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OFFICE TOSHIKI NASU/目にはみえない体の変化を感じる

こんにちは。
今日は小雨降る朝です。
つつじにとっては恵になっているように感じます。

さて、みなさんは病気になったときにどのように考えるでしょうか?
「急になった」「いつのまにかなった」「気づかないうちになった」。
そう思いませんか?
実際のところは私たちは常に変動していて身体に備わっている恒常性というものが働いています。

それによって以下のようになっていることを始めにご理解ください。
病気 ⇦ ⇨ 半病状態 ⇦ ⇨ 半健状態  ⇦ ⇨ 健康状態 
そしてこれらが病状へ進行するか、健康回復するかは身体のケアに関わってくるのです。

とはいえ、このようなことを日ごろから考えている人は少ないですよね。
「だから鍼灸を受けるんです!」
というセールスではなく、まずは動物の基本にかえって考えてみましょう。
まずは寝ることですよね。言い換えると休むという言葉がふさわしいかもしれません。

しかし、どうでしょうか?
みなさんは休んでいますか?

あえて厳しいことを書きますが人の体は一度壊れると元には戻りません。
生卵に火が通って茹卵になってから生卵にならないようにそれが自然現象なのです。
多くの方は「治す」という意味をこのように捉えていますが、実際にはそのようなことはあり得ないのです。

話しは元に戻ります。
例えばノーベル賞候補の柳沢正史先生が「ショートスリーパーは存在せず、みんな寝不足が慢性化して麻痺しているだけ」と紹介していますがあなたはどのように考えますか?

患者さんと短時間睡眠について話をする機会がありますが、結論としてはこのとおりだと思います。
ではなぜこのようなことに至るのか。

詳しくは明日紹介しますが人は目に見えない変化を理解しないのです。
「ある人は鍼灸の効果は不透明だ」と言います。
そう、ブラックボックスの中で変化がどのように生じているか分からないから理解できません。
けれど実際には変化が起きている。

その実感を理解できることでようやく納得する人がいますが、生卵から茹卵への変化ではなくて、その過程の変調に意識を向けるようにすると目には見えない変化に気づけるようになります。

「ショートスリーパーは存在せず、みんな寝不足が慢性化して麻痺しているだけ」。

ということがなぜ生じるか。
それはを感覚の麻痺です。
なぜ麻痺を起こしたのか。
それは意識の差です。
私たちは動物ですからこのような変化には本来敏感でなければならないのかもしれません。
身体の変化に気づいていますか?

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