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菅総理が空手道「名誉九段位」授与の根拠規程

菅義偉総理が全日本空手道連盟から、「名誉九段位」を授与されました。

この扱い、何やら「特別扱い」を感じてしまいますが、ちゃんと根拠規程がありました。

空手道連盟、名誉九段位の根拠規程

公益財団法人 全日本空手道連盟 付属機関・技術資格に関する諸規程
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≪技術資格に関する規程≫において、「13 名誉段位規程」があります。

この規程は、中央技術委員会規程第2章第4条に基づき制定する。
(目的)
第1条 この規程は、連盟の普及発展のために、功績のあった者に、名誉段
位を贈ることを目的とする。

(段位の段階)
第2条 名誉段位は、3段から10段までとする。
(段位の授与)
第3条 名誉段位は、本連盟会長推薦並びに都道府県連盟、競技団体及び協
力団体の会長の推薦に基づき、理事会の議を経て会長がこれを授与する。
2.連盟規約第12条第1項に規定する名誉段位の授与は、理事会の推薦を経
て会長がこれを授与する。
(段位証書)
第4条 段位証書の登録番号は、名誉第○○号と付す。

菅総理の空手道への功績:東京オリンピックの追加種目に

菅官房長官は、空手道推進議員連盟の会長を務め、議連総会での決議文を安倍晋三内閣総理大臣に提出するなど、空手道のオリンピック正式種目採用に向けた活動では、強力な応援者の一人となっています。
このたびの会談においても、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会での空手道採用について、改めて応援の言葉をいただきました。

実際に空手道がオリンピック種目となっています。

ガースー総理、おめでとうございます!

名誉九段位は44年ぶりの史上3人目

名誉九段が贈られるのは、英国エリザベス女王の夫のエディンバラ公フィリップ殿下(1971年)、インドネシアのスハルト元大統領(76年)以来44年ぶり3人目。試験制度で取得できるのは八段が最高となっている。

名誉九段位は44年ぶりの史上3人目ということで、この面々にガースーが並ぶということになります。

こうした名誉称号や勲章等を外国人に与えることは珍しくなく、例えば元サッカー選手の中田英寿選手はイタリア政府からイタリア共和国功労勲章(カヴァリエーレ)を受章しています。

また、日本においても、宮中において天皇陛下から親授される「大勲位菊花章頸飾」や「大勲位菊花大綬章」にも、外国人受章者が多数見られます。

大勲位1

勲章と褒章 内閣府賞勲局

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