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ドライバーモラルと煽り運転の話

みなさんは車を運転してほかの車に煽られた!という経験ありませんか?
そして逆に煽ったことあったわ・・・という方いませんか?

私も毎日車運転する中で、追い越し車線で急に割り込まれた挙句、そのままノロノロ運転されて走行を妨害されたこともありイラっとしたことが何度あることやら。。。

書いている今日も通院で地元まで帰っていたのですが、追い越しをノロノロと走る車に阻まれイライラが未だ収まりません。

煽り運転に対して厳罰化、大いにメディアに取り上げられることがある一方でじゃあ、なぜ煽り運転が生まれるのかと、これまでの運転経験を通じて一持論ではありますがお伝えしていきたいと思います。

煽り運転とは

煽り運転とは以下のようなことを指します。

あおり運転とは、前方の車との車間距離を詰めたり、周囲の車を威嚇、挑発したりする危険な運転のことです。ただし、あおり運転に明確な定義はありません。不必要に車間距離を詰めたり、前を走りながら蛇行運転をしたりするなどの行為が、あおり運転に該当します。

あおり運転は以前から行われていましたが、2017年からあおり運転による死亡事故などが相次ぎ、あおり運転が社会問題化したことで、道路交通法が改正されました。2020年6月30日から施行された改正道路交通法では、あおり運転を含む危険な運転は妨害運転と位置づけられ、罰則も厳格化されています。妨害運転の対象となるのは、以下の10類型です。なお、この記事では、あおり運転をはじめとする危険な妨害運転を総称して「あおり運転」または「妨害運転」と表記します。

・対向車線からの接近や逆走(通行区分違反)

・不要な急ブレーキ(急ブレーキ禁止違反)

・車間距離を詰めて接近(車間距離不保持)

・急な進路変更や蛇行運転(進路変更禁止違反)

・左車線からの追い越しや無理な追い越し(追越し違反)

・不必要な継続したハイビーム(減光等義務違反)

・不必要な反復したクラクション(警音器使用制限違反)

・急な加減速や幅寄せ(安全運転義務違反)

・高速道路などの本線車道での低速走行(最低速度違反(高速自動車国道))

・高速道路などにおける駐停車(高速自動車国道等駐停車違反)

三井住友海上より

思わず自分もこれやってしまってるじゃん…って思う方もいると思います。

左車線からの追い越しだと片側3車線ある一般道でもかなりやりがちだと思います。

ちなみに、地元を走る新国道4号は片側3車線と2車線を繰り返すところがあり、左から追い抜く車はザラにいます。これは次のポイントで。

煽り運転が大きく取り上げられたのは2017年ころ新東名高速道路でおきたあの事件がきっかけ。

これ以前から煽り運転はあったけどそこまでメディアで取り上げられることは少なかったですよね。

統計で様々なことが取られていますが、煽りを受けやすい車はコンパクトカーや軽自動車、色は白という結果が出ておりますので色々調べてみるといいと思います。正直、被害にあう車の色が白というのは母数的に見ても白い車多いからそりゃあそうなりますよね?って

なぜ煽り運転が起きるのか

社会問題ともなった煽り運転。
ではなぜ煽り運転が起きるのか、見ていきたい

・煽る側の心理

 結論から言うと大体は前走車の何かがきっかけです。
 いつまでもノロノロ走ったり、急に割り込んできたり、逆にぶつけそうになったりということが要因だと思います。それにイラっとし、反撃してやろうとかしばいたろかとかそういう志向になるものです。
 何かを楽しく過ごしたり、集中していたりする時に誰かに邪魔されたり、阻害されたりしてミスしたりとか急に楽しさが半減したりして「こいつ・・・」と思うことありますよね。そのあと仕返ししようとする人もいると思います。それと同様なことが道路上で起きているのです。
 性格的に喧嘩っ早い人やすぐにキレやすい人、ステータス主義な性格な人が通行妨害や不用意なハイビーム、クラクションを鳴らす、路上に車を止めて争いごとを起こすといった行動にでます。
もちろんこれは全員が全員ではありません。

・実は煽られる側にも問題があった。

 先ほど記述した通り、前走車のなにかがきっかけで煽り運転が発生することがほとんどです。
特に追い越し車線(右側車線)でノロノロ運転、いつまでも追い越し車線に居続けることや、自分は安全だと思って車線変更したら死角に車がいたなど不意にやってしまいがちなことをやってしまうことで煽りの被害にあってしまうこともあるんです。

 実際に走行車線(左側車線)は空いていて自車が速く、前走車がゆっくり走っている状態で普通ならゆっくり走る前走車が走行車線に戻らなきゃいけない状況で譲らず頑なに追い越し車線をキープしている人いますよね。
これも一つ煽りを受けるひとつです。

特にネットで追い越し車線に居座り続けながら「煽りを受けた!!」っていう被害者ぶってるつぶやきを見かけますが、都合のいいところを切り取ってそういう風に見せていることもありますし、その動画を見ると走行車線と同じ速度で走っていたりとそれ、投稿主が明らかに悪いといえる動画が散見されます。
これはこの後にも伝えますが、追い越し車線に居続けることはれっきとした交通違反なのです。一番右側でも法定速度で走っているからルールを守っている!という考えはNGです。もう一度教習所からやり直してください。

よく煽り被害を取り上げている動画やニュースは車線変更や合流の割り込みが原因です。おそらく教習所で合流や車線変更するときには「(ルーム)ミラー、(サイド)ミラー、目視からの合流・車線変更」と教わっているはずですが、それを怠ったがゆえに気づけば死角に車がいて急に割り込んできたということで煽り被害を受けたというパターンだろうと推測できます。
 これはもちろん確認を怠ったドライバーも悪いですし、何なら合流に車は来ないだろうと慢心しているドライバーにも落ち度はあるはずです。

結果として煽られる側には運転に対するモラルが欠け、法定・規定どおりに走れば問題ない!と法律守ってますよ!アピールや自分の運転が一番とか先頭の景色は譲らない!という自己中心主義な運転が煽り被害をもたらすんです。


煽り運転されないために

 煽り被害を受けないためにはどんな対策をすればいいのでしょうか。

・追い越し車線は譲り合いの精神

 これは自分が心掛けていることではありますし、これをやっておけばほとんど煽り運転の被害はないと思ってほしいです。
 それは簡単な話で”自車より速い速度の車に追いつかれたら走行車線に戻る”です。
 ある調査によると後ろからベタベタに付かれて煽られてる?と感じた人は回答者の全体の60%以上、そのうち煽り運転に該当する被害にあったという人は10%にも満たなかったという結果があります。

 一度後ろにベタベタ付かれたときに走行車線に戻ってそのままスルーされれば基本煽りはありません。ただ遅いだけ。という結果になります。

 また、車を運転していて快適と感じる速度は人それぞれです。50km/hが快適と感じる人がいれば70km/hとか80km/hが快適と感じる人もいます。自車速度より速い車が来たら「自分はこの速度が快適だから邪魔するな」と頑なに走り続けずさっさと譲ってあげましょう。道路は公共の場です。

 更に、片側1車線の場合、ほとんどが追い越し禁止になりますが、路肩に寄って停車すれば「追い抜き」になりますから、片側1車線でベタベタに付かれたら一度路肩に停車することを強く勧めます。

・追い越し車線を走り続けるのは交通違反

 先述で追い越し車線に居続けることは違反といいましたが、道交法で追い越し(一番右側)を居続けることは通行帯区分違反となり罰金と違反点が科せられます。高速道路だとそれは有名な話ですが、実は一般道でもそれは適用していますから注意が必要です。複数車線で右折せざるを得ないときは1~1.5㎞手前で走れば十分なはず。

・周囲を見渡し安全な運転を

 合流や車線変更の際に煽りやクラクションを鳴らされたということはきちんと周囲を警戒して見渡していないからこそ起こるものです。運転に集中することも必要ですが前一点だけではなく常にルームミラーとサイドミラーをチラ見する癖をつけることで周囲がどういう状況かどうすればよいか判断できるはずです。
 これに関しては煽る人煽られる人問わず実践してほしいものです。

・それでも煽り被害を受ける場合には警察に相談を

 大体は元の走行車線に戻るかきちんと確認していれば煽り運転被害はおきないはずです。その対策を行っても煽り運転を受けるというのであれば、直ちに安全な場所に避難し、警察に相談・通報してください。


最後に…

人という生き物は必ず何かミスをするものです。
パーフェクトヒューマンなんていうのはありません。
私も車の運転したてはじめの頃は何にも考えず、ただ法定守っておけばいいやくらいでした。
しかし、地元以外でドライブに出かけることも増え、事故や煽り運転被害のリスクを考えるようになりました。
たまに間違えたりして、恥ずかしい思いをしたこともありました。でも、次回ここ走るときにはこう気をつけようとか考えたものです。

大きな声では言えませんがどちらかといえばハンドル握ると性格が変わり、そこまでではないですが車をかっ飛ばしてしまうタイプです。
幸いまだ、大きな事故とかにはあっていませんが、いかに事故を起こさずに快適で安全なドライブができるかということを考えながら走る毎日です。

皆さんもぜひ他人に迷惑をかけない快適なドライブをしてほしいです。



追記
新4号の追い越しの治安どうにかならないかな…
鈍いやつが多すぎてみんな左から追い越してしまうんだわ(小声)

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