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【詩】「my storm」

物分かりのいい子でいられなくなってからどれぐらい経ったのだろう
ただただ曖昧に肯くだけで皆誤解してくれていた少年時代と呼べる時から
日々は確実に流れてふと周りを見渡せば皆立ってる場所が違ってきてる

いつか夢と呼んだものを現実にしているヤツもいれば
儚いはずの愛という代物を固い絆にしたヤツもいてる
時々懐かしい声に出逢い僕も笑顔で手を振ってきたけど
その声が聴こえなくなれば虚しさはその色を濃くするばかりだ

想い続けることだけで満たされたようなそんな錯覚に陥ってた時から
焦がれている自分を呆れたように詩にしてたそんな一人よがりな時から
抱きしめることができる人がいて抱きしめてくれる人がいるようになっても

僕の中の何かが静かに暴れている 
ここにいることの違和感が少しずつ拡がっていくのを
日常に没頭するフリで逆らうように打ち消し続ける日々の中で
それでも僕の中では何かが静かに暴れている

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