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再掲【詩】「sel-fish」

この遙かな蒼色の中
どこまでも泳いでいこう

見上げた月は
水色のカーテンを通した銀色

たどりつくところは分からない
分かるかもしれないけど考えない

絶望や哀しみの靄はいずれ降る
その中で泣いてもいい
流した涙はこれからの笑顔を際立たせるだろう

この静かな藍色の中を
どこまでも漂っていこう

射す光は
優しく穏やかで柔らかな白色

幸せであることはたやすい
あまりにもたやすいから見失ってしまう

迷いや苦しみの渦にいつか遭う
その中に巻かれながら
負った痛みはこれからの生に息衝く糧になるだろう

憧れや夢がある限り
僕らを動かす推進力になる

最果てのビジョンはこの胸の中
目を閉じたときに浮かぶ想い出

その風景の中で微笑みが浮かぶように
そのわがままな願いを抱いて

この遙かな青色の中
どこまでも泳いでいこう

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