映画感想:今年見た映画ベスト3の予定だった。
今年見た映画の数は、記録した限りだと47本だった。
記録してない映画もあったりするのでまぁ50本行ってるかもしれんが、結構見れたもんだ。
今年見た映画のほとんどはAmazonprimeとNetflixというか、ネット配信サービスは本当に映画を気軽に軽く見れて本当に便利だ。しかも糧となるからすごく良い。
個人的にはAmazonprimeは名作揃いだけど新作に疎く、Netflixは新作揃いだが古典に疎いという印象。金額的にも内容的にもAmazonprimeのが好みかな。
さて前置きはここまでにして、この47作から面白かった奴をピックアップしてみよう。今年は探求の年であった。物書きをするにあたって映画を見て脚本術なりを勉強できたりもしたしね。
さて、書いていこうか。なお今年見た映画であって、今年リリースされた映画でなかったりもするがまぁ気にしないでくれ。
1:レディプレイヤー・ワン
スティーブン・スピルバーグ監督が最高名作をやらかしてくれた。
あらゆる問題が放置された近未来地球、人類はVRワールドオアシスを娯楽の極みとして謳歌していた。オアシスの創始者が遺言として残したのは、「イースターエッグを見つけることができたのならば、時価数兆円に匹敵するだろうオアシスの権利や運営権その全てをくれてやろう」というものだった。
無限に広がりなんでもできるVR世界で、世界の命運を賭けた最大級の宝探しが始まるという話。
冒険活劇でありながら、あらゆる要素にスティーブン・スピルバーグの蓄積物が披露されている。数多くの名作を作り上げるために体験し楽しんだ名作や娯楽、そういうものを大量に組み上げて作られたのが大乱闘スマッシュブラザーズとも言いたくなる何でもありの物語。娯楽は現実を美しくして、現実は娯楽を究極へと仕立て上げる。私がこの作品に感じたのはそういうメッセージだったかな。両方なくっちゃダメなんだ。
これ以上書くとネタバレにツッコみそうなので割愛。だがこれだけは言っておこう。「シャイニング」を見ると数倍面白さが増すぞ。私は偶然にも1週間前に見て豪運だったよほんと。
この作品は劇場で見ましたとも。
2:ドント・ブリーズ
金がほしいチンピラ強盗三人組が、盲目の老軍人の家に忍び込んだら、恐ろしい男だったという話。
このタイトルはnote内でもう記事にしたけれど、近年の派手なCGスペクタクルを使った娯楽映画からの進化系、すなわち「身近にある感覚を最大限にテーマとして活用したコンパクトな舞台の物語」であったのがかなりの好印象なポイント。90分程度の映画でしっかり脚本を練り上げて、伏線から驚愕のポイント、印象の逆転までいろんな技術を使いに使いつくした芸の細かい良い映画。
今後もこのような形式の映画が出てくるだろうという、黎明を目の当たりにした喜びめいたものも含めて入れておこう。
あ、ちなみにNetflixで見た。
3、デビルマン crybaby
映画のことを書くと言ったな。あれは嘘だ。実際今年見て魂に刻まれるほどに印象を受けた作品となると、この作品を列挙しないわけにはいかなかったのだ。
主人公不動明は高校生であったが、飛鳥了の導きにより、人の心を持つ悪魔デビルマンへと生まれ変わる。人に成りすます悪魔を討伐しようとする中で、人の世は最悪の混沌へと突き落とされる。という話。
原作漫画デビルマンを湯浅監督が独特のテイストで、それでいてしっかりと語るべきデビルマンの魅力を最大限に引き出した作品。主人公の不動明が陸上部であったり、泣き虫であったりと原作からの変更点も多々あるが本質は何一つ変わっておらず、むしろ友愛というテーマを尚更強調するグッドなアレンジと成り代わった。これぞまさに転生とも言うべきか。
こっちもNetflixで見た。
……とここまで記事を書いてて思ってしまったんだが、映画で枠をくくるとよくないことが判明してしまった。ハクメイとミコチとかアニメ作品でもいろいろ傑作名作あったわけだしね。
今年で言うなら前半期は結構映画館に足を運びに行ったものの、後半期からはほとんど映画館へはいかず、ネット配信のをガンガン見るようになった気がする。それも時代であるとはいえ、シン・ゴジラとか音響の素晴らしさを全身で味わうべき映画もあるからのう。難しいところ。
まぁこんなところでここで筆を置こうと思う。え? 結局映画ベスト3とか言いながら一作はアニメじゃないか?
しゃあねえな! 次のページに47作箇条書きのメモ残したんで見ておくれ。
良いお年を。
私は金の力で動く。