#41 人生で初めての海外出張を終えて
9月も中旬、早くもマレーシアでの駐在生活が始まってから5ヶ月が経とうとしている。
日本では猛暑の夏が終わり、そろそろ朝と夜くらいは涼しくなってきた頃だろうか。ちなみにマレーシアもちょうど季節が変わってきた頃で、ほとんど季節の変化を体感できてはいないが、一応乾季から雨季に移行したらしい。確かに言われてみれば、ちょっと涼しくなってきたような気はする。
実際のところはマジでずっと同じような天気が続いており、雨季といいつつ雨が多くなった感覚はない。これまで四季折々を味わってきた日本人にとっては全くもって訳の分からない国だ。まあこれも海外生活の醍醐味と言っておけば聞こえは良いだろうか。
そんな季節の変わり目、僕は初めての海外出張に行ってきた。マレーシアからインドネシア、つまり海外から海外への出張である。目的としては、僕が勤める会社のグループ企業のうちアジア諸国の主要企業が集まって、技術や情報をシェアするというもの。
今回の出張は、
初日:(移動日)夕食はホテルの大ホールを利用しての異文化交流ディナー
2日目:技術、情報シェア会 当日
3日目:インドネシアの材料メーカーと打合せ+工場見学(移動日)
という2泊3日のスケジュールだった。
この経験で得られた1番の学びは、人前で英語を話すことに躊躇っても全く意味がない、ということ。
今回の出張ではアジア諸国から集まったエンジニアたちのプレゼンを聞くだけでなく、自分自身もプレゼンを行なった。共通言語は英語なので、もちろん全てのコミュニケーションは英語だ。
インドネシアとインド、タイの英語は訛っていて聞き取りにくかった。一方で、フィリピンやベトナム、台湾の英語は非常に聞き取りやすかったのが印象的だ。まあ話す人によるのかもしれんけど。
そんな感じで英語で技術についてのディスカッションをするなど、これまでの人生で最も深く英語を使った3日間であった。そのおかげもあり、自身の英語力も含めて、人間力が格段に上がった気がしている。
マレーシアに来た当初はなんやかんやで英語を話すことに多少の抵抗があったが、今はもうほとんど、いや全くない。別に間違っていたら言い直せばいいし、むしろ正しい英語を話す必要なんてない。普段の英会話はテストではなく、ただのコミュニケーションだからだ。もちろん正しい英語を話せた方が良いに決まっているが、現地ではそこまで求められるものでもない。ローカルの人も普通に間違えて使ってたりするし。
正しい英語なんかより、自分の頭で考えて積極的に発言し、自らコミュニケーションを取りに行くことの方がよっぽど重要。色々な人たちの英語を浴びて、そんなことを再認識した3日間であった。
初めての海外出張、非常に学びが多く、濃密な時間を過ごせたことに少し達成感すら感じている。もちろん会社から出張費はほぼ全額支給されたので、自費での支出はほとんどない。せいぜいお土産代くらいだ。会社の金でこんな経験ができるなんて全くもって贅沢な話である。
金の話はさておき、こうして仕事の中でハードな英語を使っていると、日常会話なんてものは本当に大したものではなくなってくる。
ブログにも書いたが、僕はここ最近で海外旅行に行きまくっている。ちなみに今はちょうどシンガポールへ向かう飛行機の中でこの文章を書いているところだ。
今週は、
(水)〜(金):インドネシア出張
(土):仕事
(日):シンガポール日帰り旅行
というスケジュールで活動している。
さらに今月末にはフィリピン旅行も控えているくらいなので、日本に住んでいた頃からすると、文字通り海外を飛び回っている生活だと言ってもいい。
フィリピン旅行の目的はフィリピンに駐在中の友達に会いに行くためであるが、これを含めると9月は3カ国を訪れることになる。あれ、僕ってこんなに海外旅行好きだったっけ?と感覚がそろそろバグってきた頃である。
僕がここまで海外を訪れる機会が増えた要因としては、自分の英会話スキルの向上が大きい。自分の英語力が上達するにつれてどんどん海外旅行のハードルが下がっていく気がする。
日常業務やローカルメンバーとの食事を通して普段から英語を使っているおかげで、マレーシアに来た当初と比べて僕の英語力は格段に上がった。まあその話はブログの方に書いたので気になる方はそちらも読んでみてほしい。今のところはシンガポールから帰ったら更新する予定だ。(予定は未定)
(追記)ちゃんと更新しました
前回の記事で、「海外での仕事が絶妙に面白くない」といった旨のことを書いたが、あれから1ヶ月経ってちょっとずつ楽しくなってきた。理由は単純で、前よりもちょっと忙しくなって暇な時間が減ったからである。
英語力もいい感じに上がってきて仕事も順調になりつつあるので、この勢いのまま今後も海外生活を楽しんでいきたいところ。駐在員に立候補して本当によかった。
以上