自分に彼氏がいる事実が怖い。

タイトルの感情、わかる人はいますか。

今の彼氏に関わらずこの不安の波にはいつだって襲われる。

冷たい態度で突き放して、別れまで切り出す原因は自信のなさ。

まだ23歳の彼が結婚を考える必要はないし、これから色んな恋愛経験を積む年齢。素直で愛情深く、容姿が整った彼ならこの先も引く手あまた。

一方でわたしは28歳。ひねくれた性格に、見た目もコンプレックスの塊。
摂食障害だってマシにはなっても何かの拍子に堰を切ったように過食して、死んでしまいたいくらい落ち込んではひとに会えなくなる。

数年後には30で婚期真っ只中の面倒な女と付き合うメリットなんてどこにある?

友達はみんな結婚して、子供だっている。上手にライフステージを上がっているのにわたしはずっと同じ悩みと戦って、自己嫌悪に支配され、愛着障害で成長しない。

自分の中に原因があるのだから、他人からの愛情で埋めようとしても無駄なこと。

彼から今与えられている愛情をしっかりと自覚して、完璧を求めたり強欲になってはいけないこと。

試し行為からはなにも得られないこと。

全部全部わかっている。

わかっているのに、自分が幸せであることがこわくて、平和ボケすると罰が当たる気がして、不幸なほうが安心して、「あとで悪いことが起きるくらいならいっときの幸せもいらない。」と感じてしまう。

そのうち飽きられて終わるなら、少しでも傷が浅くて思い出も少ないうちに終わりたいと、なにも起こっていないのに”破滅願望”に襲われる。

けんかをしたとき、彼に余計な不安までぶつけた。

寂しくて不安なこと。安心したいこと。”今は”大好きでいてくれるとわかるけど、お互いの”スペック”の差もあって未来に安心できないこと。

結婚したい。そうしないと安心できない。だらだら時間だけが過ぎて30になってから捨てられたくないし自分はそういう年齢。

今すぐにとは言わないけれど1年後にはどうするか決めたいし、そこで未来が見えなかったりどちらも引っ越せないことがわかれば例え好き同士であっても離れよう。

振り返ると、彼の気持ちを無視したあまりに自分本位な言葉をぶつけたと思うし、ここまで焦る必要はどこにもない。彼の口から大丈夫と言って欲しかっただけ。

最近年下の彼と婚約した友人も、30歳を過ぎてから交際して結婚した知り合いも、交際中に結婚の話しを持ち出したり迫ったりしたとは聞いていない。

むしろ「改まって話し合ったこともないし、気にしてないかな。」というスタンスだった。

noteで読む記事だって同年代のお話しばかりなのに、誰も起きてもいないことを危惧して暴走なんてしていないし、目に見えない数字よりも目の前の彼との時間を大切に楽しんでいる。

安心したくて必死に言葉をもらっても口約束でしかなく、未来なんてどうにでも変わる。

頭でわかっていてもずっと一緒にいて欲しかった。保障されたかった。

どこまでも面倒なわたしの暴論も、彼はいやな顔ひとつせず全て受け止めてくれた。

「未来が考えられないひとと付き合うわけがない。ましてや遠距離で会えなくて、こんなにけんかしてわがままも言われているのに毎回追いかけているんだからどれだけ好きか伝わってほしい。俺から別れようって言ったことは一度もないよ。」

「ただもう少し大人になって。別れるだとか突然帰るだとか、話し合いから逃げたり暴走する部分は直してもらわないと将来は難しいよ。」

当たり前だ。
これ以上なにを求めるっていうんだろう。

きちんと話し合いたいときに連絡が返ってこなかったり、「疲れた。」「もう寝る。」と向き合ってもらえないとき、捨てられるのではないかとショックと不安で動悸が止まらなくなる。

元カレとの交際時、その経験をしていながら自分は彼に何度もしてきた。

試し行為も彼への八つ当たりも自分の中の問題。

改善する努力と劣等感を許容する努力をしなければいけない。
彼から得ようとしてはならない。

食事や体型についても、自分が強迫観念に囚われているだけで彼から指摘されたことなんてない。

それどころか可愛い可愛いと言葉をくれるし、過食して泣いたときも「食べたらいいじゃん!ころころして可愛いよ。」「痩せて欲しいとか太っていると思ったことないよ。」と安心をくれる。

ダイエットがんばる!と言えば「俺にできることなら協力する。でも健康でいてね。」と寄り添って、食事を控めにしてもノリが悪いといやな顔せず、好きなように食べてくれる。

そもそも、こうして食事の不安や痩せたいことを素直に言える相手は限られるから本当に救われる。

幸せになることへの恐怖や彼を失う不安はなかなか払拭できないけれど、”自分は幸せになってもいい”と少しずつ受け入て、”可哀想な自分”だなんて間違っても思わずに、彼にもって尽くさなければいけない。

8月は3泊4日で彼と会える。

食事の不安から2泊が限界だった自分にとっては初めての連泊で、大きな大きな進歩。それほど彼と居たくて、彼となら大丈夫と思えた。

こんなことを書きながら、今日、美容院に向かっているという彼から雰囲気を変えたいとパーマの種類を相談され、お互いの理想をうまく合わせた。

数時間後、彼から送られた仕上がりの写真はびっくりするほどかっこよくて、ふわふわと色気のある雰囲気からパーマを強めて今らしく”男前”な印象に変わり、「かっこいい!!」と同時に「月とすっぽんだ!!」と不安になった。

それを引き金に駄々を捏ね、彼は彼で過去の話しを引き合いに出し、けんかに発展させた才能あるバカップル(死後)なわたしたちではあるけれど、身の丈に合わないもったいないくらいの彼だけど、他の子と付き合ってほしくないしわたしにベタ惚れしていて欲しいし、わたしがいっぱい幸せにしたい!

心の奥底の根深い問題もあるけれど、気負い過ぎずに、今ある大切なものと本質を見失わないようにしたい。

わたしの人生は幸せになる。

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