再掲【詩】「the small」
腕を組んできた君に笑顔を返す
僕の笑顔はまだ見れるものかい?
ライトアップを見上げながら君が僕に何か言う
ささやかな温もり
手探りで探した
その温もりだけで
僕は生きていける
もうすぐ雪が降るだろう
人々の冷たさが冬を一際濃くしている
君が僕に向けたその表情に立ち尽くす
ささやかな優しさ
重ねた時があった
その記憶があれば
僕はきっと笑える
出逢ったときに別れは既に息衝いていて
震えた感情がそれを見えなくしていただけ
君が手を振らないのなら 僕が手を振るよ
ささやかな光が
僕らを照らした
その瞬間だけで
僕はずっと笑えるから
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