山中伸弥教授(4月)「カリフォルニアはNYより少し早くロックダウンしただけで決定的な差」⇒12月、カリフォルニア州がNY州より100万人多い感染者に

12月24日時点でのカリフォルニア州とニューヨーク州の感染者数は約200万人と約90万人です。

死者数もCA:NYは2万4000人と3万6600人です。

NY州:https://web.archive.org/web/20201225070735/https://www.nytimes.com/interactive/2020/us/new-york-coronavirus-cases.html

https://www.governor.ny.gov/news/governor-cuomo-announces-89000-new-yorkers-have-received-first-covid-19-vaccine-dose

山中伸弥教授「初動の差がカリフォルニアとニューヨークとの差」

4月時点ではニューヨークが最も多く感染者を出しており、カリフォルニアは「安全」と言われていたくらいでした。

一部誤字等がありますが、原文ママで引用します。

サンフランシスコとニューヨーク アメリカ東西海岸の運命を決めたのは何か?-山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
(以下、佐野先生からの情報)
サンフランシスコはブリード市長が2月25日に感染患者さんが出ていない時点で非常事態宣言を出しました。サンフランシスコには全米1のチャイナタウンがありますから、必ず感染が拡がると言う事で市長がいち早く注意勧告をした訳です。その時点でアメリカ中が驚きました。カリフォルニア州は3月4日、ニューヨークは3月12日に非常事態宣言を出しました。これは自粛ですから、強制権はありません。UCSF はこの時点で国内の飛行機搭乗も学会出席も禁止しました。
その後も感染者が増加した3月16日にサンフランシスコ市は外出禁止令を出しました。この時のサンフランシスコでの感染者は40人です。カリフォルニア州は19日、ニューヨークは20 日に外出禁止令を出しました。この時のニューヨークの感染者数は4000人を超えていました。これは強制権があり、レストラン、ジム、てんぽは全て禁止。10人以上集まる事も禁止。
-省略ー
この初動の違いが、今のサンフランシスコとニューヨークの違いを表しています。4月2日時点でサンフランシスコは500人の感染。入院患者60人.7人の死亡。ニューヨークは感染者5万人で、入院患者12,000人、死亡1900人近くです。この初期初動の早さがにかとの大きな違いです。
ー省略ー
対応が早かったサンフランシスコでも500 人の感染者が出ていますが、入院患者は60人.死亡は7人です。新規患者は20〜30 人ですから、医療崩壊を起こしていません。ニューヨークは多くの人が死亡していますが、これは医療崩壊を起こしているからだと思います。
ー省略ー
日本のテレビで多くの人が電車で出勤したり、カラオケやライブ、バーに行っているのを見ると日本人は何とのんびりしてるのだろうと思います。

初動の違いもロックダウンの有無も、これではまったく関係ないですね。

尾身教授は「ロックダウンしなくて良い」

ロックダウンをしてもとてつもない感染者と経済的なダメージを受けたアメリカの各都市と、日本では前提条件があまりにも異なるので政策の正しさは比較できないとは思います。

しかし、「アメリカがやっているから日本も早くロックダウンを」と言っていた山中伸弥教授の見解の妥当性は、今こそ顧みられてしかるべきでしょう。

以上

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