夏のせいにして語る介護業界のこと
「夏のせいにして」「全部暑さのせいにして」の後に続くのは大体「君を連れ出す」とか「君の手を握る」とかですよね。
"夏とか暑さとかいう大義名分がなければ君を連れ出せないし手も握れない"という青い恥ずかしさとか自信のなさとかそれでも君に会いたい僕の気持ちみたいなのを、その「せいにして」という表現でギュッと表しているのは流石はエモの帝王(わたし的)RADWIMPSだなあと思いながらクーラーの中にいるわたしです。
夏ですねぇ。
最近「女帝 小池百合子」を読みました。知り合いのノンフィクション作家の方が激推ししていたもんでソッコーAmazonでポチり爆速で読みました。面白い。
わたしは特別政治に興味があるわけでもないし、小池百合子に興味があるわけでも無いんですが、あそこに書かれていることはきっと本当だし、そうしたら小池百合子が日本を代表する東京のトップというのはなかなか厳しいというか、コレは皮肉ですよ。
何が皮肉かって、まあ大きく2つあって、
①国民や都民がバカを見る
虚言癖のある小池百合子氏は常に自分より大物に媚びて自分がのし上がるのを繰り返していくスタイルなので、馬鹿真面目に政策について真摯な政治家は報われないんだろうなあと思うわけです。挙句その立場まで来させてしまったことにより、国民や都民がバカを見る
②巧みな言葉遣い
「クールビズ」とか選挙中の「わたしは崖から飛び降りる覚悟はできています!」とか、コロナ禍の「ロックダウン」や「特別な夏」とか、大衆に届くコピーセンスがあるとわたしは思ってるんですよね。しかもテレビにも慣れているので振る舞い方もわかってるんでしょうし。
大体①だけでここまで来たんでしょうか。この本によるとそんな感じです。
ちなみに上昇志向とはまた違っていて努力して力つけて地道に実績を重ねる、なんて時間のかかることではないです。
もはや承認欲求の執念の方が幾分正しい気がしています。
それでね、RADWIMPSのエモさを刺激する表現も小池百合子氏のキャッチーなコピーも、まあ大衆ウケ感について話しているんですが、介護業界でその辺が天才的な人がいると思ってるんですよ。
誰だかわかりますか?
あ、そうです。
秋本可愛氏です。(この文脈だとあんまり名誉じゃなさそうですがそんなことないです、スミマセン)
彼女は(わたしの言葉で説明してしまうと)介護を糸口に人や組織を良くしようとしている会社の代表の方です。
「可愛」という名を背負ったその時からカリスマ性があるのでは…
彼女のスゴイところは色々あるんですが、やはり介護の現場の人の気持ち(認められたい、究極モテたいという気持ち)と彼女の気持ちがシンクロしてるんですよね。
お洒落じゃない、洗練されてなんかない、ダサい介護業界を秋本可愛という若くてキレイな人が立ち上がったことによって、その辺の若い現場でくすぶってる人たちがキラキラした目で秋本氏のもとに集まるんですよね。
「介護はやりがい!」「介護は人の役に立つ仕事!」なんていう旧来のやりがい搾取ではなく、彼女はどうしたか。
・若くて可愛い自らが介護問題に声を上げる
・共感者を集めて、どうしたらいいのか介護問題を一緒に考える
・他業界の有名人や介護医療のパイオニアを講師に招き勉強会を作る
そしてそれらがコミュニティとなりカリスマ性のある彼女に人がついていく。
で、そのカリスマ性の少なくない影響をもたらしているのがイケてる感だと思うんます。
・何度も言ってますが、代表が若くて可愛い
・「わたしが、介護のスイッチになる」というような、課題解決意識と自己承認欲求をくすぐるキャッチ
・下のような洗練されたデザイン
うん、イケてるなあ。
秋本氏は介護業界に絶大な影響力を与えていて、救われた人は多くいるんではないかと思います。
わたしは小池百合子氏を目指してないので別に
秋本可愛氏に媚び売ってるわけではないですからネ
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