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再掲【詩】「period」

言うべき言葉が見えないまま君を見つめた
君はただ僕を見つめ返してそっと笑ったね
手を小さく振りながら「バイバイ」とそれだけを
僕に聞かせるのではなく自分に言い聞かせるように
つぶやいて静かに僕に背を向けた

永くは続かない恋だと知っていた
理屈じゃなくそう感じていた
それでも震えてしまう心はそれだけ君が好きだったからだろう
別れを最初から予感しながらどうして僕たちは恋に落ちたのだろう

君と交わした言葉君と歩いた景色君と過ごした時間
君とともにあった僕の全てはもう増えることはなく
ただ色褪せていくよ
君に届けた想い君に許した心君だけに見せたなみだ
君という人だけが見た僕の姿は誰にも見つからずに
ただ薄れていくよ

自分の想いを正直に言えないそんな不器用な僕に
「あなたはどうしたいの?」と
君は大きくも小さくもない声で聞いてくれていたね
その度に何故か不思議なぐらい君に全てを言うことができた

永くは続かない恋だと知っていたから全てをさらけ出した
理屈じゃなくそう感じていたから僕を知って欲しかった
これだけ震えてしまう心はそれだけ君が好きだったからだよ
別れを最初から予感していたからこそ僕たちは恋に落ちたのだろう

背を向けて歩き出した君を追いかけたかったよ
それが正直な気持ちだった
僕はまだ続くはずだと思ってた
でも君がこの恋にピリオドを打ったのなら
もう続けられないよ
だから追いかけなかった

君と交わした言葉君と歩いた景色君と過ごした時間
君とともにあった僕の全てはもう増えることはなく
ただ色褪せていくよ
君に届けた想い君に許した心君だけに見せたなみだ
君という人だけが見た僕の姿は誰にも見つからずに
ただ薄れていくよ

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