「変態」は最高の賛辞

ラン中に自転車に乗っている恋人とばったり会うという、素敵な偶然があった。考えてみれば、働いているのも住んでいるのも同じ街なのだから十分あり得ることだが、寝静まった街の路上で予期せず会えて、視界にはわたしたち2人だけという状況に胸が躍った。いつもコソコソとするじゃあねのキスも、今夜は堂々とした力強いものだった。

2017年9月28日

珍しいことなのだが、恋人とお付き合いしてから2度目の喧嘩をした。些細なことからだ。怒って部屋を出て、クールダウンのためにシャワーを浴びていたら、乱入してきて和解を説得しようとする恋人は、自分を普段の呼び方の 僕 ではなく 俺 と言い、わたしをいつものさん付けではなく呼び捨てにした。意外なまでの必死さが嬉しかった。最後はシャワーで涙を流し、ずぶ濡れの裸でたくさんキスしてめでたしめでたし。喧嘩はしたくないが、結果として良い夜だった。

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「変態」は最高の賛辞だと思っていること、流れに身を任せつつ舵はしっかり取りたいこと、過去よりも現在と未来を大切にしたいと願っていること、お酒が好きであること、キウイがアレルギーなこと。ペアルックなんて着なくていいから、目に見えない恋人とのお揃い事項大事にしてく。

流血が凄まじい日だったので「生理が明けたら入れまくる。」と断言したら、ひとつもオブラートに包まないしかもちょいキレ気味のその言い方ツボる、と爆笑された。
わたしは恋人の笑顔のために生きているので、なんでも良いから笑ってくれたら嬉しい。

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