Voicyの2023.1QでのMVPを受賞したよ

いきなりなんですが、先月の5月8日にVoicyのFY23 2Qのキックオフが行われ、その場でFY23の1QのMVPに選出していただきました✨
ちなみにVoicyの会計年度は2月〜翌年1月なので、今回のは2023.02~2023.04の期間が対象になります。
(書くのが6月になってしまったのはご愛嬌で笑)

Voicyではいろんな表彰のタイミングがあるんですが、キックオフでの表彰が一番規模と期間が大きい表彰になってます。

2020年7月に入社して以来、キックオフでの表彰は初めてでした。

これまでなんやかんや、表彰はまぁ、ほかにもっと頑張っている人いるし、ボクはいいかなーなんて思ってる部分がちょっとありましたが、いざ表彰してもらうと純粋にうれしいですし、気持ちも引き締まるし、承認してもらえる感覚を得られるし、良いものですね。

トロフィーと賞状を受け取る様子
受け取ったトロフィーと賞状

なぜMVPに選ばれたのかなーっていうのをふりかえりがてら考えてみました。

「有料放送」をリリース!

一番大きいのが、これですね

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000302.000021111.htm

半年以上前から仕込んでいた機能のリリースを達成しました!

ボクはチームをリードする立場として、パーソナリティさんたちの体験向上を施行するチームの立ち上げから、こちらの有料放送機能リリースまでを先導しました。
また、リリース後に有料放送をパーソナリティさんに、リスナーさんに使っていただくための小さな施策を実行しました。

この有料放送の開発にあたっては紆余曲折ありました。
既存の仕組みに起因する高い優先度事項の差し込みや、これに関連して出てくる要求揺れなど。
要求揺れについてはどう揺れているのかなどの定義とコントロール。
プロジェクトがバタついたことにより、「見積もり」の不適切な扱い方による認識齟齬が表出化。
とはいえ、プロジェクトが進行し、プロダクトの解像度が上がっていくにつれてやっぱりこうしよう!だったり、実はこんな考慮漏れがあって・・・っていうのはよくある話だと思います。
予測できるのが最善ではありますが、未成熟の組織で必ず最善を取れるチームなんてほぼないですよね(最善まで何割かの幅がでるだけ)。こういうのは身長になりすぎるより、ふりかえりを重ねてひたすら仕組み化できるトライを実行していく他ないと思っていて、Voicyでもそうしています。

そういえば有料放送の開発に関する話は、採用なうの放送で話しているので、聴いてみてください!

スクラムチームの立ち上げと軌道乗せ

Voicyでもスクラムを採用しており、アジャイルな開発を日頃研究中です。つまりまだまだボクらは初級者。開発組織全体でも一定期間ごとに見直しを行なっているので(見直すのは悪いことではない)、今回リードしたチームにおいてもチームビルディングを行いました。

ビルディングの観点は以下あたりを重要視していました。

  • 人間同士の関係性の構築

  • スクラムチームが何であるかの理解形成

  • チームと各メンバーの相互の期待理解

  • 成功体験を自信に変換していく

このあたりのチームビルディングの話はまた別に記事を書くので、お楽しみに。

一応、めっちゃめちゃつまんで書くと

  • スクラムガイドからイベントとそのインプット・アウトプットを図で示したり

  • スクラムガイド輪読会を開催したり

  • ドラッカー風エクササイズを開催したり

  • 成功体験にフォーカスしたふりかえりのために、Fun/Done/Learnでのふりかえりを実施したり

などなど。。

Fun/Done/Learnでのふりかえりは以下に記事を書いているのでどうぞ。

コンフォートゾーンに留まらない

Voicyの14つある行動指針の1つです。
この行動指針をしばらく頭において仕事に向き合っていました。
(行動指針って組織の求める価値が言語化されてて良いですよね)

なぜこの行動指針を意識していたかというと、以下のような感覚があったためでした。

序盤に要求揺れの話をしましたが、こういった状況の影響を受け、開発プロセスを崩さず、安定したベロシティを出し続け、開発を完遂することに、途中から意識がそっちばっかりに行っていることに気が付きました。

つまりアウトカムに気を向けることができていない時期があった。
(そっちはちょっとPdMがんばってよみたいな気持ちね)

こういった意識は無意識に、組織内での過度な最適化=分業を招いてしまうので、自分からの行動で変えていくことにしました。

具体的には、表には見えないように分割してリリースを行ったり、細かく分けた単位でリリースしたりなどをしていたので、どういう変更があるのかの周知と、もしなにかあったときにあの件の影響かな?など、勘付いてもらえるようにしてました。

雑に言うと、ここはこうなるからねー!!!って叫んだり騒いだりしてました笑

Voicyの組織も徐々に大きくなっており、今日(2023/06/19)時点で50名を超える人数になっています。
たとえ50人程度の組織でも混乱は起こってしまうので、ちょっとでも軽減できるように、都度Slackで全体へ周知するようにしていました。

あとは、実際にどんな機能なのかは結局肌で感じないと分からないものなので、時間を雑に取っていつでも来ていいよーな感じで機能の体験会を開催したりなどしました。

ちなみにおやつを持ってくる人はいませんでした笑

この体験会は、普段施策の体験を一緒に練るメンバー以外へ機能理解の促進と、懸念点を潰すことができ、価値を感じる時間でした。例えばBizDevとか。

そんなスタンスをとっていたら、後輩のエンジニアからボ祝儀(Voicyでのピアボーナス制度)でこんなコメントをいただきました。

↓Slackから抜粋
今期のなださんは前のなださんとは違うことをひしひしと感じていたので、実行に移していてさすがだなと思いました。全力応援です。

これはうれしかったですねー。
timesでちょろっと宣言はしていたんですが、自身の仕事の仕方が他のだれかに良い影響を与えることができたのかもしれないなと思うことができました。
ちょっとでも感じたことを伝えることって大事ですね。ボクはこの件がとてもうれしかったです。

レイヤーを越えてのプロジェクト振り返り

それなりの期間をまたぐプロジェクトになり、うまくいったことも、うまくいかなかったことも多々ありました。

普段はスクラムで活動しているので、ふりかえり、むきなおりの時間は重ねてきているんですが、あくまでそれはチーム内での話。

開発のプロセスから起こしているアジャイルの渦を組織全体へ拡大していかねばなりません。経営企画を巻き込んでこんな話題でふりかえりを行い、仕組み化できそうなトライを話し合いました。

  • 仮説検証はどう行うべきか

  • MVPを定めるプロセスとは

  • 相対的な見積もりとリリースターゲットの考え方はどうあるべきか

  • プロジェクトのステージの見極め

などなど。。

(そんなふうにしてたら、プロダクト責任者のメンバーにふりかえりの鬼やからねって言われました笑)

おまけ

そういえば表彰者は、表彰されたあと各自LTすることになっています。

  • 普段の仕事でどのような意識で、どんなふうにやってきたか

  • どんなグッジョブがあったか

  • どうやって壁を乗り越えたストーリーがあったのか

  • 今回の件で成長できたこと、感じたこと、公開していること

  • 関係メンバーの素敵な話

  • 改めてプロダクトやサービスに感じた思い

などを10分程度で話すことになっています。
ちなみにこういったLTの時間を撮るようになったのは今回から。

前でちょっと話すだけなんですが、これが結構緊張します笑
ただ、事前に少し整理した上でメンバーのみんなに自分が力を入れていたこと、考えていたことを話せる機会って意外とないので、とても貴重な時間でした。
それとともに、自分自身に対してもふりかえりになり、うまくいったことも、うまくいかなかったこともどうしてだったのか、抽象化して経験とともに自分の血肉にできたように感じます。
もちろんこのタイミングのふりかえり以外もたくさんしていますが、人に伝えることを主軸に置くと、また違ったことを考えるようになるなーと感じました。

そわそわしながらLTしている様子


あと、表彰したメンバーでインタビューしてもらいました!

Voicyでは絶賛一緒に働く仲間を募集しています!

私も普段からカジュアル面談をやっていますので、ぜひ軽くでも構いませんのでお話しましょうー!MeetyもしくはYOUTRUSTからどうぞ💡

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