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【詩】「エデンの東」


雨がぼやけさせるその景色を見ていた

君の言葉を聞きながら僕は眠りに落ちた
何も応えられずに僕は眠りに逃げた

人は誰もが彷徨ってる
罪を抱いて罰を背負い
渇いた砂漠をふらついてる

心の中の虚しさに君も気がついてる
だから僕がここにいるのだろう

苦しみながらそれでも歩んでる
悩みながらもそれでも求めてる

幸せだけがあればいいと想いながらも
幸せだけであれないことも分かってる

人はずっと矛盾してる
二律背反の中で過ごす
それでも笑顔は浮かぶだろう

雨が降り続くその景色を見上げてた

君の言葉を聞きながら僕は視線を避けた
応えられないから僕は愛を選ばない

人は楽園から遠ざかった
彷徨い歩くことで浄罪を命じられた?
生きることが原罪なのに

コノセカイニセイヲウケタトキニ
イタミヲアタエタコトヲワスレルナ

心の中の空しさに誰もが気付いてる
だけど首を振り何かに没頭していく

苦しみながらそれでも進んでく
悩みながらもそれでも手を伸ばす

人はずっと咎められながら償う
螺旋の軌跡で生きる
それでも笑顔は浮かぶだろう

もうすぐ雨が上がるだろう景色を見てた

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