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「ジュリアーニ元NY市長がバイデンがチャイナによる尖閣諸島へ軍事的圧力強化を許す取引をしていたと証言した」という噂について

「ジュリアーニ元NY市長がバイデンがチャイナによる尖閣諸島の圧力を強めることを許す取引をしていた」という噂について。

この話の出どころは以下のアカウント。

ジュリアーニ市長1

記事魚拓:https://archive.is/OlRv3

冒頭の動画はこの記事の下部にも掲載されていて、一応の日本語訳も付されていますが、10億の取引と尖閣諸島とはまったく関連付けられていません。(動画の16分あたりが該当部分)

要するに、タイトル詐欺による釣りを意図しているということです。

尖閣諸島に触れている該当部分は何と言っているのかというと…

He takes him to China Joe is supposed to achieve for the United State with China withdrawal from the islands that they dispute with Japan where they put military forces and lowering tariffs.

後半部分の"the islands that they dispute with japan where they put military forces and lowering tariffs."が、尖閣諸島を示すと思われる部分です。

で、前半部分は、「ジョーはチャイナが島から撤退するように米国に貢献するはずだった」と言っています。

その後、「ジョーはネゴシエーションに負けた、負け続けた」「ハンターバイデンはチャイナの銀行から10億ドルを支払うという書簡を受け取っていた」「ジョーが米国に帰ると、チャイナはこの島への軍事的圧力を強めた」という指摘が入りますが…

1:ジョーバイデンがチャイナとのネゴシエーションに負けたという指摘
2:ハンターバイデンがチャイナ側から出資の打診を受けた事

この2つについては指摘しているが、両者の関係について何か述べているというわけではないということです。

全体を聞いてみると意味深にも【ほのめかしをしている】、と考える人も居るかもしれない、程度の話です。

少なくとも「引き換えに」ということを「明言したわけではない」とは言えます。

追記:「チャイナが尖閣諸島周辺への軍事的プレゼンスを強め」ているのは1971年以来ずっと右肩上がりであって、「その後、軍事的プレゼンスが強まった」という事から過去の出来事との因果関係を認めるとどうなるか。それが分からない者が多すぎます。

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