガイドできるサイト
https://www.couchsurfing.com/

S:上記のCouchSurfingはすごく良かったです。賛否両論もあり、特に女性の場合では使い方に注意が必要になりますので、初対面の人に突然宿泊してもらうことはおススメしませんが、外国から日本に来た人に観光案内をしてランチや買い物をしたり、その後気が合えば一緒に旅行したりもできたので、英語スピーキング力を伸ばすだけでなく信頼できる友達もできました。ただし、CouchSurfingは場を提供しているだけなので、さまざまな人がいます。相手を慎重に選ぶ必要もありますし、最終的には自分次第になると思います。

A:積極的に活動されていたんですね😲 😲 😲
外国人観光客に向けて浅草でガイドもされており、活動範囲の広さに驚きです… 

さて、ここからは海外生活についてお伺いします。

A:海外生活を始めて変化した価値観はありますか?

S:イギリスの方が、良い意味で他人を気にせず暮らしていると思います。
日本の方がやはり同一民族のため同じ価値観を求められがちですね。
イギリスは多文化なので、相手の価値観をすんなり受け入れる傾向にあります。
そこが生きやすく感じています。さらに、自分とは違った価値観を認め、それが正しいかどうかはJudgeしない、まずは否定しないで受け入れるということが、新しいアイディアが固定観念によって押しつぶされず、ものごとが広く発展することにも繋がると考えています。

A:確かに、多文化圏では相手のアイディアを尊重していることに私も納得です。また相手を理解することで、自分の考えも周囲に容易に受け入れられる気がします。

A:イギリス人男性と国際結婚されているとのこと、旦那さまとはどこで出会われましたか。

S:日本です。彼が日本に滞在しているときにバーで知り合いました。

A:なるほど。ちなみに国際結婚であれば、文化の違いで摩擦が生じる可能性もあると思うのですが、どのようにポジティブな関係を続けておられるのでしょうか。

S:しっかりとコミュニケーションを取ることです。やはりお互い育ってきた環境、文化などのバックグラウンドは違います。言わないと伝わらないということが前提としています。主人にも「ちがった意見を持っていたとしてもそれを言って欲しい」と言われています。もちろん、言うタイミングを見計らったり、相手の気分を害さないように意識することは必要ですが。意見を言う必要性は、他の国際結婚をされた方も同じように言われています。

A: 「言葉にする」ということをおろそかにせず、日本の「察する文化」から脱却することが、違ったバックグラウンドの方と関係を築くのに必要みたいですね。

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A:さて、ここまでSaraさんには英語学習者、海外移住希望者に向けてお答えいただきました。やはり実際の体験談は説得力がありますね。
 個人的に、私はイギリスと日本のちがいについても興味があるのですが、Saraさんがされている活動を交えて教えてください。

S:もちろんですよ。動物福祉という面でもかなりイギリスと日本では違います。例えば、いわゆる家畜の飼い方も違います。イギリスでは平飼い(動物が自由に動き回れるよう飼育すること)が一般化しています。スーパーではfree range eggsというラベルの貼ってある卵を見つけられ、これが平飼いをした鶏の卵を指します。平飼いされた鶏はストレスがなく、一方で日本はコスト削減のため狭いところで鶏を飼っており、環境がよくないところがあります。もっと多くの人に知ってもらって、改善されるといいのですが。

平飼い / Free range eggs


RSPCA Assured

また、動物福祉の視点で認められた商品には
その認証マーク『RSPCA Assured』が付いています。

もっとこのような動物の飼育の状況を多くの人に知ってもらいたいです。

A:なるほど、勉強になります。そして私も動物好きの一人として、ぜひ広まって欲しいです。イギリスでは普遍的なことが、日本ではそうでないことは他にもあると思います。そういえば、遅くなりましたが、Saraさんは「ホリスティック獣医」としてご活躍されていますが、「ホリスティック」とは何でしょうか。

S: ホリスティック(Holistic)というのは【全体】を意味するギリシャ語 Holos を語源としています。そのためホリスティック医療では、問題を起こしているカラダだけを診るのではなく、影響を及ぼしているBody/Mind/Spiritや動物周囲の環境もふくめた【全体】を捉え、真の健康を取り戻していきます。最近は動物にもココロの問題が見つかっていますので、ココロへ視点をむけることの重要性が高まってきています。そして、ホリスティック獣医というのは英語でHolistic vetと欧米では呼ばれ、ホリスティック医療を行っている獣医師のことを意味する言葉となっています。

A: 動物にも適用できるホリスティック医療のようなものがあるんですね。今回色々知れてよかったです…この知識を今後ぜひ活用します✨インタビューできて光栄でした✨
今回はありがとうございました。

ご結婚されてからもご自身で働きたい、活動したいと願ったSaraさん。現在は音声配信プラットフォームStandfmのメンバーシップ制度を用いて、ライブなどを通じてご質問に回答しています。Standfmは以下の活動リンク先から確認できます。

★Saraさんの活動のリンクはこちら→ https://linktr.ee/holisticvet.sara

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                      この記事を書いた人:アン


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