Strawberry Galette & Decaf coffee
とにかく眠くて仕方がない。たくさん寝て起きたら、恋人による素晴らしいランチができていた。味覚にも変化が現れ始め、最近欲しまくるパスタと共に、山菜だとか旬の食材もふんだんで栄養たっぷりだ。
その後、食後なのに可笑しいけれどセックスをした。今までの中で一番優しいセックスだったのは言うまでもない。愛してると伝えながら、一つになってじっとしていた。
恋人をもっと好きになった一日だった。新しい愛の形への緩やかな変化を感じる。ますます互いの命が愛おしい。
今日話していたお友達が「自己否定をしながら生きている人はセックスレスになりやすい」と言っていて妙に納得した。セックスは曝け出し合うことだから、肯定してる同士じゃないとできないのかも。恋人からの肯定感に感謝するし、わたしも彼をバカみたいに全肯定している。
恋は盲目?でも両者共盲目で、成立し合ってる盲目具合なら、良いと思う。
2018年4月13日
興味深いことに、次々に味覚が変化してゆく。その都度、わたしが欲しまくってる食べ物をわざわざ仕事前にうちに寄って届けてくれる恋人、優しいしイケメンだし理解あるし好き。
ここ数日、狂ったように求めている苺を支給するためうちに寄った恋人と、束の間お茶をした。
お茶をする…!!!(来る日も来る日もあんなにワイン浸りだったわたしたちが、お茶を!!する!!)
苺のガレットと、わたしにはデカフェコーヒーで、恋人にはマリアージュフレールのマルコポーロ。ふんわりとした香りと会話が漂う。
別れ際にいつものように玄関でハグとキスをしてドアを閉めると、すぐに元気よく階段を駆け下りる音がした。彼はいつも何故かエレベーターに乗らない。
一緒に過ごせたほんのひと時も、バイバイしてから別々に過ごしたその後の時間も、恋人は今日もあたたかい気持ちをわたしに与え続けた。ありがとう。
2018年4月22日
忙しい時にはLINEを見ることのできない恋人だが、伝えたいことが募ってついたくさん送ってしまう。仕事後どんなに疲れていても、ひとつひとつにユーモアを加えながら返信してくれる。
よくそんなこと覚えてるね!とびっくりするような、わたしがかつて話した小さなエピソードなんかも盛り込みながら。
体調によってはセックスという愛情表現ができない時もあるけれど、そんな時はわたしの頭を撫でながら、「素顔でもバッチリメイクでもドレスでもパジャマでも、僕にとっては全部同じ●●さん(わたしの名)。変わらず一生好きです」と伝えてくれる。
ちゃんと言葉を紡いで安心させてくれるところ、ほんとにありがとう。
わたしは仕事柄(ピアノという孤独な楽器だったり、サロン・教室運営も基本ひとりでしている)、知らずうちにひとりで何でもがんばろうとするところがある。
でも未熟だから恋人が与えられたし、半分の力しかないからもう半分を担ってくれる彼がいてくれるのだろう。
少しずつ、ふたりでひとつになってゆく。
2018年4月28日
『アコーディオン弾き』『王様の牢屋』『貴婦人』『想い出のサントロペ』
数え出したらキリがないけれど、なかなか女性が幸せになれないのがシャンソン。
それを歌うわたしなのに、ひとりの人から優しい愛で包まれる幸せを自分に許してしまった。
けれど、いつでも、いつまでも、忘れない。
孤独だったことも、這いつくばるように恋をしてきたことも。
そんなわたしのために、いくつもの歌が寄り添ってくれたことも。
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